劇場公開日 2024年9月20日

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ぼくが生きてる、ふたつの世界のレビュー・感想・評価

全263件中、21~40件目を表示

3.5日本のコーダ

2025年6月21日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

知的

主人公(吉沢亮)の両親はろう者で、小さい頃に手話をマスターし、専属の通訳みたいな役割を果たしていた。
大きくなって東京に出るが、自分が何をしたいのか分からず試行錯誤の連続だった。
主人公の実話で、ろう者を演じているのもろう者の俳優なので、リアル感に伴う緊張感は素晴らしかった。

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いやよセブン

4.075点

2025年6月14日
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映画評価:75点

コーダという単語を初めて知りました。
この主人公の成長と葛藤がしっかりと伝わる
素晴らしい作品でした。

でも正直言うと、この主人公の気持ちなんて
どうでもいいです。

別にコーダの人じゃなくたって、
誰だって、何かしらの悩みがあって、
試練があって、むしろ当たり前です。
何の障害もなく、周りから特段迷惑をかけられてもいない、何不自由なく生きて見える私ですら
常に様々な世界を行き来しています。

そこに同情する余地はありません。

ですが、この作品の本当の魅力はそこではなく
母親の無償の愛にありました。

小さかった頃の思い出をひとつひとつ
当時の自分を見つめる母父の顔と、爺婆の顔を
思い出しながら涙が流れてきました。

たくさんの人からの、
たくさんの思いやりによって
今の自分がある事を、
改めて感じる事ができました。

それに気がつけた1人の青年の涙が
この作品を全て物語ってくれました。
今までと、これからの出会いに感謝します。

【2025.6.14観賞】

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まぁと@名作探検家

4.5亡くなった母に会いたくなる映画

2025年5月26日
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ゆさまま

4.0俳優 吉沢亮の冷たい目、幼い頃はあんなに母親にべったりだったのに中...

2025年5月23日
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鑑賞方法:VOD

俳優 吉沢亮の冷たい目、幼い頃はあんなに母親にべったりだったのに中学生になった反抗期のスネた少年の演技。そして皆さんは母親役の忍足亜希子(おしだりあきこ)をどう思っただろうか。私は "母親像" としてピッタリ過ぎて、反抗期の大ちゃんが いつか「ゴメンね」と言う時を待ち望みながら観てた。
淡々と話が進む、1人の少年の成長と気付きを描いたCODAの名作の一本で、世界中の人に観てほしいと思った。
吉沢亮の『国宝』(2025年6月6日上映 李相日監督作)は良さそう。

主人公で原作者の五十嵐大(1983年宮城県生まれ)は宗教にハマる祖母、元ヤクザの祖父、聴こえない両親との複雑な関係を描いたエッセイ本「しくじり家族」でデビューし、今作の原作「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(2021年発売)を執筆し、そして映画化となったエッセイストで知らなかったお方。

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ナイン・わんわん

4.0パフェと笑顔の母

2025年5月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

トンネルを抜けた先、
思い出すのはいちごのパフェと、
いつも笑顔だった母の顔。
ふたつの素晴らしい世界を知る大は、
誰よりもふたつの世界で優しくできる。

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上みちる

4.0親の無償の愛情がひしひしと…

2025年5月11日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

作品紹介に…
ろうの両親の元に生まれた「ぼく」。
小さな港町で家族に愛され健やかに育つが
やがて自分が世間からは「障害者の子」と見られていることに気づく。
聴こえる世界と聴こえない世界。
どちらからも離れて、誰も知らない場所で
ふつうに生きたい。

実話を元にした作品紹介という事で…

そんな言葉に思わず引き込まれ観終わった。
ふたつの世界を生きてきた大ちゃん

大ちゃん(吉沢亮くん)の幼少期が
吉沢亮くんにそっくりで、演技も素晴らしくて

両親の無償の愛情の中をもがいている
大ちゃんの葛藤する気持ちも
とてもわかる気がする…

ラストの駅のホームでの回想シーンや
無音で、そこからトンネルを抜けるシーンは
とても胸を打ちました。

吉沢亮くんの演技も素晴らしいです👏👏

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usausako25

5.0聴こえてても、同じ

2025年5月7日
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鑑賞方法:VOD

思春期に親と衝突したり関係がぎこちなくなるのは、聴こえない親と聴こえる子供との間だから起こることじゃなくて、聴こえてる親とでも起こること。
成長して親元を離れて社会を知り、親の愛情の深さや強さを改めて実感し、今度は自分が親に寄りそいたいと考えるのもまた、聴こえてる私と同じ。
エンディングソングの歌詞、ものすごく愛に溢れていた。
私はまだ子供いないけど、今まで自分の親から言ってもらった事やしてもらった事を思い出したら分かる。
聴こえてても聴こえてなくても、子供を思う親の気持ちは同じ。
だからこそ、違う境遇なのに共感して涙が流れたんだと思う。

吉沢亮さんと忍足さんの親子関係の空気感とやり取りが良かった。思春期の頃に反抗的だった自分と、当時は口煩い存在だった母親との関係を思い出させるようなリアルさがあった。
子役さんも全員、この子達以外は考えられないと思わせるキャスティングでみんな吉沢亮さんに似てる!
成長する過程で突然変異しなきゃこの顔にはならないだろっていうツッコミを入れがちな子役さんのキャスティングが常だけど、子役の子たち全員に吉沢亮さんの要素を感じられて、そこもまたリアリティあった。

東リべのマイキー役の時は他作との兼ね合いもあってビジュアル的に高校生役はなかなかに苦しいものがあったけど、今回は中学生時代もこなしていて、やっぱり吉沢亮は凄いと思った。しっかり声や表情で年齢を表現できていた。
キャスティングと演者の努力によって、赤ちゃんから成人するまでを五十嵐大さんとして生きる吉沢亮の成長過程を見届けたような気持ちになった。

吉沢亮さんの作品を観たことがない人や興味ない人もこの作品は観てほしいな…私は公開を控えてる「国宝」が心の底から楽しみです!

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きり

2.5コーダ

2025年4月30日
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千恵蔵

1.5良く分からなかった!!

2025年4月29日
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悲しい

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𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞

4.0過剰な演出がない、リアルさが良い

2025年4月27日
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泣ける

主人公、五十嵐大の成長とともに、耳の聴こえない両親への想いの変化が、シンプルな演出で伝わってくる。
だからこそ、最後のシーンがグッと心をつかまれる。良質な映画。

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ぽん

2.5タイトルの意味

2025年4月24日
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鑑賞方法:VOD

健常者の中でこのタイトルのように考えた事がある人がどれほどいるだろう

劇中のセリフのところどころでハッとさせられる。
実話原作の重みだ

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零式五二型

4.5いつかいなくなる、ただひとりのあなた

2025年4月21日
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泣ける

幸せ

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Don-chan

4.0赤裸々に描く家族の姿

2025年4月20日
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ムービー好き

4.0〝ただの〟一つの或る家族の物語。

2025年4月16日
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鑑賞方法:VOD

本作の原作になってる五十嵐大さんのエッセイは読んだことがあるんだけど、印象的なエピソードも多くとても記憶に残っている。
吉沢亮さん主演で映画化されたということでサブスクで鑑賞。

まず、説明的なモノローグやセリフは入れず、主人公家族のドキュメンタリーみたいになっていたのがとても良かった。

冒頭、無音の中で働く男性(大の父親。聴覚障害者)のシーンから始まり、私たちは「あれ?音が鳴らないけど故障か?」と違和感を感じ聴覚障害を擬似体験する。
ここからまず引き込まれる。

聴覚障害者の母である明子さんの子育てのシーン、聴こえないことをカバーするための工夫、それでもどうしても気付けないことがある部分、
健聴者の両親(配慮の概念が今ほどない昭和世代)の明子さんへの接し方、
口話と手話が入り乱れている五十嵐家の食卓の様子、
次第に成長して聴こえない母が周囲と違うことに気づいていく主人公・大くんの戸惑いと苛立ち(言葉ではなく彼の表情で表される)。

淡々とこれらが出来事として描写されて大の成長と共に積み重なっていくのが、本当に一つの家族のヒストリーを見ているようで、リアルな感触がすごいのよね。

だから観終わってみて思うのは、これは「聴覚障害者の両親がいる(ある種特別な)家族の物語」ではなく「〝ただの〟一つのどこにでも或る家族の物語」だったのだな、ということ。

これは受け手がそう感じるように製作側が意図して注意深く製作していたんだろうなと思う。
そしてそんな「家族の物語」として、本作はとても良い作品だった。

母親の愛のありがたさを素直に受け取れずに、煩わしくてそっけない態度を取ってしまう若者の息子。
それは別に聴覚障害とかの有無に関係のない、ある種普遍的な行動でもあるわけで。

ラスト、大が今まで母・明子さんとの思い出を走馬灯のように思い出して(注:明子さんは亡くなりません。念のため)駅で一人で涙するシーン、一人の母親としての明子さんの大への愛情がすべてのカットから感じられて、私も思わずぼろぼろと泣いてしまった。

そう、大の明子さん役の忍足亜希子さん、とても良かったな。父親役の今井彰人さんも素敵だった。

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ゆめ

4.0静かに沁みる良作

2025年4月12日
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泣ける

家族とは、やはり同じ時間を過ごしてきた積み重ねによって築き上げていくものなんだなとしみじみ思う。
長い長い何十年にもわたるともに過ごす時間のなかで、喜怒哀楽という言葉にすると無機質な感じがするが、喜びも怒りもふくめていろんな感情が爆発することだってある。
古今東西そういう経験をへて家族ってできていくものなんだなと改めて思った。
ろうあ者の両親をもつ息子の葛藤を描いた作品だが、私は耳が聞こえるとか聞こえないとかそういうことではなく、無償の愛を描いた作品だったなと感じた。
息子が、母の無償の愛に気づいたラストシーンで静かな涙がこぼれた。

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totococoro

5.0「社会的弱者であること」と「可哀そうであること」はまったく別物

2025年4月5日
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呉美保監督といえば、田舎の漁村で最貧困の生活を送り、人間関係のしがらみから逃れられない人々の苦しみを直視した『そこのみにて光輝く』(2014年)や、まったく綺麗事を排除した教育現場や児童虐待の厳しい現実を直視した(教育関係者なら目を逸らさずに必見の)『きみはいい子』(2015年)など、弱き者たちから決して目を逸らすことなく、上っ面な憐れみはかけずに、どうしようもなく胸が締め付けられるけれど、温かな眼差しを忘れることがないため、しっかりと心に刻み込まれる作品を撮ってきた監督。でも、本作は、しっかりと心に刻み込まれる作品であることは間違いないが、「温かな眼差し」の方に重点が置かれたように感じた。

10年前の作品では上映後に胸が苦しくて立ち上がることも出来ないくらいだったのが、今回は本当に温かな気持ちになって観終えることができた。とは言え、偏見や差別、貧困といった要素はしっかり描き込まれているし、また社会的弱者であることと可哀そうであることはまったく別物なのだといった批判的視点も決して忘れられていない。

この10年歳を重ねた結果、こちらの涙腺もずいぶん緩んだようで、大きな出来事はほとんど起きず、淡々とした日常が描かれているだけなのに、ハンカチを握りしめながらの鑑賞となってしまった。

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Tofu

4.0吹きこぼれる鍋

2025年4月5日
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赤ちゃんの泣き声が聞こえない。
とかドキドキしながら見ました。

お父さんの笑顔に救われる。

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ボケ山田ひろし

4.0東京🗼でも生きる

2025年4月3日
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りか

4.5私たちが生きていくふたつの世界は、きっと素敵だ

2025年3月30日
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泣ける

幸せ

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近大

4.5親子が紡ぐ世界観が良い

2025年3月30日
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泣ける

幸せ

五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」が原作。

母親(五十嵐明子)役の忍足亜希子の演技が良かった。

忍足亜希子自身がろう者だからということだけではなく、明子がどこにもいるような母親だったからで、子を思う母の愛が伝わってきて心に響いた。

特に終盤、スーツを買う場面や帰りの車内での会話は目頭が熱くなった。

もちろん、吉沢亮(五十嵐大)の演技も良かったのは言うまでもない。
思春期(ちょっと中学生には見えなかったけど)から青年期までの、鬱屈した心境や怠惰な日常を見事に表現。

心に葛藤を抱える青年期あるあるに共感できた。

それにしても出てくる子役がみんな吉沢亮そっくりなのには笑ってしまった。

父親(五十嵐陽介)が、明子と東京へ駆け落ちしてフルーツパーラーでパフェを食べたことを大に話しながら、東京へ行くことを勧める。

この場面は、父が息子にかける愛情がひしひしと伝わった。

父親役の今井彰人もろう者であるが、自然な父親を演じていて笑顔になれた。

祖父(でんでん)、祖母(烏丸せつこ)が一生懸命に明子を育てたことが短い場面ながらも理解できた。

コーダとしての大が、東京でろう者と交流を持つ中で様々な学びがあり、それが親への愛情に変わっていくところが、観ているこちら側の学びにつながっていった。

列車がトンネルを抜けると同時に大が操作したパソコンで映画のタイトルが出てきた演出に感動。

また、テーマソング「letters」が最後に流れ、母が子に贈る手紙の歌詞に心を揺さぶられた。
亡き母もこんな気持ちで家を出た私に対して思っていたのだろうと。

追記
「ゴールドボーイ」と同じ脚本家(港岳彦)だとはとても思えないのは私だけなのか。

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まーさん
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