「歴史の舞台に誘われた」ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 あまおとさんの映画レビュー(感想・評価)
歴史の舞台に誘われた
思っていたよりよかった。(途中で寝てしまうかもしれないという心配は杞憂に終わった)
この映画は、ハラハラドキドキは特になし、涙も特になし、ベッドシーンなども特にはない。また、主人公の心理に深入りされてないので観る方も感情移入はない。しかし、たとえばもし私達がベルサイユ宮殿ツアーのようなものに参加したとしも、王の日常やら、お付きの男性と話す、など、この映画を観るような体験はできない。でも、ここではできてしまう。少なくとも、少しはしたような気にさせてくれる。しかしもここでは王の公妾という好奇心そそる人と一緒だ。
このような映画もいいなと思った。特に歴史ものは。ときを遡って、覗けなそうもない所まで入り込めて。
マイウェンは、王の妾というより、ハリウッド女優のような雰囲気に思えた。ジャンヌについて殆ど知らないので、ここでの彼女がジャンヌの雰囲気に合っているかどうかはわからないけれど、演技自体は魅力的だと思った。
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