ふれる。のレビュー・感想・評価
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心地よい情報だけのコミュニケーションで良いのか問題
本作の物語は、SNS時代のコミュニケーションの難しさと危うさの暗喩なのだろう。互いの本音を口に出さずとも分かるようにしてしまう、不思議な生き物「ふれる」を通じて繋がっている幼馴染の3人の男性。互いのことはなんでも知っているつもりになっていたが、実は「ふれる」を介したコミュニケーションは、本音をそのまま通しているのではなく、悪意のある感情にフィルターをかけていた。当人たちにとって心地よい感情だけを流通させるようになっていたのだ。
いわゆるフィルターバブルとか、エコーチェンバーとか言われるのに近いかもしれない。
実際に、そういうコミュニケーションに慣れた人々が、急にそのフィルターを外したらどうなってしまうか。しかし、本当に親しい関係になるには、悪意に触れることも必要なのではないかと本作は問いかける。
岡田麿里は、人のネガティブな感情を描くのがやっぱり上手い。友人たちの、自分にとって「都合の良くない感情」に触れて友情の絆を強めていくという作業を、現代人はできなくなりつつある。寓意的にそのことを巧みに指摘する秀逸な作品だった。
本筋とは関係ないが、うじうじしたイケメンはイライラする。 また、い...
こねくり回された感じ
描きたいことは分かるんだけど、なんかこねくり回されてつまらないんだよなあ・・・男子3人の変わらない友情は美しいもんだろうけど、そりゃみんな進路や付き合う異性など、どんどん違ってきて、結局小学生の頃の友情なんて消えるもんよ。
それがトントン進んで、大人になって一緒に住むところが物語のスタートになっている時点で、もう作り物感がすごいんだよねえ。気持ち悪いっていうか。ここで感情移入が途切れる。つまり、冒頭からついていけない人が出てくる。
もちろんそれが「ふれる」の力なんだとしても、もう冒頭からタネのわかった手品を見せられているみたいなもんで、ここもイマイチ。その後、ちょこちょこ能力の設定付け足されてもなあ・・・
ストーカーも、女性二人も結局こねくり回すための道具に見えるし、、、最後の糸のところになってきたら、もう物語自体どうでもいいって感じ。
あっちにフラフラ、こっちにフラフラ、ぐるぐるぐる、、、厨二病みたいな脚本はもうお腹いっぱいかな。
ふれる。 ロムルス
この秋何度も見たくなり劇場に通いました
名作「あの花」の秩父シリーズ三部作スタッフの作品ということで公開前からとても期待していました。初見では映像のリアルさ美しさに驚きました。風景がほんとに目の前に迫ってくる精密さでとても臨場感を感じました。
登場人物はメイン3人のキャラクターが個性的で仕事で日々悩んでいるのでそれぞれの想いにすごく感情移入出来ました。一見穏やかだけど複雑な心の奥に隠された思いを言葉ではなかなか伝えられないもどかしさやすれ違いを描いた作品で自分の実生活と比較して共感する場面も多かったです
キーとなるふれるのキャラも可愛くて謎めいていてラストまでどうなるのかとても興味深く見ましたが
言葉がなくても目がふれるの想いを表現していて切なくなりました
大切な友だちとの距離感やすれ違った時の手の伸ばし方などたくさん考えさせられました
忘れることの出来ない素敵な作品です
人間関係に悩んだらまた見て人の心にふれることについて考えようと思います
新鮮なアニメ⭐︎ふれるが可愛い
アニメーションをあまり観てきた方ではないので(有名な新海誠作品、ドラえもん、コナンくらい)実社会のリアルな描写がビックリしたし、絵がキレイでした。ハリネズミのふれるのキャラクターがかわいいので、一緒に見た子供も気に入ってました。声優さんに詳しくない方ですが、主要3人のキャラや声もそれぞれ良かったと感じます。
最後の秋の渾身の叫びにはちょっと心震えました。。伝えたいメッセージ性も良かったですが女性達と同居の展開はもう少し他に設定があっても良かったかと思います
ふれるすごかった❗️今期1番考えさせられる映画です‼️
ある意味でリアル
ふれるという妖怪?を中心とした友情ドラマ。安易な善人、良い人は出てこないのでリアルではあると思う。
ストーリーはツッコミどころはあるけれども飽きさせない工夫がされているので結構楽しめた。
主要な登場人物に共感もしないし、浅はかな連中ばかりだから、話自体に大きな感動もしないけれど、ちゃんとした友情が育ってゆく物語としては良かった。
完全に話がそれるけども石見舞菜香さんの演技が素晴らしかった。演じた女性像に嫌悪する人は結構いるかもしれないけど、現実には本音の部分で普通だから男子諸君は夢を見ない方がいいかなって。
石見さんの過去に演じている多くのヒロイン像が例外なのだからある意味そのギャップが観ていて面白かった。
とにかく高田馬場懐かしい
言葉にする大切さ
終盤の盛り上がりに乗れなかった
声優、YOASOBI関係者ありき(ホイホイ)の映画
キャラクターはかっこ良い。ビジュアルで釣られてみた1人なので、それはいいと思う。
声優さんも良いと思う。キャラクターに合ってた。
美術、都心の街並みが綺麗に描かれていて、クオリティは担保されているが、新海誠監督作品と比べると普通のクオリティ。
謎の生物に触ると人の心が読めると言う、コンセプトは良かった。
が、
脚本、ストーリー、話の流れ、は全く面白くない。
意味がわからないところが多いし、クライマックスも刺さらなかったので音楽が勝手に盛り上がってて、非常にウザく感じた。
何を伝えたいのかもイマイチわかんなかったし、ただの友情話が繰り広げられてたとしか感じなかった。
2度と見る気はおきないです。
声優さんファン、タイアップ曲を手掛けたYOASOBIファン、監督さんファン等の関係者ファンしか刺さらない映画だと思う。
自分の言葉で相手に伝えることの大切さを教えてくれる
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