映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記のレビュー・感想・評価
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面白いというよりちょっと切ない話だった
クレヨンしんちゃんのムビチケを貰ったので、久々にクレヨンしんちゃんの映画を観に行った。
クレヨンしんちゃんの恐竜の映画ていうことくらいしか知らず観たけれど、クレヨンしんちゃんってこんな作品だっけ?と新しい時代を感じるような作品になってた。
けれど、子供が見るのには少し残酷だと思う。
恐竜がどんどん殺されていく、恐竜が倒れる音がとてもリアルで怖い。
大人の私でさえ、この映画はかなり怖いなと印象を受けた。
これを子供が観るべきなのか?という疑問が出てくるが、生き物に対する命を考えられる良い作品ではある。
ただ恐竜が可哀想で感情移入してしまい、結果的にまた観たいとは思えない作品になってるのが残念だ。
面白い、また観たいと思える作品ではなかった。
恐竜のナナがしんちゃんたちを庇った時に、最後にしんちゃんたちと目を合わせるシーンが切なすぎた。
けれどしんちゃんを庇ったということは、
確かにナナとしんちゃんたちとの友情が芽生えたから起こした奇跡だと感じる。
他のアニメでは味わえない動物との友情や動物との絆を深く表現してるのは良かった。
個人的にバブル・オドロキー役の安元洋貴さんの演技がとても良くて、初めてバブル・オドロキー役の声を聞いた瞬間に「うまい、うますぎる。これは只者ではない。誰だろ?この声優は?」と思ってしまったくらい、安元洋貴さんの演技が最高に良かった。
この作品はバブル・オドロキー役の安元洋貴さんの声に注目して観てほしい。
結局、主軸は何だったのか?
たまたまテレビをつけて、相棒とか科捜研とか、
基本を一話完結とするシリーズ物の一話を
たまたま後半の15分を見たとして。
話の前後を自分が理解していなくても
犯人役の涙ながらの演技であったり
暗い生い立ちの回想一枠で感情移入して泣いてしまう、
そんな経験が度々あるのですが、
今回のクレヨンしんちゃんの映画でも
それに近い泣かされ方をしたなと感じています。
良かった点
■現代に恐竜が蘇る、という設定
→結局ドラえもん映画と比較してしまうのですが、
 恐竜のいる時代まで自分たちが行くのがドラえもん映画、
 恐竜を現代に蘇らせちゃおう、が
 今回のクレヨンしんちゃんの映画、ということで
 上手く差別化ができていたと思います。
 ロボットとはいえ、恐竜って最終的に
 生身非武装素人の人間が対抗出来る
 レベルの存在感なのか……?という点では、
 ドラえもんとおなじくらいのSF度合いかもしれません。
■アニメ映画で恐竜を描く、上での映像美
→他のアニメ映画×恐竜物 は、どうしても
 CGで描かれる恐竜と他のキャラクターとの
 ミスマッチ具合が気になってしまうのですが、
 違和感なく見終わることができました。
■他作品との繋がり
 要所要所に、他作品との繋がりが……!
 売間さんとか、こんなに映画で見られると
 思っていなかったのでちょっと胸熱でした。
 親戚のおばさんが銀幕デビューした気持ちでした。
 あと、シロがはじめてナナと会ったところ、
 ケツだけ爆弾とシロがしんちゃんのために
 離れていった あの高架下と場所では……??!など。
気になったところ
■幼稚園って夏休みがある上に宿題まで出てるんですか?
 今の5歳児大変ですね
■シロってこんなに放し飼いだったっけ
 犬飼ってて犬小屋に飼ってる犬居なかったら
 めちゃくちゃ慌てます。私だったら。
■服のバリエーション
 濃い紫の服とか、いままでのみさえさんが
 着そうにない服来てたり、ショートパンツだったり、
 かすかべ防衛隊の子達の服もデザイン凝ってたり、
 日が変わる事にお着替えがあって楽しかったです。
 ボーちゃんの最終日の服、主張強くてイイ。
説明が欲しかった/自分の中で納得できなかったところ
■結局、起承転結が上手く掴めない映画でした。
 例えば、カスカベボーイズで言うと、
起
遊んでいたら古びた映画館に迷い込み、
映画の世界に取り込まれてしまった。
承
ずっと暮らし続けていたら 映画の世界の住人に
なってしまい、素の自分を忘れてしまう現象の中、
解決策を模索する。
転
世界からの脱出方法が分かり、
映画を終わらせるために奮闘する。
結
映画の世界から解放され、日常生活に戻る。
 起承転結の起の部分は
 「映画の世界に迷い込んでしまったこと」だけ。
 シンプルですが、めちゃくちゃわかりやすくて
 しっくりきます。
 では、今回の映画は?
起
現代に恐竜が蘇る?
承
ナナと出会って 一緒に生活するが、
オドロキーの野望のため
ナナを捕まえようとする?
転
ナナの暴走をしんのすけが食い止めようとする?
結
ナナが死に、恐竜は現代から居なくなる
 私の理解力の問題かもしれませんが、
 全体を通しての起承転結が全然上手くまとまりません。
 理由は、今回の映画の主役が結局誰なのか、
 個人でなくても何を主軸にしたいのか、
 場面場面によってのパワーバランスに強弱が
 あるからだと思います。
 先述した映画の主役/映画の主軸候補
 ①姉弟/兄弟のような関係
 →アンジェラ・オドロキーとビリー・オドロキー
 シロとナナ
 シロとしんのすけ
 (しんのすけはナナに対し「友達」としての
 関わり方をしていたと思うので
 しんのすけとナナはここに記載しない)
 ②カスカベ防衛隊の「ひと夏の成長」
 →大事な友達の死を乗り越える、
 窮地を切り開くための行動
 例 ボーちゃんのパワープレイ、
 風間くんの自己犠牲(不発)
 ネネちゃんの類を見ない優しさ(圧) など
 ③親子の関係
 →ナナとビリー/野原家/オドロキー家
 子にとっての親とは何か?
 子は親にとってどのような存在か?
 もし、シロとナナを中心とした兄弟のような
 あり方を主軸として描くのであれば、
 ビリー・オドロキーとアンジェラ・オドロキーは
 対立したまま映画を終える方が
 シロとナナの関係を際立たせる役割として
 分かりやすいし、
 カスカベ防衛隊にとってナナの存在が
 畏怖の対象であれば、
 ナナを受けいれた野原家の特別感が際立ちます。
 絶対上手く纏まっていないと思うのですが、
 全員が全員ナナの存在を受け入れて、
 悪役サイドでは無い全員で恐竜に立ち向かって
 全員で泣きに来てるところが違和感でしかない、
 といったところです。
 そこにマイナスの要素が無さすぎて、
 恐竜が現代にいるというインパクト以外で
 ストーリーの補完ができていない。
 確かにナナが死んでしまったことは、
 カスカベ防衛隊にとっては悲しく辛いことでしょう。
 ただ、ラストシーンは夢に向かって再出発する
 ビリー・オドロキーの出港でした。
 あんなにみんなで泣いて、あんなにナナと楽しく
 過ごした様子を映像にしておきながら、
 結局はビリー・オドロキーの夢の為の話だったのか?と。
 カスカベ防衛隊がナナの為のお墓を作って、
 この夏を通じてちょっとは成長できたかな、
 くらいの締め方の方がしっくりきます。
 話の題材が面白かっただけに残念です。
過去1つまらなかった泣
大好きなクレヨンしんちゃん×恐竜 と
いままでにない組み合わせでとても楽しみにしていました。
最初のストーリーの進み具合はよかったのに
途中からごちゃごちゃしだして、最後も無理やり感動させに来てる感が残念すぎた泣
結局なにを伝えたかったのか、、、
今回のクレヨンしんちゃんは、ナナが家族になっていく過程から「家族の絆」を主に伝えたいのかなと思っていましたが、最終的に「自分の夢を諦めないでということを伝えたいのか?」「親として子供を守る大人の覚悟を伝えたいのか?」、、と色々とメッセージ性がゴチャゴチャになっている気がしました。色んなことの詰め合わせ!って感じで結局上辺だけしか伝わってこない印象でした。
今回の悪役に位置するキャラクターの考え方や思惑は伝わったけど、そこからの回収が下手くそで終始ごっちゃごちゃ。。
最後ナナをあんな風に終わらせてしまうなら、もっとナナと家族の絆や愛について重点を置いてストーリーが展開していけば最後も感動するんじゃないかなあ、、と思ったり思わなかったり。
途中のマサオフィーバーは、急になんでこれをぶっ込んだ!?って思いましたが、ぶっ飛びすぎてて逆に笑えました笑
観てよかったし観てほしい。
クレしん映画全作観ていますが、今回本当に良かった。いろんな世代のキャラが出て来て、クレしんとともに成長してきた自分としては嬉しい。
初期の頃に使われていた要素は、今の時代には使えなくて息苦しさもあると思う。それでも、限界まで懐かしいままのクレしんが好き。お尻出せなくても、水着のおねいさんや女装の人がいなくてもちゃんと笑えて面白い。夏休みだからキッズもいっぱいいたけど、子どもたちはねねちゃんのうさぎのシーンで笑ってたよ。
しんちゃんの変なとこで大人ワード知ってるとこもちゃんと活かされてて(けだものぉーとか今の子分かるんかな)、笑いました。
内容は、恐竜を作ってしまった弟と、父の夢を支える姉の成長、メディアに煽られて暴走する男、恐竜とシロの絆、そして悲しい最期という息つかせぬ緻密なストーリー。
今ってほんと、ちょっとしたことも許されず、すべてに配慮が必要で、作品づくりが難しいと思う。
確かにヘンダーランドの敵面白かったけど、あれ今やったらポリコレだろうし、あれもだめこれもだめで家族のあり方も変わってて、安易に笑えるものなんかなくて(個人的にはぞうさんダメになったのめっちゃつらい。ローリンググリグリもひろしの足臭も昔ほどエグくないし)、制作陣大変だろうなと思う。
それでも新しい時代にクレしんを作ってくれてめっちゃ嬉しかったし、モー娘。とか笑ったw
自分はアニメしんちゃんのスタート時に幼稚園で、
ほぼしんちゃんと同じ時代を生きてたので、今でも子どもだけで冒険に行ったりシロの自由感とか外飼いゆえのいろいろとか面白いんだけど、今のキッズはまた違う世界なのかな。
最後、ナナがああいう結末だったのは避けようがなかったですよね。
作ってはいけないものを作っちゃった青年の苦悩も伝わってきた。ラスト、ベイマックスを思い出した。
去っていくバブルがなにも語らなかったのもいい。
一つ頑張ったら次へ次へ求められて、今を認めてくれないつらさも分かる。
キッズはそこまで感じなかったかもしれないけど、大人になってもう一度見てほしい。
去年の手巻きも今年も本当に良かったです。
アンジェラの言葉にもしんちゃんのゆるさにも元気をもらった。ありがとう。
全作品見てますが、普通に面白かったですよ!
クレヨンしんちゃんの映画は全作品見ていますが、今回の作品は王道の恐竜を登場させるということで力が入っているように感じられました。
笑いあり、冒険ありの娯楽映画です。
小学3年生の息子も、前回の映画に比べて、今回の作品の方が面白かったようです。
(前回の敵は普通に怖かった…。)
そして、感動しやすい人は泣いてしまう演出がありますので、ハンカチをご用意ください。
私的には、言葉を話せないシロと、恐竜のナナとの温かい絆が本当にかわいかったです。
(以下ネタバレ有り)
評価を下げていることの一つに、ナナの扱いのこと(しんちゃん達を守って死んでしまうこと)がありますが、私はそこまで不自然には感じられませんでした。
確かに別な未来があって欲しいとは思います。
ナナが生き残って成長していく姿を見たかったと。
のび太のピー助や、双子の恐竜たちが、過去に戻って行ったように、人工的に生み出されたナナも、あるべき所へ戻っていったのだと思っています。
ちゃんと泣けた、ちゃんと面白かった
結構良くない評価が多めなので
観ようか迷いましたが…
子供のリクエストで、やはり
他の映画ではなく、恐竜日記を観ることに。
最後にチビ恐竜くんが死んでしまう
ところや
何を伝えたいのか分からないといった
辛口の意見が多かったですが…
個人的には、意味不明なところ
ちょっと無茶苦茶な設定も含めて
クレヨンしんちゃん映画「らしさ」
だと思いますし
この映画は
家族の絆、友情、夏休みの思い出、
夢、そして子供達の大好きな恐竜
これらの要素を一本の映画に
無理矢理詰め込んだ結果、
「無茶苦茶で意味が分からない」
という印象を与えてしまったのかな
と感じました。
しかし、ちゃんと泣けるし
ちゃんと面白いし
クレヨンしんちゃんらしい
ギャグ要素もちゃんとあって
夏の映画としては普通に面白いんじゃ
ないかなと感じました。
壮大なストーリーではないし、
名作かと言ったらそうでは無いと
言わざるを得ないかと思いますが…
まぁ結論、辛口で付けて4だと思います。
コレはちょっと…
子供と楽しみに行ったクレヨンしんちゃん…
何だかなぁという感想。
話がとっ散らかっていて何を伝えたかったのか全く分からないし、感動も面白さも皆無…
何故モーニング娘。とコラボ?今の子供たちには意味不明。
最後は恐竜死んでしまうし、、死ななければならなかった理由が恐竜と人間は共存出来ないという理由なのだろうけど、それは子供には分からないし、そう言う説明もなく無駄に恐竜殺した感じでスッキリしない。
泣けもしないし笑いもない。
クレヨンしんちゃん映画、どんどん面白くなくなってる気がする。
タイトル忘れたけど3Dのヤツや、これまたタイトル忘れたけど拐われた父ちゃん助けに行く映画、またまたタイトル忘れたけど変な学校に入ってレベル上げる為に人の心なくなっていく映画…ここまで面白かったのに。
今回の映画はホントに残念過ぎる。
今作も期待する出来ではなかった
昨年に引き続き「面白かった〜!」って言える内容ではありませんでした。
中盤はウトウトしてしまいました。
恐竜のナナが可愛くて序盤は期待できそうだったのですが、終盤はモー娘ですべり、謎にキャラ総動員で戦ったり、ナナの本当の親は機械の恐竜なのか分からなかったり、しんのすけが傷ついたり、感動のために事故でナナが死んでしまったりクレしんファンが納得できるストーリーではありませんでした。
モー娘世代なのでLOVEマシーンが流れて嬉しかったですよ、ただ使われ方が…
終わったあと知ったんですがナナは「ななこ」と「バナナ」と「水樹奈々」もかかってたんですね。
クレしん映画で評価が高い作品は本当にストーリーが良いんです。
次回作に期待します。
酷評します
大人しかわからないオマージュやコラボ。モー娘。のLOVEマシーンとか必要ないよね?誰もわからんもん。若いママパパすら世代じゃない。
笑えるシーンは比較的少なめでこどもはポカーン。
クレヨンしんちゃんの秀逸なところってさ、
大人しかわからないネタもあるけど、こどもでもたくさん笑える。そこのバランスが上手だった。
こんなこと言うのも申し訳ないのかもだけど臼井さんが亡くなられて残ったスタッフがしんちゃんを続けても
しんちゃんらしさが失くなったらもうそれは別作品なのよ。
最後とか最悪。わざわざ必要ない、物語にも関係のない建物の崩壊シーンによって小さい恐竜のこどもが死にました。
命を使うんだ、そういう手段取るんだ。しかもこどものキャラ。
こどもにどんな涙を誘いたいの?
みんなの新しいお友達が死んだよー、悲しいでしょー?って?
うちの子達は揃ってどう受け取っていいのかわからない顔してました。
これは感動作品ではありません、事故を見せられ軽くトラウマです。
過去作はさ、そういう死の扱い方してないのよ。例えばアッパレ!戦国大合戦の井尻又兵衛はさ、もともと戦死するはずだったけどしんちゃんが表れた事で大切な人を守る時間が与えられて、その役割を全うしたからその後本来の運命を辿ったの。扱い方や伝えたい事が全く違うのよ。
恐竜が好きだから観たけど...
恐竜が好きなので初めてクレしんを映画館で観たのですが恐竜をテーマにしてる割には知識が稚拙すぎるし、クレヨンしんちゃんとしてもクオリティが低すぎます。最近、恐竜バブルで研究がどんどん進んでる中未だにプテラノドンが恐竜だとか某パークが創ったヴェロキラプトルのイメージのままとか草食恐竜ってまだ言ってる事とか(余談ですがドラえもん新恐竜で植物食って言ってて驚きました)今だからこそ子供には正しい知識を教えるべきじゃないですか。あと適当に羽毛生やすのは止めるべきです。羽毛が生えてるティラノサウルスのイメージも何番煎じですかって感じでスピノサウルスにも羽毛生えてて、ましてやプテラノドンにも生えてて、あぁ恐竜に興味ないやつが創ったんだなぁって観てて思いました。ストーリーに関しては悪役が意味不明すぎる事が不満です。歯向かった恐竜に対してすぐ廃棄処分は短絡的ですし非効率です。ゲートを1枚開けただけで外に繋がってるのも意味わからないしロボットなら電源を切っとけばいいですよね。恐竜に追いかけられるシーンでも子供が恐竜から逃げ切れる整合性を求めたからか疾走感が皆無です。なんですかあのバタバタ走り。大人のスピノサウルスがナナを助けたのはなんでですか?別に一緒に居たわけでもないしそもそもロボットですよ?意味がわかりません。ナナもそんないきなり現れて勝手に死んだ(壊れた)ちょっと姿が似てる奴に対して理性失うまでキレるか?あの身体であんなパワーはオカルトすぎるしナナを死なせる必要無くない?って感じです。
総評:恐竜の描写もおかしいしクレしんとしても面白くないなんのために生まれたのかよく分からない作品でした。
最初は良かった。
2年ぶりに劇場でしんちゃんの映画を見てきました。
最初のストーリーは
・みさえとひろしの親としての発言
・ナナとシロの友情
・ふたば幼稚園の子供たちのいつもの日常
・オドロキー兄弟の絆
など素敵な場面が沢山ありました。中でもみさえとひろしのそれが親か?と叱る発言はとても心にきてこれを待っていた自分がいる!と思いました。
ですが、後半になるとどうでしょう。ナナが自分の親(だと思われる恐竜)が殺されてしまい怒りで人が変わったかのようになってしまう→シロやしんのすけのおかげで目を覚ます→建物から2人を守る。ここまではわかります。想定内でもありました。けど、その後ナナが死ぬ必要性はあったのかと疑問に思いました。1度目をつぶってしまったが死んだと見せかけて実は生きていました、のようなストーリーにしてナナのお茶目な一面を出すこともできたと思います。他の方も述べているように「感動」を作るためにナナを死なせた感が強かったです。現代に居ては行けない恐竜をどのように別れさせるか、とても難しかったと思いますがもう少しスッキリする結末が良かったです。
けど、ストーリーの内容としてはとても好みでした。オドロキーの変わってしまった理由が"周りの人からの期待"なことに現代社会に刺さるなとグッときました。
来年の予告映像も見ましたが次はインド…?と思われます。来年も楽しみです。
上手なホラと下手な嘘
未来の科学でなんでもありのドラえもんに比べると、現代の春日部を舞台にしているしんちゃんには自ずとリアリティの縛りがある。
アニメならではのホラだとはいえ、オーバーテクノロジーな「恐竜」の設定が雑すぎて、正直クレしんワールドにハマってなかった印象。
更に言えば、物理法則を無視したナナのスーパーパワーに、何の説明もなかったのがかなり気になった。
アレって念動力かなんかじゃないとあそこまでの力は、体格的にあり得ない。
思い出をかけぬけて
普段のしんちゃん映画とはまた違うテイストだなーと思っており、今更恐竜を擦るのか?という不安はありましたが、そこを跳ね返してくれる期待を込めての鑑賞。
楽しめないわけではないんですが、しんちゃん映画でやって欲しくなかった事を立て続けにやってしまっていてここ近年のしんちゃん映画の中でも一番下かなと思ってしまうくらいにはよろしくない作品でした。
恐竜の赤ん坊を連れ出したらおっことして、それにシロが出会うといったところから物語が始まりというお決まりのフォーマットからのスタートなんですが、そこからの色んなシーンの描き方がアンバランスだなと思うところが多かったです。
ディノズアイランドを描いたかと思いきや、しんちゃんの日常を描いて、かと思いきやシロとナナを描いたりと、一つのシーンに集中させてくれない散漫した作りになっていたところからヤバいなと思っていましたが、そのヤバさはここからずーっと続いていくのが今作の末恐ろしいところです。
しんちゃんではあまり感じることのないギャグが滑るというのを悲しいか、今作ではとても感じてしまいました。
終盤のダジャレ3連発は相当に酷いもので、特にモー娘。のLOVEマシーンは流石に今の小学生・幼稚園くらいの子供たちは分かんないと思いますし、実際ここだけみんなだんまりになっちゃってましたし、大人たちも突然ぶちこまれて困惑してしまっていたりと、制作側のエゴのみで入れられたようなシーンは相当に不快でした。
訳あって2回観たんですが、例年に比べて子供たちの笑い声が少なかったのも印象的で、ターゲット層である子供にウケないギャグは致命的すぎるだろ…とはなりました。
ナナがうまくいかないと怒りが溜まるという描写も唐突でしたし、しんちゃんを傷つける描写を1度ならまだしも2度3度と繰り返しやる必要性は全く感じられませんでした。
人と生き物の関わりを描くにしてはどうにも浅い気がしましたし、のび太とピー助というとんでもない成功例があったのも災いして、傷つけるというシーンに良さは生まれていなかったです。
あとTVシリーズでお馴染みのキャラクターを謎に総登場させていたのもよく分かんなかったです。
その辺の描き方が上手い作品もあるんですが、ただ登場させただけのような感じだったのがとてもノイズで、別に恐竜退治する必要なんてないのに無理くり突撃させに行ってますし、かといってそれで何か変わるってわけでもないので、ただただ無駄に登場させただけってのが嫌でも伝わってきてしまったのが残念でした。
でもギャグでヒットしたところは少ないですがあって、アピールしろよ!って風間くんが言ったところでしんちゃんが風間くんのアピールをするところだったり、人懐っこいセイウチのところだったりなところは好きでしたし、既存のネタの天丼もやっぱり面白いので元の強さでギリギリ戦えてたかなと思いました。
オリキャラに魅力が無かったのもアレだなと思いました。
どうにも展開を動かすための舞台装置くらいの活躍しかないので、歴代の映画オリキャラの中でもだいぶ薄い印象しか残らないなーとなりました。
しんちゃん映画、というか国民的アニメ作品では禁じ手でもあるキャラの死を軽く扱い感動に持っていこうとした点はかなり悪質でした。
直近で間接的とはいえ死を描いた作品はロボとーちゃんだったんですが、あちらはひろしとロボひろしが同じ世界に共存できないという選択肢があったからこそ選んだものであって、だからこそ生まれた感動は今でも覚えているんですが、今作のナナの死は果たして必要だったのかと思ってしまうくらい雑で唐突で、ビルに潰されたというわけでもなく、なんならしんちゃんとシロは助かってるし、ナナも謎に救出されてるのに力尽きたっていう描写が曖昧すぎて、死んだというのを悟らせないためなのか、それともこれで伝わるだろうくらいの投げっぱなしなのか、どちらにしろ不親切だし嫌な終わり方だなと思いました。
個人的にはしんちゃん映画って野原家とカスカベ防衛隊の配分が8:2or2:8くらいの割合で進んでいくのがベタですが全体的に見やすく、それが途中で合流していってという流れも観やすいなーと思っていたのですが、今作では野原家もカスカベ防衛隊も全員出てくるのでその点でとってもバランスが悪く、均等に出番を出そうとしたせいかテンポも悪くなるしの悪循環は観てられなかったです。
監督と脚本を確認してなかったのですが、監督は過去に1度しんちゃんに携わっていたんですが、脚本が全くしんちゃんに関わってきてなかったのが今作の面白くなかった大きな要因なんじゃないかなと思いました。
ドラマをメインで作ってる人になぜしんちゃんの、しかも年一の劇場版を託したのかの判断が全くわかりませんでした。もしやコネ…?
恐竜の作画はとっても良くて、ここはWIT STUDIOとかが手掛けたのかな?ってくらいにはクオリティが高かったです。
その作画の良さを活かしきれていたかは別として。
ガックリしながらも、2025年の特報で突如流れた「オラはにんきもの」にテンションが上がって、おそらく舞台はタイなんじゃない?というところにしんちゃんらしさが感じられてこういうのを待ってたんだよー!と本編よりもテンションが上がりました。
マイヘアの主題歌は優しい感じでどの映画にも合いそうだなーと思いました。ただ今作ではなかった…。
少し迷走してしまっているしんちゃん映画ですが、来年こそは逆転の一手を打ってくれる事を期待しています。
ぜひ来年は過去作のしんちゃんを担当した方や、しんちゃん愛の強い人をメインに据えてくれ〜。
鑑賞日 8/12
鑑賞時間 13:50〜15:55
座席 F-2
ナナにとって
クレヨンしんちゃんが超大好きで毎年映画館で観ているファンです。
しんちゃんが夏休みシーズンに入る中、世間ではバブル・オドロキーがオープンした「ディノズアイランド」が話題に。そんな最中、シロやしんちゃん達が謎の生き物、ナナと出会ってひと夏の楽しい時間を過ごしていくがナナを狙う者達がおり…という内容です。
最初は初めて出る外の世界に怯えていたナナがシロやしんちゃん、カスカベ防衛隊や野原家など色んな人達の優しさに触れていきますが、ふとした事故でナナがしんちゃんを傷つけてしまったことで野原家を出てしまうところを見て、ナナにとって今の時代は生きるのに窮屈すぎるんだろうなと思いました。(それはそれとしてもし叶うことなら生きていてほしかったですが…)
それでもナナはシロやしんちゃんやひろし達、カスカベ防衛隊の皆やビリーに出会えて美味しいバナナを食べれたり、プールに入ったり、お家を作ってもらったり色んな楽しいことを経験できて、ひと夏の短い時間だったけどナナにとってきっと幸せな時間だったと思います。
しんちゃんとシロを守ってくれてありがとう。ナナはちょっと頑張りすぎちゃったけど、ずっとずっと立派なカスカベ防衛隊の一員です。ナナのこと、時間が経っても忘れないから
満足出来る作品
劇場版全作視聴、原作全巻購入済み、アニメも20年以上ほぼ毎日観ている程度のファンですが、今年の映画も個人的には十分楽しめました。
ファンを偽ったアンチの様な批判的な意見をいくつか見るので書かせて頂きます。
今作も劇場版のセオリーである笑いと感動ありで伝えたいテーマ、親子愛も分かりやすく
自分が大ファンであるという色眼鏡を抜きにしても決して悪くない作品だと思います。
個人的に良かった点、ゲストを含む声優さんの演技 あいちゃんの登場 メジャーな恐竜だけじゃなくてマイナーな恐竜も登場した事 そしてなんと言ってもファンには堪らないLOVEマシーンですね
他の方の言っていたキャラ崩壊 私は感じられませんでしたので気にする必要はないと思います。
ギャグがつまらないも子供たちの笑い声がいくつも聞こえたり大人でも笑ってる方もいたので、つまらないことは無いですね。
終わらせ方、現代には存在出来ない恐竜との別れを正直どうするのか私も気になりました。
一見わざとらしい感動に見えるけど、
自分の意思では無いとは言え傷つけてしまった、しんちゃんのために文字通り命を懸けて守るナナの姿に素直に感動しました。
恐竜がテーマという事でドラえもんと比較されてますが、これについては完全に筋違いだと思います。
読みづらく長々書きましたが、子供も大人のファンも楽しめ作品だと個人的には思います。
楽しめなかった方にももう一度じっくり見直して頂きたいです。
ドラえもんにならなくていい
クレヨンしんちゃんシリーズの映画は初鑑賞。
ギャグ映画としてみれば十分楽しめたし、
とにかくシロとナナが可愛かったのは◯
ストーリーは単純で、ドタバタして、たまに笑えて
それ以上は特に望むことはないし、
それでいい。だってクレヨンしんちゃんだし、、
そういう映画として捉えていたので、
特に感動ポイントはなく、このままロボット恐竜たちが
壊滅したとこで一件落着となるとおもっていたので、
ナナの最期にはちょっと疑問。
あれで感動させます映画に無理やり仕立てた感が否めない。
無理にドラえもん映画を目指して、
かえって残酷なオチになってしまったように感じた。
ストーリーにナナの死は必然性を感じないし、
あそこで109が崩壊するのも意味不明だし
子供達が多く見ている映画であれはちょっと
残酷かな、、という印象。
決してつまらない映画ではなかったし、
クレヨンしんちゃんらしさを貫けばいいのに
というところが個人的残念ポイント。
無駄に長い
上映時間を先に決めて、薄い内容を時間まで引き延ばすという出来上がりで、特に後半のシーンはいらないシーンや無駄に長く感じるシーンが多く後半は疲れました。7歳子供も後半の戦闘シーンも飽きていました。無駄に大人のオタクが喜ぶギミックを見せるより、子供が喜ぶ所を狙ってほしい。・今回は大人のいつものレギュラーメンバー達の活躍が極端に少なかったので、どうせ時間一杯使うなら大人のレギュラーメンバーたちの活躍をもっと増やし退屈にならないような演出が欲しかった。
今回背景美術が無駄に丁寧で、ここまで描くかと大人目線で感動。
全59件中、21~40件目を表示





