スマホを落としただけなのに 最終章 ファイナル ハッキング ゲームのレビュー・感想・評価
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最後はよかった
いつも思う、映画のツッコミどころから。
・始めの会社のPCに私物のスマホを繋いでしまうOL。シリーズ1の頃ならともかく、現代の会社員にはほとんどあり得ない行為だと思う。会社のセキュリティ研修で常識だし、せめて、今日は充電器を忘れた!とか、隣の同僚とPCに繋いじゃだめだよ、ちょっとくらい大丈夫でしょ。のような会話があってもよかったと思う。
・大谷亮平が演じるキムは、浦野を雇った時点でPCのデータを傍受される可能性があることくらい想定できたはず。わざと気づかない振りをして偽の情報を流すなどを期待していたけれど、何もなく間抜けな展開だった。
・浦野がまともな人間らしいシーンが多かったが、異常な精神のキャラクターのままでいて欲しかった。
その反面、死の間際に加賀谷に自分のことだけを語るのではなくて、傷ついたスミンが小屋の中にいるから、助けてやってくれなどと言ってもよかったと思う。
そこは他人を思いやるに至るまでの改心はなかったということなのか。
・北川景子がクレジットになかったけど、あの後ろ姿はそっくりさんなのかな?
エンディングは浦野らしい終わり方でよかった。
シリーズ全体ではやっぱり1が1番おもしろかった。
悪くはないけど、期待した浦野ではなかった…
「スマホを落としただけなのに」シリーズ第3弾。前作から早6年、ついに最終章ということで、ほどほどに期待しつつ公開初日に鑑賞して来ました。
ストーリーは、前作で韓国に逃亡したシリアルキラー・浦野が、韓国の反政府組織ムグンファから日韓首脳会談の阻止と韓国大統領暗殺を依頼され、持ち前のハッキングスキルでサイバーテロを仕掛けるが、その前に内閣官房サイバーセキュリティ室に異動となった加賀谷がたちはだかるというもの。
内容をほぼ忘れかけていた過去作を前日に一気見して、準備万端で臨んだおかげですんなりと作品世界に入ることができました。1作目から続く浦野と加賀谷の因縁の最終バトルを見届けたという満足感が得られ、鑑賞してよかったと思えます。ただ、前作から地続きの作品なので、シリーズファンにはうれしい反面、初見で理解するのは、ちょっとつらいかもしれません。
今回は韓国の反政府組織との繋がりで描き、日韓首脳会談阻止を目論むというスケールの広がりを感じさせます。序盤でのJアラートの遠隔操作の手際のよさ、それによってもたらされる危機がなかなかスリリングで小気味いいです。現実に起こせそうな社会不安を煽るとともに、相手を翻弄する浦野らしい手口を強く印象付け、この先の展開を期待させます。
それなのに、そこから浦野とお目付け&世話係のスミンの関係性を中心に描き、なかなかテンポが上がりません。スミンの美しさ、浦野に惹かれていく感じは決して悪くはないのですが、彼女の存在が浦野の負の魅力を著しく減じてしまっているのが残念です。この段階で本作の落としどころの方向性が見えてしまい、ちょっと落胆してしまいます。ストーリーが悪いというよりは、期待した浦野像ではないという残念感です。彼にはとことんイカれまくって最後も華々しく散ってほしかったです。それでも、浦野のバックボーンを描き、同情的に描いたことで、浦野の人間性はしっかり深掘りできていたと思います。
一方で、首脳会談の妨害に大量のドローンを投入するアイデア自体はおもしろいです。それを無自覚の第三者が操作している点も、ネットの先にある現実に思いを巡らせることのない現代の風潮への警鐘のようで興味深いです。ただ、これを予告で見せたのはもったいないです。他にも、全体的にミスリードがちょっとわかりやすく、二転三転する展開に前作までのキレがないように感じます。瀬戸千春のワイヤレスイヤホンにしても、加賀谷妻の動向にしても、ちょっと雑に感じてしまいます。また、浦野の恐怖を感じている麻美がいまだに黒髪ロングなのも解せません。兵頭にしても、高度なハッキングスキルを備えた公安のはずなのに、最も警戒すべき相手に気を許してスマホをハッキングされるわ、信用できない相手の銃口に背を向けるわで、もはや前作の兵頭と同一人物とは思えないポンコツぶりに目を覆いたくなります。
こんな感じで、期待とは異なるテイストに肩透かしを食らいながらも、物語の決着を見届けたという満足感は得られる本作。シリーズファンなら観ても損はないと思います。ていうか、予告がいちばんのミスリードで、完全にやられました。
主演は成田凌さんで、浦野の人間性を感じさせる演技が好印象です。脇を固めるのは、千葉雄大さん、クォン・ウンビさん、大谷亮平さん、井浦新さん、白石麻衣さん、佐野史郎さん、真飛聖さん、髙石あかりさん、田中圭さん、原田泰造さんら。中でも、韓国シーンに出演された、成田さん、大谷さん、佐野さんらの流暢な韓国語がすばらしかったです。
サイコパスが見たかっただけなのに
2024年劇場鑑賞281本目。
もう前作、前々作の記憶がたいぶ薄れています。予告で浦野のサイコパスっぷりが前面に押し出されていたので前作では抑えめだった猟奇っぷりがいよいよ解き放たれるのかなと思っていたのですがなんだこの紳士は。あの予告がもう浦野得意のフェイクってことでしょうか。バカ野郎。
剥製クオリティ低いなと思っていたら剥製本人が演じているそうですね。あれだと蝋人形の方がよっぽどその人と一緒にいる気がします。最初の剥製がなぜあそこにあるのかもよく分かりませんでした。
北川景子は特別出演でクレジットされていましたが、まさかあれでギャラもらってませんよね?もらっていたとしたらGDB,つまりギャラ泥棒ってことです。
最終章にふさわしい終わりかただったと思う。
前2作品を上映前にもう一度見返して本作を鑑賞しました!
星5にしなかったのはラストが少し納得がいかなかったということで今回の評価しました。
浦野の本当の性格って…怖い?優しい?
前2作品よりは浦野のいろんなシーンで確かに子供の頃母親に虐待のせいで1作品目のような事件を起こしたのは確かだと思いますが母親の虐待で本作品で人を好きになると言う気持ちや守りたいと言う感情、前2作品より浦野の裏の顔となぜ事件を起こした?とか浦野自身と同じ様な人生を送ってきた人間を守りたいとかって言う気持ちに少し意外を感じました
加賀谷と浦野の友達というのも本当な感情だったんだなぁとラストシーンまで見て分かりました。
最後までドキドキ感のある作品でした!
相当お金がかかった作品だからこそ迫力もあったし日本と韓国の両国の舞台もよかったです!
自分は1作品目は映画館で2作品目はDVDをレンタルしたのですが2品目も劇場で鑑賞したがったと思う気持ちで本作品を劇場で鑑賞して正解でした!
まさかのシリーズ最高傑作
1、2がいいと期待が大きくなるものだが
ウンビに脳をハツキングされた‼️❓
お母さんの味
世間の評判は悪いけど、個人的には結構好きな映画シリーズ。映画好きなら誰しもあるはず。自分にとってこの「スマホを落としただけなのに」シリーズがそうで、今のように映画にのめり込む前に見たのが1作目というのもあって、かなり思い入れがある。「それがいる森」「禁じられた遊び」と、近年クソ映画を連発している中田秀夫監督だけど、このシリーズだけはどうしても嫌いになれない。
原作の「〜戦慄のメガロポリス」が発売されてすぐ映画化に淡い期待を寄せたけど、邦画は2作目が作られてすごい方。前作はコロナ直前に公開されたのもあってあまり話題にならなかったから、きっともう3作目はやってくれないだろうな〜と思っていたんだけど、なんとやってくれましたよ!まず、ちゃんと物語を締めくくってくれただけでも凄く嬉しいし、賞賛したい。なかなかこう上手くいくもんじゃないからね。成田凌と千葉雄大も、長いことお疲れ様でした。監督もここまで作ってくれてありがとうございます。
とまぁ雑談はこのくらいにして。率直に言うと、自分好みのとても面白い作品だった。これまでと同様、確かに粗い脚本だしツッコミどころもあってご都合主義的な展開が続く映画ではあるんだけど、それも加味して好きというか、むしろこの雑さがクセになる。なんだろう、雰囲気とテンポ感がすっごいハマっちゃうんだよね。
全3作品に共通して言えることだけど、これほどまでに成田凌の魅力が詰まっている作品は無いし、裏を返せば彼の演技に頼りすぎているなと思うところはあるんだけど、いつだって想像の斜め上を行く恐怖を観客に植え付けてくれるから、成田凌を拝みに行く映画として大好き。
しかも今回は主演であるため、そんな成田凌が全面に出る、ファン歓喜のご褒美映画。シリアルキラー・浦野善治の知られざる本性に迫るストーリーだが、予告とはかなり印象の違う、意外な方向に物語が進んでいく。これはこれで面白く見ることが出来たんだけど、やっぱりもっと狂気的な浦野が見たかったなーと思う自分がいる。
韓国に舞台を移したのはナイスなアイデアで、成田凌と大谷亮平の流暢で違和感が全くない韓国語とクォン・ウンビのおぼつかない日本語が作品をグッといい物にしていたし、ありえそうなシチュエーションで前作よりも緊張感があった。その一方で、これまでの登場人物が大集結する大団円映画でもあるため、浦野を主人公に置きながらさほどスポットが当てられなかったのは、少し残念な気持ちになった。
ロン毛の1、白髪の2、と来て3の本作は黒髪であるため、比較してしまうとパッと見の印象がかなり弱い。その分、成田凌にはこれまで以上の狂気的な演技が求められたわけだけど、これはもうピカイチに良かった。目が怖すぎる。まるで獲物を見つけた時の野良猫のような鋭さ。1を彷彿とさせるその表情に背筋が凍ってしまった。身体は必要最低限にしか動いていないにもかかわらず、何故か怯えてしまうほど恐怖を感じる。目の演技ができる、稀有な存在。今回もまた、成田凌の良さがぎっしりと詰まっていた。
あと欲を言うなら、せっかくファイナルハッキングゲームと題名を変えたんだから、もっとサイバーテロ的な面での見応えが欲しかった。相変わらず衝撃的な場面が多く、今の技術ではそんなことも出来るんだとあっと驚かせるネタも随所にあったんだけど、日本政府側に昇進した千葉雄大演じる加賀谷の活躍が薄く、2のような心理戦的な面白さは無くなってしまったなと。せっかくお友達と遊べたんだから、浦野ももっとぶちかましてくれたらいいのに。意外と控えめなんだね。いやそれでもすごい発想だけど、笑笑
想像以上にクォン・ウンビがいい味出していて、成田凌に負けない力強い演技のおかげで2時間すごく楽しかった。もっと磨けば、もっといい役者になるだろうし、俳優の魅力を引き出すという意味では中田監督は見る目があるなと思う。
このシリーズを通して語られている家庭内暴力についてもしっかり掘り下げられ、今回はその先にある、愛を越えた依存も興味深く描かれていた。愛することってなんだろう。愛されるってなんだろう。答えのない問い。愛は幸せを呼ぶことも、不幸を誘き出すこともある。うー、怖い。にしてもキンパ、すっげぇ美味しそう。
あとビックリしたのは、白石麻衣の演技力。前作「〜囚われの殺人鬼」はお世辞にも上手いとは言えないもので、そのせいで作品が若干安っぽくなってしまっているんだけど、今回は見違えるほど上手くなっていて驚いた。頑張って勉強して、努力したんだね...😭
色々と思うところはあれど、やっぱり大好きな映画シリーズ。いいオチだったし、何せよ主題歌が最高。躍進し続けるimase。いい曲書くよね...。これで終止符を打ってしまったのは結構悲しいけど、気持ちよく終われたから良しとしましょう。賛否が分かれることは十分に分かる。だからあんまりオススメは出来ない。でも、それでも、わたしは浦野善治がたまらなく好きなのです....😄
友だちって?
キンパ日本映画
揺れる想い。
韓国の反社組織から雇われ日韓首脳会談でテロを起こせと依頼される浦野の話。
身の回りの世話を組織秘書スミンにしてもらう事になるが…、“冨田麻美”という女性が心にいながらも、同じ境遇で生き、必要としてくれるスミンに対し新な感情が芽生える浦野だった…。
ハッキング、ゲーム利用者を上手く使ってサイバーテロ、と言うよりも浦野に芽生えた感情、恋心の方が印象的だったかな個人的。まぁこれは作品だけど、あんだけ綺麗な子が身の回りの世話してくれ必要としてくれたら心も揺れますよね(笑)
とりあえず浦野の人を殺る時のサイコな顔と千春演じた高石あかりさんは脇役ながらも輝いてるな~と印象的で、この手の役やったら間違いなくハマり役ですよね!
ラストの剥製描写がなければ続編も作れそうな雰囲気だったけれど…、作品としては楽しめた。
最終章(ホントに終わった)
前作観て スゴく 楽しみにしてました。いつも 映画を観る前に ラスト予想してるんですけど いくつかの案の中で ホントラストなら ひょっとして こーなるんじゃないの?って。考えてましたけど ホントに そーなって ビックリ。。浦野が 韓国で出会ったスンミに 命を助けたり 助けられたりと。。運命の人となっていました。お互いの幼い頃の生き様が 最近観て心を打たれた「夏目アラタの結婚」の 内容に似ていました。リングで お馴染みの 中田秀夫監督。なんか あまりにも 銃を使うシーンが多くて。。急所に当たる確率スゴくて。。唖然。麻美さん 剥製にならなくて良かったです。。スマホを落としただけなのに。。一瞬の過ちが とんでもない事に発展する。って怖いですね。色々と勉強になりました。
悪人にも背景がある系の犯罪ドラマなので、警察嘲笑う系が好きだったらスルー推奨かも
2024.11.2 一部字幕 イオンシネマ久御山
2024年の日本映画(116分、 G)
原作は志駕晃の小説『スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス』
シリーズ3作目にして最終章
首脳会談を巡るハッキング犯罪を描いたスリラー映画
監督は中田秀夫
脚本は大石哲也
物語の舞台は、都内某所(霞ヶ関&千葉あたり)
前作にて、連続殺人鬼の浦野(成田凌)を取り逃した捜査一課の加賀谷(千葉雄大)は、内閣府のサイバーセキュリティーチームに転属になっていた
5年を経過しても、浦野への執念を拭えない加賀谷は、先輩の警部補・毒島(原田泰造)を訪ねては、浦野に繋がる何かを探していた
一方その頃、浦野は韓国の仁川に潜伏していた
彼もまた、麻美(北川景子)への執着を捨てることなく、フラッシュバックを繰り返していた
そんな彼の元に、韓国の反政府組織ムグンファが接近してきた
幹部のキム・ガンフン(大谷亮平)は「韓日首脳会談を阻止したい」と考えていて、浦野のハッキング技術に頼ろうと考えていた
浦野は「ある条件」を提示することで了承し、彼の世話役としてキムの秘書スミン(クォン・ウンビ)が付くことになった
物語は、浦野によるJアラートハッキングによって幕を開け、その手口から、加賀谷は浦野の犯行だと確信する
また、妻・美乃里(白石麻衣)の不可解な行動も見えるようになり、彼は全てを疑い始めてしまう
一方、浦野の方は剥製師のハクソン(佐野史郎)と会うことになり、そこで麻美を剥製にしたいという本音をぶちまける
映画は、前2作のスリラーっぽさからは逸脱して、思いっきり「犯罪者の悲哀ドラマ」になっていた
浦野も加賀谷もスミンも幼少期に親に愛されなかった過去を持ち、その無愛情で育った人間の未来の違いを描いていく
浦野は歪んだ愛情を持ってサイコパスになってしまうし、スミンも義父ヨンジュン(カン・ユンス)から逃げるために裏社会に入っていく
だが、加賀谷のように警察官になって、愛する人と結婚するという道もあって、親ガチャに失敗したとしても、全てが同じ道を行くわけではない
とはいうものの、加賀谷自身も「妻から子どもを愛せないのでは?」と疑われてしまうので、どんな人生を歩んでもその過去は追いかけてくる、というテイストで紡がれていた
この路線変更をどう受け取るかだが、邦画特有の「悪人にも背景がある」というジャンルに落ち着いてしまっているので、これまでの浦野が好きな人からすれば拍子抜けしてしまうかもしれない
あのぶっ飛んだ性格でどんなすごいことをするのかを楽しみにしている人にとっては、浦野らしからぬ最期だったようにも思う
剥製化してスミンに愛される意味はほとんどないので、悪人は愛を取り戻しても、奇妙な執着に晒されるだけだということを描きたかったのかもしれない
また、彼を神と崇める人はたくさんいて、それは彼自身を愛しているわけではないとも言える
そういった観点からすれば、清濁合わせ呑むと言った人生観は幻のようで、隷属以上の関係性に辿りつかなければ達成されないのかな、と感じた
いずれにせよ、韓国と日本を舞台にしているものの、そのほとんどは日本で撮影されていて、風景描写のためのロケがいくつかあるのかな、という感じになっていた
基本的には室内の戦いなので、異国感はほとんどないのだが、そのあたりを深く考える意味もないのだろう
アメリカを相手にするとリアリティがなく、中国やロシアだと首脳会談すら幻想なので、韓国というのはちょうど良い距離感なのかもしれない
韓国の人が観たらどう思うのかはわからないが、たぶん「不評なんだろうなあ」と思うし、プチ炎上する案件なのかな、と感じた
スマホをわざと落とされただけなのに
1&2観ており、好きな作品です。3はもうシリーズファン向けなのかな。
タイトルに合わせるようにスマホを「落とされて」たり、「ファイナルハッキングゲーム」というサブタイトルのわりに一方的にクラッキングしてただけのような気もするけど・・・
ストーリーやラストの展開は面白かったけど、韓国のヒロインの方の演技の無理な日本語喋りが、なんか薄く感じてなんかなー・・って思ってしまった。そして、刑事(千葉くん)の恋人とのくだりも同様にゲストとして入れたかっただけなのかな。
浦野は明らかな凶悪犯なのに、可哀想な人として描きたかったのかな??
終わり方が世にも奇妙な物語でした。
慣れたからか、衝撃は少なかった
スマホを落としただけなのに、シリーズ第3弾
連続殺人事件の犯人で天才ハッカーの浦野は、刑事の加賀谷に一度は逮捕されたのだが、刑務所内からサイバー攻撃を行い脱走して姿を消していた。日韓首脳会談を控えたある日、日本政府に大規模なサイバーテロ攻撃が仕掛けられた。それは、韓国の反政府組織・ムグンファに雇われた浦野によるものだった。加賀谷はソウルに向かい・・・さてどうなる、という話。
前2作で連続殺人鬼・浦野の凄い賢さと冷淡さ、殺人をなんとも思ってないような異常さを観てきたからか、本作では前作までほどの衝撃は無かった。慣れたからかなぁ。
もちろん、演じた成田凌の気持ち悪さは変わらずで、素晴らしかった。韓国語も自然で上手かったし、最後の剥製の演技も良かった。
ストーリー的にドローン攻撃するなら全てのドローンに爆弾を積むなど徹底的にやったら怖いのに、とか、終盤butterflyが誰かわかってから、さっさと撃てば良いのに何を話し合いしてるんだ、とか変なところも有り、そこはイマイチだった。
タイトルのスマホを落としたのは田中圭?本筋とはほとんど関係なかったけど。
北川景子が出てるシーンも良かったけど、これはこれまでの作品の画像だったのかも。
スミン役のクォン・ウンビはスタイル良くて可愛かった。
あと、高石あかりが観れて良かった。
スマホでバイトしただけなのに
映画製作に敬意を表するとしたものの随分当初のテーマと離れてしまいましたね。
日常の便利さに潜む偏執的な悪意、恐怖が題材だったと理解していました。
テロ組織の個人の欲望と裏切りがテーマのようで主人公の浦野、加賀谷のスキルや偏狭さが薄れてしまいましたね。
気になった点
・架空国家ではなく日韓にした事
・死体を損壊して埋めていたのに剥製にすると心変りした経緯が語られていない事
・愛は理屈ではないけれどもスミンが浦野を愛してしまうのはテロ組織の一員としていささか安っぽい事
・浦野がスミンの父親を殴打するだけなのに兵藤の仲間を簡単に刺殺した事
・あのかなりな数のドローンを敷地内に事前セットして置けた事
・要求が20億円とは随分控えめで、更に日本政府があっさり支払った様に見える事
・銃で撃ち合って終わるとはこれまでの作品の世界観が台無しな事
などなど
従って迎えたラストは素直に受け入れます。
スマホでバイトを申し込んだだけなのに強盗に加担させられ殺人に至ってしまうなど哀れに堕ちていく現実が虚構よりも恐ろしい。
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