ふれる。のレビュー・感想・評価
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どうした岡田麿里
秩父三部作はとても好きな作品で、今回もまた同じメインスタッフの作品ということで期待して鑑賞に臨んだのだが・・・
残念ながら前3作のような心を揺さぶられることが、この作品にはなかった。
まず女子ふたりが同居する流れが強引すぎていただけない。
いきなり見知らぬ男子3人が住む家に押しかけるか?
(とある誤解をエクスキューズにしているがいやいやw)
島の先生の再登場も唐突で、「ふれる」の正体について説明役として
都合よく使われただけの印象だし。
クライマックスもなんだか大作アニメの文法に倣いました感しかなく、
置いてけぼりをくらってしまった。
「フィルターを通したコミュニケーションで人は幸せになれるか」
というテーマは興味深かっただけに、なんだかはぐらかされてしまった気分。
なにか懐かしく自分の生きてきた道を振り返る
糸
一体どうしてしまったのか?
最後まで、意味不明。何が言いたかったのか?何を描きたかったのか?相当に理解困難であった。
どんなオカルトでも、どんなSFであっても良いのだが、それでもどこか一点では一貫性があるべきである。それができていれば、製作者側と見る側の共通認識となる。その共通認識がこの世界観には存在していない。故に、製作者側が作る世界観を、観覧者側が共有できない作品となっている。
即ち、「ふれる」というオカルティックな存在が、何なのか、どういう位置付けなのか、何故存在するのかなど、何となく説明されているが、到底得心いくものではなく、つまり「ふれる」の事が十分に描き切れていない。
前作「空の青さを知る人よ。」が秀逸であっただけに残念でならない。
これまで良い作品を送り出してきた監督、脚本家、キャラクタデザイナの名トリオだけに、人間模様は良く描けている点が唯一の救いか。
是非、次作に期待したい。
ふれる
綺麗だったがもひとつ。読心術ハリネズミ・スパイダ-マンってとこかな。
やっと秋本番?良い感じの季節になってきたよネ。(*´ω`*)
でも予想じゃ11月入るとメッチャ寒くなるらしい。
短秋らしいよ。いやや~ でもどうせ劇場しか行かんし
寒くても暑くても年中変わらないけども。
そんな中、今日は「ふれる。」観に行った。
なんか前から 大作扱い? ”ふれる。”って声揃って
張り上げてたから 楽しいのかと思ってたのだが。
ピ-ク時間帯なのに 場内、お客様は少なかった。
それで大体予期してしまうのだけど、大体その通りの展開で。
この作品は見る人を選びますね。多分。
コミュ障の方にはハマるのかも。自分は全くそのタイプでは無いし
むしろ知らない人の方が遥かに話しやすい方なので
主人公への感情移入はあまり出来なかったですかね。
人との人との繋がり、以心伝心を指からでる白線で表していて
まぁ 表現としてそのまんま。手を触れて意識会話もそのまんま。
これアニメでしょ。もうちょっと考えないとと思った次第。
ふれるだし、触れて振れて降れてもっと想像を膨らませ欲しかったかな。
絵は綺麗だったけど、序盤から中盤までが作品的に安全圏だけど
刺激が弱い感じな展開。終盤は再思考したのでしょうね、表現の好き嫌い出そうだけどコレはコレで良いのではと感じました。
監督:長井龍雪氏
脚本:岡田麿里氏
----cv
小野田 秋(バーでアルバイト):永瀬廉さん
祖父江 諒(不動産会社に勤務):坂東龍汰さん
井ノ原 優太(服飾専門学校生):前田拳太郎さん
鴨沢 樹里(奈南の旧友)   :白石晴香さん
浅川 奈南(元服飾専門学生) :石見舞菜香さん
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(ココ良かった~点)
・何と言っても 秋のバーで”優太&奈南”名前のケーキでサプライズした所。
あの場面、5人が初めて本音を口にして 一斉に関係が険悪に。
空気読めない男達。彼等を利用してきてツケが回った彼女達。
本音で語る所が無かったら、この作品は多分死んでいたと思います。
だから それを克服するお互いを理解する思い(心)が生まれるのでしょう。
見せかけでは無くてね。
映画「聲の形」でも同じ様な場面が出てきます。
最初はバラバラ、そして見せかけ的に一緒に仲良くなっている様で、
実は仮面をつけてた。本音で相手にぶつかって言う事は 心を傷つける事でもあるが嘘偽りなく言う事と、何故言ったのか、言われたのか、なぜそう思ったのか、それをどう克服し、どう思いやるか(理解)だと思うのです。
・誰が誰を好きに成って行くか。そもそも訳け有ってシェアハウスで暮らす5人の話だけど、結局バラバラに。結ばれそうで ”無理~”な展開。
総じて シェアハウスで相手を見つけるのは止めた方が良いって所は露呈したかな。心の内は誰にも見えない・・・そう思う。
(感じた事)
・コミュ障でバーのバイト? 普通は無理と思うけどな。(理想出しすぎ)
・口より直ぐ手? はぁ?暴力人間には思えないが幼稚な気質設定が疑問。
・諒が一番人として成長出来てると思ったわ。良いぞ!頑張れと思う。
・家の中まで来るスト-カ、マジキモイと思う。
・指先から糸が、掌から糸出たら蜘蛛男。全然違うけどw、ハリネズミの表現もペット犬みたいだし。実態は必須かな? 霊的な者でも良いんじゃ?と思う。
・『心が叫びたがってるんだ。』手掛けた方たちなのね、テイストがそうだと思ったわ。
ご興味ある方は
劇場へどうぞ!
ジャニーズの力が...
幼なじみの友情?
不思議な複雑な感情。
今、意思疎通の難しさ。「ふれる」の本当の機能がテーマ!
子供の頃、島の伝説、触れた者同士の意志をテレパシーで伝える不思議な生き物「ふれる。」を介して親友になった三人。
常にずっと一緒にいた彼らは、成人して上京してからも同居する仲は変わらない。
永遠に思えた三人の友情にも、ある日、かすかな波風を起こす事件が起きる。
主人公が大人になっても「思ったことが口で説明できないと手が出る」なんて、幼児か!
危ないし近寄りたくないのが本音。
ただ、そういう人も排除しないで受け入れないといけない。
意思疎通の難しさ。
こういう話をテーマに映画ができることが面白い。
さらに「ふれる」が「考えたことを伝える」だけではないところがミソ。
人同士を争わせないようにするために、ネガティブな感情は伝えないという。
一見良さそうだが、ちゃんと言い伝えでもそれを続けると大変なことになる、と言ってる。
その話の教訓は、ただ仲よくしようではなくて、良くないの感情も口に出して伝えて、大変であっても話し合うことが大事だということ。
幼少時から、それを訓練せずに育つと、その部分が欠落した大人になる。
そんなことを考えさせる点が面白い。
今ならさしづめ、SNSだけでの意思疎通ではだめだということか。
あと、三人の「通常エピソード」が回想シーンのカットで創造させるだけで、実際に描かれない。
さらっと2,3の蜜月エピソードを語らないで、いきなり「崩壊」を描かれても伝わってこない。
派手な見せ場の「ふれる最終形態」(長い)より、そっちにもう少し時間を割いた方がいい。
最近、そういう工夫や練り込みの努力を怠って、セリフやあったことにして、言いたいこと、核心だけを伝えるダイジェスト映画が多すぎる。(それには相当の技術か執念が必要だから。あと配信世代相手だとそうなるか。)
他にも、女性二人との共同生活が強引すぎるとか、いろいろあるけれど…
(俺も「どこまで流されやすいんだよっ!」と思う!)、
唯一、ほっとできる先生の存在は大きい。さすがの猿時!
あ、ベテラン声優の老夫婦も。
さらに、エンディングテーマもいい。
それにしても同時期に、実写映画「ふれる」も公開で、紛らわしい…。
もちろんそっちには黄色いハリネズミもどきは出てこない。
ふれる。の。
涙が自然と溢れました
ストーリーが淡々と進んでこんな感じなの?
と若干不安でしたが後半になるにつれどんどん
のめり込んで気づいたら涙が出ていました。
当たり前だけど思っているたけじゃ相手には伝わりません。大好きな人に好きと言いたくなりました。
声優さんの演技も素晴らしく特に永瀬廉くんが
良かった。秋くんにもう一度会いたいので
また見に行きます。
個人的に経験値がない分あまり馴染まなかった。腐女史の方ははかどるかも?w
『あの花』『心叫』『空青』青春3部作と同じ首脳陣による4作目。3作と毛色が違うのは男子キャラ3人に軸足がある事です。ヒロイン2人は後付でかなり強引にねじ込まれるので、少々違和感あります(キービジュにもなし)。
今回も秩父市が舞台かと思ったら、都心のシェアハウスを拠点に3者3様の生活が展開。そこに後に2人のヒロインが加わり5人体制に。青春と銘打てばもう事件の予感しかしません。
男子3人は架空の島?出身で秩父ではない理由は、恐らくファンタジー要素があるためと思われます。三峯神社とかに後付けできなくはなさげで、フレルのぬいぐるみなど制作してグッズ展開とかも出来たかも。
肝心のストーリーは可もなく不可もなくで、キャラ作りも過去作でも見かけたような脚色。それは『あの花』から相変わらずのカードの組み合わせと言うか、3首脳のお得意パターンなのでしょう。ただし今作は『下ネタ』がない代わりにBL要素を全体に薄く伸ばしてあった感がありました。
そんな感じの全体像ですが、実は本作は上記3作よりも好みから外れるため★3票。腐女史各位やオトメイトな女性の妄想がはかどりそうな設定は、個人的に守備範囲の外側です。
特にマイナスに思ったフシはあまりなく、強いて言えば謎の生物フレルについて、冒頭の意思疎通以外の情報はなく、島の伝説由来?(印象付けが弱い)、触ると痛いのと、アレだけ珍妙なのに放し飼い。
子供アキがフレルを見つける意図が解りにくい事や、居場所を知ってた事、見つけて以降は単なるペット扱いで、謎めいた素性は当面放置されます。
そう言えばヒロイン2人とは意思疎通しないの? フレルはバラしても能力を秘密にした理由も不明でした。また、クモの糸みたいなのって何? ネットワークを意味してる?
他には、ケンカしたりヒロイン2人とのイザコザ(痴情のもつれ)の掛け合いがイヤに過激で、そのくせ冷めると何事もなかった様に平常に戻る(謝るシーンあった?)、その寒暖差の激しさが違和感でした。話のメリハリ目的かもですが5人離散するレベルにも思え、今どきあんなモンですかねぇ?
この辺も自分には経験値がないせいで、いささか共感しにくい部分でした。
加えて、相変わらず風呂敷の畳み方が雑に思え、終盤の騒動が良く解らないままオチへの展開。あのクモの糸も便利に使ってる感ありました(役割が決まってない万能素材)。
と言う訳で、自分はあまーーりピンと来ない作品でした。そして例によって中の人問題、本作では及第点と言えますが、序盤のアキが若干微妙、妥協出来なくはないですが。
だからこそ『がんばっていきまっしょい』は普通に期待できます(チョッとCGが…w)。
言葉で伝える大切さを実感した
3人の友情が羨ましくて良い関係だなと思えた。ふれるに頼らない自分の言葉で伝える大切さを痛感したし、トゲトゲで触ると痛いふれるが愛おしく思えた。ふれるがかわいい。3人の成長が見えたし、自分も相手を思いやっての言葉にする大切さを改めて感じた。
男子のそういうとこ!
自分の気持ちは言葉に出して相手にちゃんと伝えましょう
同じ島で育った幼なじみの小野田秋、祖父江諒、井ノ原優太の3人は、20歳になっても親友同士で、島を出て東京に一軒家を借り共同生活を送っていた。秋はバーでアルバイト、諒は不動産会社の営業、優太は服飾デザインの専門学校へ進学、と進路は別々だったが、島から連れてきたハリネズミのような、ふれる、が3人を結びつけていた。お互いの身体に触れるだけで相手の心の声が聴こえてくるため3人の心はつながっていて、そんな関係がずっと続くと思っていた。しかし、ストーカー被害に遭っていた奈南と友達の樹里と一緒に5人での共同生活が始まり、また、ふれるには実は相手に不都合な思いは伝えない、という能力を持っている事がわかり・・・さてどうなる、という話。
本作で言いたいことは、ふれる、のような存在が居ても居なくても、自分の思っていることは言葉に出してちゃんと伝えましょう、という事なのだろう。
自分の思いは言葉に出さなくても伝わっていると思い込み、言葉に出さない生活をしてると、だんだんと相手の気持ちがわからなくなる、という事はよく有る事で、それは良くないよ、と言われてる感じがした。
絵は綺麗だし、ストーリーもまぁまぁだし良かったと思う。
そして、口下手な秋役の永瀬廉をはじめとして、坂東龍汰、前田拳太郎、白石晴香、石見舞菜香も良かったし、その他にも有名な声優(津田健次郎、豊崎愛生、水瀬いのりなど)が多く参加されてて、て豪華だなぁ、って思った。
主題歌、YOASOBIのモノトーンも良かった
語りかけが自然ですっかり引き込まれた
秋くんをはじめ3人の会話が生き生きとして、間合いや息遣い、口調や語りが自然ですっかりのっけから物語に入り込めました。演者さんが誰かとかイメージが気になることはありませんでした。
女性達へはあまり共感はできないですが、病院を出る時にななが言葉で言わなければ伝わらないとつぶやくシーンは響きました。
3人が職場や学校で困難にぶつかり、違う人達との交流という新しい環境を通して成長する姿は端的に描かれて好感がもてました。
幻想的な画面とふれるの無条件のかわいさと不思議な力に未知の空間が味わえました。
大切なものは言葉と、時には慮ることも必要だなと思いました。人への関わり方をあらためて考えたいです。素敵な作品です。
人との繋がりを考えるきっかけをくれた良作
今を生きる現代人に観ていただきたい作品でした!SNSだけで簡単に人と繋がれる今、ことばで伝える大切さ、心を通わすというところに焦点があたっていたように思う!
良作でした!
主要キャストがオーディションで選ばれたようですが、納得の人選!
全281件中、161~180件目を表示









