「古い慣習を破った女性という一面」ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 REXさんの映画レビュー(感想・評価)
古い慣習を破った女性という一面
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名作漫画ベルサイユのバラの刷り込みが激しく、ジャンヌといえば下品で浪費家で王妃の首飾り事件のイメージしかなかったが、髪を下ろしたり男装をしたりと自由で古い慣習を破る度胸を持つ、堂々とした一面を窺い知ることかできた。
愛人の息子を我が子同然に溺愛していたことや、偏見を持たず黒人の小姓を持っていたのも意外。
宮殿を追放されたあとの彼女の足跡もあまり知らなかった。
追放後、まさかマリーアントワネットと手紙のやりとりをしているとは。
結局は元いた修道院送り。王の財産をもって、自由奔放に暮らすということは、やはりできないのですね。
しかしこの手の映画につきものの、最後のナレーションで語られているところが一番観たい箇所なのはなぜだろう。
ジョニデ、なぜルイ役?とおもったか、あの挨拶するかしないかのすったもんだで、娘やマリーアントワネットを無言でねめつける演技はなかなか堂に入っていた。
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