「手話で拍手する時は両手を上げて、手のひらを開いて、左右に回すんだ?」ぼくが生きてる、ふたつの世界 病人28号さんの映画レビュー(感想・評価)
手話で拍手する時は両手を上げて、手のひらを開いて、左右に回すんだ?
タイムボカンのキラキラスターの振り付けみたいで、何か楽しそうだな。
さぁ、連続更新、最終作品となりました!オラオラオラオラァ!!
久しぶりに、忍足亜希子さんが映画に主演するので鑑賞。
両親共に聾唖で、耳が聞こえる一人息子が両親から逃れたくて東京に上京してから、しばらくしてから帰省するまでのお話し。
冒頭からしばらく聾唖者の生活しにくいあるあるが続いて暗い話しが続く。
現実逃避したくて、映画館にいるのに身近な不幸あるあるを見るのはちょっとキツイもんがあります。
同じ不幸なら、とことんどん底の不幸にして、
「 あぁ、良かった。俺、この人よりは不幸じゃない」
と、安心できるのに( おい)
勝手に「エール」 「 コーダあいの唄」 みたいな映画だと思っていたのがそもそもの間違いでした。
このまま、不幸あるあるが続くのかと諦めていたら、主人公が手話教室に通い出してからが明るい話しが多くなる。
自分の爺ちゃんが、ヤクザでギャンブル狂でばあちゃんが信仰している宗教が大嫌いだったのに、死んじゃってから仏壇に向かって毎日その嫌いな宗教のお経を唱えられているという自虐ネタを話したら、それがウケちゃって雑誌編集者になれるとこは良かったなぁ。
映画終盤で、無音状態になって聾唖のお母さんが手話で話しかけるシーンが続くのだけど、何を伝えているのかが全然分からない。あぁ、聾唖者の人の感覚ってこうなんだなと理解できました。
離れて暮らす事でより両親との絆が深まっていく過程は子育てあるあるなのか?耳が聞こえる世界と、耳が聞こえない世界。この二つの世界の間には深くて暗い川がある。ローエンドロー🎵
上映中、手持ちカメラの映像がずっと揺れているのはどんな演出意図があったのか?昔の映画では、よくある手法でしたけどね。
笑えて泣けるコメディなんだろうという先入観があったので、暗い話しが多くて残念でした。字幕版もあるので、聾唖者の方にも楽しめる映画なので良いかなと。
んー、でも配信で見ていたら前半の暗い話しにウンザリして見るのを途中でやめるかなぁ?それくらい、暗い映画でした。ポイントで見るなら損はしない映画です。
共感ありがとうございます。
蛇の目のゲンの話は自爆覚悟で話したらウケたのが笑えましたね。ユースケもいい様な事言ってたのにトンズラ、主人公はほんのり家族に護られていたんだなと思いました。
それから、でんでんってよく脇で出演しているけど、話しの流れを止める事なく余計な演技をしないトコは本当にお見事ですよね?佐藤二郎はドラマのドクターマウンテンの時は普通の演技だったのに、何でつまらない演技をするようになったのか聞いてみたいものです。
そんなでんでんが好きなオプンチアさんにお勧めの映画があります。マミーというドキュメンタリー映画で林真須美死刑囚の旦那なんですけど、保険金詐欺で自分の舎弟に砒素を飲ませて保険金詐欺をしたとか、自ら砒素を飲んで中毒になって保険金をせしめた。
と、楽しそうに話すんですよ?ぜひ、でんでんにこの親父を演じてもらいたいものです。