劇場公開日 2024年9月20日

ぼくが生きてる、ふたつの世界のレビュー・感想・評価

全217件中、181~200件目を表示

4.0ふたつの世界に違いなんてない!

2024年9月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

予告だけで泣けてきて、公開を楽しみにしていた本作。公開2日目の朝イチでさっそく鑑賞してきました。そして泣いてきました。

ストーリーは、耳の聞こえない両親のもとに産まれた五十嵐大が、愛情いっぱいに育てられ、自然と覚えた手話で日常の中で母を支えてきたが、成長とともに周囲の視線が気になり始め、ついつい母に苛立ちをぶつけるようになり、高校卒業後に両親と距離を置くために始めた東京での独り暮らしの中で、さまざまな人との交流を通してその心境がしだいに変化していくというもの。

全編通して特に大きな出来事や事件があるわけでもなく、前半は大の誕生から大人へと成長していく日々が淡々と描かれます。ありふれた日常ではありますが、我が子の泣き声や危険を察知できない、火にかけた鍋の吹きこぼれに気づかない、背後から迫る車のクラクションも聞こえない、健常者とのコミュニケーションが取りづらい等、聾者にとっては気苦労の連続であることが描かれます。少し考えればわかることなのですが、自分の生活を振り返ると、普段はまったく聾者の存在を意識していないことに気づかされます。

そんな中、赤ちゃんから子役を経て吉沢亮さんへ繋ぐリレーで、大の心情の変化を丁寧に描いているところがとてもいいです。家族からの愛情をいっぱい注がれて屈託なく成長していきながらも、しだいに聾者である母を恥ずかしく思い始め、さらには疎ましく感じて反発し、距離を置く大。一見すると、彼の心情の変化は普通のことのようにも思えますが、彼にそう感じさせてしまったものは何でしょうか。周囲からの同情、余計な心配、心ない言動、無自覚な悪意など、両親が健常者なら受けることのなかったさまざまな差別だったのではないでしょうか。と同時に、父とのやりとりからはごく自然な親子関係も感じ、一連の大の反発は、思春期特有の普通のものであったようにも感じます。

上京した大は、聾者の交流会に参加します。(時系列がいじられているのでこの行動が腑に落ちなかったのですが、ラストシーンで理解できます。)ここで聾者の思いに触れ、自身の言動を振り返ったことでしょう。中でも、そこで出会った彩月たちとの飲み会で、大がみんなの分まで代わって注文した時、彩月から発せられた「取り上げないでほしい」という言葉が印象的です。よかれと思ってした大の行為は、これまでに聾者の息子として大が受けてきた周囲の反応と同じではなかったのでしょうか。

父の入院を機に実家に帰った大は、母・明子が祖父母の反対を押し切って大を出産したことを聞かされます。相当な苦労を乗り越えて自分を育て上げた、母の深い愛情を噛みしめたことでしょう。それとともに、障害者だから何かを制限され、我慢を強いられる必要などないことを強く感じたのではないでしょうか。聞こえる世界と聞こえない世界の違いは音の有無だけで、それぞれの世界に生きる人々の思いに何の違いもないのですから。それを知った大は、その思いをこれから自分の言葉にして広く伝えていくのではないでしょうか。祖父の言った“人に威張れるもの”、編集長の言う“しがみつけるもの”、それを手にしたのではないかと思います。

主演は吉沢亮さんで、多感な10代からの大の変容を見事に演じています。脇を固めるのは、忍足亜希子さん、今井彰人さん、烏丸せつこさん、でんでんさん、ユースケ・サンタマリアさんら。中でも、忍足さんの純度100%の愛情演技が心を揺さぶります。他に本当の聾者の方々が多数起用され、作品の説得力が増しています。

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おじゃる

4.0母の息子への思いを感じる

2024年9月21日
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泣ける

知的

ラスト直前に母が息子へお礼を言うシーンが
回想として出るが、思わず涙腺崩壊させられた
油断してしまった

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nobu

4.0自己肯定感の高い両親の生き方が自然体でGood

2024年9月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

聴覚障害者の両親を持った健常者の子供(コーダ)の人間ドラマ&成長物語。敢えて山場は作らず、親子の日常をドキュメンタリータッチで淡々と綴っていく。2022年アメリカ・アカデミー賞作品賞受賞作コーダあいのうたと同様に、本作に登場する聴覚障害者はすべて実際に聴覚障害のある俳優が演じている。

本作の舞台は宮城県の小さな港町。主人公は五十嵐大(吉沢亮)。彼は聴覚障害者の両親の元で生まれ、小さい頃は母親の耳となり母親と周囲の健常者たちの通訳を熟していた。しかし、思春期に入り、周囲の目、両親が聴覚障害者であることに苛立ちを感じはじめ、明るく優しい母親と衝突するようになる。そして、彼は上京して彼の家庭事情を知らない東京でアルバイト暮らしを始める・・・。

主人公役は中学2年生までは子役が引き継いで演じるのだが、子役の面差しが徐々に吉沢亮に似てくる。主人公の成長に不自然さを持たせず、中学3年生から激変する主人公を際立たせている。作り手の丁寧な演出である。

主人公が思春期になって荒れても両親は自然体である。どんな家族にも色々あるからという父親、荒れる主人公に責められて父親に凹むと穏やかに吐露する母親、が象徴的である。両親は、聴覚障害を負い目ではなく個性だと考えている。だからこそ、両親は結婚し子供を産み育てることができたのである。両親は、確固とした自己肯定感を持っている。

主人公が東京で知合った聴覚障害者たちも同様である。彼らは、出来ることは自分でやろうとする。レストランなどの公の場でも聴覚障害者であることを隠そうとはしない。主人公が何でも助けてくれるのを良しとしない。

ラスト。もっと切れ味の良い、後味の良い幕切れにはできただろう。敢えて、そうしなかったのは、まだ、主人公が発展途上だからである。健常者と聴覚障害者の世界で生きていること、生きていくことを強く自覚して終わる。ストーリーよりも主人公の今に寄り添った素直な幕切れだったと解釈できる。

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みかずき

4.0コーダの辿る道

2024年9月21日
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コーダでは映画向け?尺不足?で聾の子供の悩みがあまり深く描かれて無かったような気がしたけど、こちらでは乳児の頃からなので聾の育児の大変さ、子供が学校(特に小学校 子供は残酷だ)で浮いた感じになる様子等とてもリアルだと思った。ら、やっぱり実話だった そして子役が雰囲気似ていて吉沢亮の制服姿も死んだ目も違和感無かった 手話も覚えたのかな?
手話にも方言が有るのですね
母の産むという決断、不器用ながらも愛情深くしかし押し付けがましくなく、とても良かったです 新宿の○○フルーツパーラー親子で行って欲しかったけど...
祖母は烏丸せつこ!びっくりです

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ゆう

3.0障がい者の世界と健常者の世界を「ふたつの世界」として区別する必要はあったのだろうか?

2024年9月21日
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tomato

4.0『コーダ あいのうた』は少なくとも超えている。ただ事前予習は凶と出るので 前提知識無しでおすすめ 個人的に。

2024年9月21日
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泣ける

笑える

幸せ

コレ 事前予告編動画が秀逸すぎて 本来なら その葛藤に心❤️揺すぶられるトコ 予習効果あり
ホームページ自体は良いですし。
有料パンフ🈶も 読みやすくて 言いたいことがよくわかる秀逸パンフ。 3拍子揃った文字どおり

俺 今日 『あの人が消えた』以降時間が空いたので
有料🈶パンフは全て事前に完読【アホです🙇❗️】
おまけに有料パンフにはシナリオついてて読みやすくて事前に完読【やっぱりアホですね🙇】

つまり 親子の葛藤に本来は胸打たれる ところ イマイチ

みなさんはこの轍を踏まないで❗️
俺のしかばねを越えていって❗️

きこえる【聴こえる 聞こえる】子供 と きこえない両親 なぜか母親のみ圧の対象 反抗期
忍足亜希子さん 今井彰人さんら ろう者の方が好演❗️

ただ 実際の集客力は吉沢亮によるトコが大きいと推測される
面白さは でんでん 烏丸せつこ【昭和50年代は イイ女の代名詞的な】 ユースケ・サンタマリアによるところ大

吉沢亮 すごいよな 渋沢栄一はともかく
佐野万次郎マイキー🏍️東京リベンジャーズ と  本作の反抗期こなすとは❗️ 役者としての力量か

忍足さんはそうイヤ 『黄泉がえり』で 田中邦衛の妻だったか❓

制作者 俳優 何らかの ろう者の方との接点ある模様 有料🈶パンフの受け売り

手話には方言的なものあるんだね 手話演出 等の専門スタッフさん素晴らしい👍

劇・無い🎵かも でも 感じ入る作品 エンディング曲は要注目
普遍的な 母子の愛情 葛藤 家族だからこその 剥き出しの残酷な本音の吐露 反抗期
今はLINEがあるから薄れてしまったが 昔は【原作の方は1983生まれ 俺は高度成長期生まれの違いはあるが】
進学や就職で親元離れた時の 駅での別れ 母親からの食料品➕手紙✉️ で 母親の存在のありがたさ 感じたものだ。

単純な おせっかいな同情では無く 理解し合う大切さ 感じる作品
俺は 多様性映画は 説教臭くて嫌いなのですが 本作のような リアル多様性葛藤 は大歓迎

誰でも 老いたおふくろの後ろ姿 泣けるよねぇ 俺も 今はとっくのとうに亡き おふくろお母さん思い出した。😭
『コーダ あいのうた』はアメリカ人的な 非現実あっけらかんで違和感あったけど
本作は 葛藤 剥き出し 日本人的な湿っぽさ のあっけらかんで 共感できた。アップデート。家族の形はいろいろあれど本質的な愛は同じ❗️ 本来なら星4・5 だけど 予習しすぎて失敗😔しました。
予想外の 前3列除いて 超満員🈵 観客の良質さは完璧 予告編でのおしゃべりどころか みんなシーンとして
途中トイレ行くもの無し おススメです。予習なしで・・・

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満塁本塁打

4.0お前かわいそうなの?

2024年9月21日
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単純

難しい

幸せ

石巻で両親とも聾者という家庭で産まれ育った青年五十嵐大の話。

産まれた直後から健常である母方の祖父母と同居し、大人になるまでの生い立ちと機微をみせていく。

喋れない両親から教わって手話で日常会話をする大が、通訳したり自分の立ち位置に疑問を抱いたり、よそと比べて卑屈になったり…。

東京での様子は波が小さくてどうすんの?という感じだったけれど、時間経過だけでない部分にも成長させられるものがあり、そして明確には語らないけれど感情と言葉が伝わってくるラスト、とても良かった。

未就学&小学生の頃の子役が将来吉沢亮になりそうな雰囲気出まくってた。

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Bacchus

4.5ラストが素晴らしすぎる

2024年9月21日
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泣ける

知的

幸せ

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ひぐらし2(ひぐらしから引継ぎ)

5.0嗚咽

2024年9月21日
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昔から親子物に弱く、「北の国から 初恋」ではラストの泥のついたピン札で1時間泣き通し、昨年公開された「AfterSunアフターサン」では劇場でなかったら嗚咽していた

呉美保監督の約10年ぶりの新作は母子物

予告の段階でヤバい案件だと思っていたら、案の定、ラスト間際で涙腺崩壊、家で観てたら嗚咽していた

吉沢亮が石巻から上京後フラフラしながら、中途半端に二十代を過ごしている姿が当時の自分と被り…

田舎の母親から届いた手紙を無造作にしまうシーンや、電話に無愛想に応対するシーンなど、刺さりまくりですよ…

それで、最後のあのホームの吉沢亮の無音シーン

わかっちゃいるけど、思い出ポロポロ

男にとって、世界でただ一人の味方が母親ですからね…

色々当時の記憶を呼び起こされましたよ

母親役の忍足さん、好演でした

祖母役の烏丸せつこ、クレジット観るまで気づかず(ユースケ・サンタマリアも)

響きました…オワリ

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うんこたれぞう

4.0あの頃、あの時、なぜあんな酷い言葉を言ってしまったのだろうって…後悔後を絶たず。

2024年9月21日
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puccino

5.0苺のパフェ~!

2024年9月21日
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公開記念舞台挨拶付きの上映で鑑賞しました。

声が聞こえるからと高い補聴器を購入したり、声が聞きたくて電話をしてみたり。
親からすれば無償の愛であり、子供からすれば少し疎ましくて大人になってその存在の大きさに気付くという…

子供の頃から自分の境遇をどう感じていたか、大の心情がとても大切に丁寧に描かれていたと思います。そしてお母さんを演じた忍足さんの子供を思う優しい雰囲気が堪らなく良い。

手話は目と目を合わせてするものだと呉監督やでんでんさんがお話しされていて、そういえば…と心に残りました。

自分は聴者ではありますが、目を見て「ありがとう」「ごめん」と伝えないともったいないですね。

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Yum

4.0息子と母親って特殊なんだよねぇ

2024年9月21日
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こう言う感じの映画、好きだなぁ〜。特にエンター性もなく、ガッツリお金かけてる訳でもない映画だけど。単純な日常の事だけの内容だけど要所で母親の事思い出しちゃうのです。褒めてくれた事や怒られた事、かまってくれた事や悲しませた事、、母親が年老いたせいなのか、自分が社会に揉まれて成長したのか、いずれ母親に感謝したくなる時期が来るんだよね。その時、是非観てほしい映画です。でも何故か母親と幼い時行ったお店や食べたもの 今でも本当に覚えてるんだよねぇ。

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momo

4.0聞こえない両親

2024年9月21日
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聞こえる僕

人前で、手話で話してくれると嬉しい母。

ラストの演出良かったです。

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完

4.0お母さん、ごめんなさい、そしてありがとう。

2024年9月20日
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この映画の主人公だけでなく、母親に辛く、つれなくあたって後悔している人はたくさんいるだろう。
それに対して母親はいつだって無償の愛で包んでくれる。

子役さんたちが、赤ん坊も含めて、みんな大きくなったら吉沢亮になるだろうなってくらいそっくりだった。中学生の子もよく似せてるなと思ったらまさかの本人でした。

お母さんはもちろんだけど、東京へ行けと背中を押してくれるお父さんが素敵だった。

子ども時代は主人公の気持ちがよくわかるように描けていると思ったけれど、東京へ行ってからがなんだか残念。
聾者の方との交流はよかったけれど、なんで編集者?
そしてその働きぶり。原作者の方の実体験なんだろうがもっと共感できるような描き方があったんじゃないかな。

多くの人に観てほしい、観るべき題材の作品だからこそ、もっとドラマチックに作った方が良いように思う。(アカデミー賞をとった「コーダ」のように)せっかく吉沢亮を主役に持ってきたんだから。

タイトルを最初に出さずに最後に出すのはどんな意図があってのことなんだろうか。

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大吉

4.0天使な母さん

2024年9月20日
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どんな時も笑顔で優しいお母さんは最高でした。お父さんも優しいし、祖父母は荒かったけど(笑)
息子は子供の時は良い子だったのに、あの両親からあんな風に成長するのか(笑)
色々あってちょっとガッカリした息子だったけど、最後のシーンは泣けたし、救われたね、母さん。
改めて親を大事に感謝したくなりました。

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ノブ様

5.0「人間として本当に大切な物は何か」を気づかせてくれる作品

2024年9月20日
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泣ける

原作未読。最初から最後まで涙でウルウル状態の映画は久しぶりでした。まるでドキュメンタリーのようなリアルな生活を見ている感覚があったからだと思います。
とにかく大(吉沢亮)の母親役の明子が健気で優しい印象でした。さすが、忍足亜希子さんと思ったら、陽介役もろう者の俳優だったんですね。
大の家族を見ると、学歴や出自、障害の有無より本当に人間として大切な物を気づかせてくれます。
でんでんも相変わらず怪演でした。

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ゆきとう

4.5身近なところにあるほんの違いが

2024年9月20日
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音ない世界は
聴こえる人たちにはわからないかもしれない

最後のホームのシーンで
音のない静寂な場面が何秒かとても印象深く

その何倍も何倍も長く止まってように感じ
生まれた時からずっと変わらない母の愛情の深さを
やっと理解できるできるんですね

若いからなんでしょうね笑

言葉がでないからこそ
母の息子に対する愛情をより感じられて気がします

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mmnioh

4.0重ね合わせる。

2024年9月20日
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半月ほど前、新宿ピカデリー来訪の際に観たトレーラーに出演されている女性。気になって帰宅後にすぐ調べたところ、忍足亜希子さんという俳優さんと知りました。フィルモグラフィーに『黄泉がえり』があり早速配信で鑑賞。この映画の感想はまぁいいとして、、呉美保監督が撮る忍足さんを楽しみに本作の劇場鑑賞を決め、公開初日の新宿ピカデリーへリピーター割引を使って参戦です。平日午前中の回ですが、当館3番目のキャパであるスクリーン3はかなり多くの客入りです。
そもそも、私が忍足さんに目を惹かれたのはろう者であるからではなく、純粋に彼女の演技力にあります。たった一度だけ見た本作のトレーラーの忍足さんに、自分の亡母を重ね合わせてしまい涙腺を刺激されたのです。と言うことで、鑑賞前に不安が一つ「感極まって、嗚咽を漏らしたらどうしよう」だったところ(久しぶりに)隣の席が埋まり、座られたのが自分よりも年長の女性。。ちなみにこの方、作品の前半で不意にバッグ内のスマホをチェックされたため、別の不安にもかられたわけですが、、その後は集中してスクリーンだけをご覧になっていました。危ねぇ。。。スマホやめてね。
で、本編観て気づいた当たり前のことですが、本作の主演は吉沢亮さん。と言うことで、(原作者であり)主役である大さんが赤ん坊時代以外、自意識が生まれだせばもう息子・大を通して母・明子(忍足)を見ていく構図になっていくわけです。そのため、泣くどころかむしろ「あああああ…」と頭を抱えたくなるシーンの連続。そうです、大に自分を重ね合わせて見て感じる「亡母に対する悔恨の念」。呉監督、やめてくださいよ、最高すぎるじゃないですか。。なお、中学生時代から大役に吉沢さんを充てるのはちょっと無理を感じましたが、やはり一番ややこしい年頃だからこそ、吉沢さんにやってもらうしかないわけでやむを得ないですね。吉沢さんもよく頑張りました。
そしてまた、忍足さん以外にも多くのろう者の俳優さんが出演されている本作ですが、どの方も本当に素敵です。息子の背中を押す父・陽介役の今井彰人さんに感動させてもらい、また東京で出会う智子役・河合祐三子さん、彩月役・長井恵里さん等にはろう者「当事者」としての説得力がある台詞や反応に改めて、如何に聴者がろう者を理解できていないかを何なら、めちゃくちゃ優しく教えていただけます。
そして終盤に起きた「あること」をきっかけに実家へ帰る大。久しぶりに母・明子と二人きりになり、母の横顔を見つめる大・・・からのシーンはもうご自分で観てください。その演出込みで劇場で観ないと絶対ダメですよ。勿論、スマホは絶対NGです!

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TWDera

4.5【”耳の聞こえない母と父は僕を必死に育ててくれた。どんなに僕が酷い事を言っても。”今作はコーダとして生まれた男の葛藤と成長物語で有り、且つ今作がシネコンで上映された意義は大きいと思った作品である。】

2024年9月20日
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泣ける

知的

幸せ

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NOBU

5.0いい映画です

2024年9月20日
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あのエンドロール
英語のうたですが、あれ母から息子にあてて送った手紙を英訳したもの。
あれはヤバい、自分も昔を思い出して泣けてきました。

映画の展開としては時系列に話が進んでいくためわかりやすい、わかりやすいが余りに平凡というか普通の日常過ぎて、人によっては退屈に感じるかもしれませんが、この長い長いプロローグのトンネルを抜けると

吉沢くんの泣顔、あのクライマックスは凄いです。母親の息子に対する愛情、息子の母親に対する思いが込められています。このワンカットの為のプロローグだとわかります。

いい映画です。

蛇足ですが、お母さんの気持ちを考えていたら
、さだまさしの案山子という歌を思い出しました。一度聴いてみてください。親の子に対する愛情が詰まった歌です。

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ちゆう