インサイド・ヘッド2のレビュー・感想・評価
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感情は複雑。でもそのすべてが大切。
思春期のライリーが愛おしい
小3の娘。小1の息子と映画館にて鑑賞。
娘は幼児の時にアンパンマンを見て以来の映画館での鑑賞。息子は人生初の映画館鑑賞。
私にとっても思い出に残る時間となった。
前日にアマプラで前作を見てから、夏休みの思い出づくりに映画館へ。
前作同様、主人公ライリーの頭の中で起こっている、様々な感情達が可愛らしく、ユーモアいっぱいに描かれている。
2では、幼かったライリーが13歳になって、思春期を迎える。
自身にとっての生活や、価値観、優先順位など、前作と少し変わっていて、成長している様がよくわかる。
ライリーの頭の中で、ヨロコビはいつもポジティブになるような思い出、記憶を集めることに忙しい。そのおかげで、ライリーは自分のことを肯定的に受け入れている、、、が、、、思春期を迎えて、なにもかもがうまくいかなくなってきた!!
そこへ登場する新しい感情のキャラクター達。保身に走るがゆえに、今までの自分の良いところがどんどん薄れていってしまうライリー。
そうよねー、若い時って、色んな事が複雑で、自分を守りたいって、時々間違ったこと言ったり、やっちゃったりしてたよねーって、鑑賞中何度も懐かしくなった。
だからこそ、ライリーが愛おしくて、なにやってんのよーみたいな部分も、全部愛おしくなった。
後半で、ライリーが友達に本音を吐くシーンは、隣にいた娘は案の定、涙(笑)
まだ8歳なのに、こんなシーンで泣けるんかと母は感心しちゃったよ。
ネガティブな時も、ポジティブな時も、どんな時の自分でも受け入れられる自分でいられたら素敵だなぁって、今更ながら子どもたちに願わずにいられませんでした。
どなたかも書いておられたけど、3で、もっと成長したライリーが見られたらいいのになって私も思う。社会人になって、素敵なパートナーとの関わりも描いてくれたら面白いだろうなぁ、、、期待してます。
抑圧された感情😂
原題は『Inside out 2』なんですね!
1作目は未鑑賞ですが、ライリーの成長と共に
新たな感情たちが増える様子がわかりやすかったです。
頭の中で起こる感情の表現や葛藤のテンポが良く、時間があっという間に感じる映画でした。
子どもが見ることで学べる事もあれば、大人が鑑賞しても楽しめる内容になっていてアニメーション技術もさすがDisneyクオリティですね。
感情たちのキャラクターデザインのこだわり・日本語吹き替えのレベルが高かったのでとても楽しめる作品でした💐
主人公が良くも悪くも
最初の少し痛い感じはリアリティーあって良かったけど、それと同時に耐性がないせいか見ててしんどかった。
感動シーン入っても最初のマイナスイメージでそこまで感情的にもなれなかった。
前作もそうだったことから作品が自分に合ってないかも
思春期、新たな感情との出会い
共感できるpointが多くて最高の作品だった👍
思春期の感情を上手く描いた良作
さらにパワーアップした
大人になった主人公がさらに新たな感情を手にした事によって友情や大人の世界という中で傷つき、傷つける事があります。
自分の心が「シンパイ」に包まれてしまうと一気に心が壊れてしまう。
全ての感情には、それぞれの役割があるのにお互いがうまく尊重しておかないと偏ってしまう。そんな時にいつでも戻ってこれるように普段から自分の感情と向き合いたい。
ストーリーも大人になっていく姿が分かりやすいので子供にも伝わりやすくてよかった。
ゲームのキャラクターがけっこう良かったです。
同じ高校生だからこそ
未成熟で不安定な思春期がテーマのインサイド・ヘッド2。レビューがとても良かったので見に行ってみたら、ライリーだけでなく見ているだけの私達も色んな感情にさせられ、考えさせられる映画だった。
序盤にあった友達の島と家族の島。思春期に近づく程、家族の島に比べて友達の島は遥かに大きくなってしまうことを表していて、思春真っ只中の高校生ながらに寂しく感じてしまった。
今回は高校入学をキッカケに親友とのいざこざがあり、憧れの先輩達と親友との狭間で揺れるライリーがとてもリアルで複雑な気持ちになる。つい数ヶ月前までの私も、ライリーと同じように高校生活への不安を抱いていた為とても感情移入してしまった。
また、ライリーだけでなく感情達の絆がとても素敵だった。ヨロコビが珍しく弱気になり、落ち込んでいるとき、新しいライリーの性格が形作られようとしているとき、感情達がお互いに寄り添いあっていて、1番感動したと思う。
思春期の学生、まだ小さい子、そしてその子達の保護者の方に必ず見てもらいたいと思う映画だった。
オトナたちはどう生きるか
人の感情(意識)って本当に謎ですね。
年齢を重ねるほどに丸くなる(寛容になったり、自分で抑制できるようになる)人もいれば、反対にますます激しくなる人もいる。
「喜び」とか「悲しみ」のような感情については、程度の差はあっても基本的には大きく変化することはない(たぶん)。
ところが、「怒り」とか「恥ずかしい」については年齢とともに受け止め方とそれに対する反応が大きく違ってくる。
他人の言動について、そんなの許せない!という思いがますます募る人もいれば、そういうこともあるよね、と受け流せるようになる人もいる。
近しい人間関係の中で(人によっては世間という不特定多数の中で)、恥をかきたくないと見栄を張り続ける人もいれば、自分のしたいことをするときに他者がどう思うかなど気にかけない人もいる。
※他者の目線を気にしないで公共マナーを平気で侵す人たちは別の次元で困ったものだが…
この映画で描かれるそれぞれの感情は、すべての人が持ち合わせて生まれてくるが、年齢とともにどう向き合えるようになるのか。
私見だが、まだ出てきていない感情の候補は「愛する」と「あきらめ」?
人としての『成熟』に少しでも近づけているのか、或いは狭量な『偏屈』爺さん(婆さん)になりつつあるのか。
オトナの場合、そんなことを考えながら見るのがいいかもしれません。
思春期娘といっしょに観賞
アラフォー世代には響かないかも、、、
繊細で科学的で深い
子育てしたことのある親向けの映画
現役のコドモにはピンとこないと思う
思春期のニンゲンの脳と感情の活動を繊細に描いたと思うが、しっかりした科学的分析に基づいていて素晴らしい。
「シンパイ」とか「ダリィ」とか「ハズカシ」「イイナー」とか、どっちかというとネガティブな感情も社会で生きていくにはどれも不可欠、
思春期は社会性を身に着け始める時期でもあり、ライリーがただの「いい子」から、社会でうまく振る舞う技術を試行錯誤しながら育てていくところ(そのために今までにない新しい、複雑な感情が必要)を積極的に肯定的に描いているのに感心した。日本なら、自分を大事にすること=自己中、うまくやること=ズルさを身につけること、などとされておおっぴらには肯定されない、建前的に否定的に扱われると思う。
「シンパイ」が暴走して制御が効かなくなるところにゾッとしました。
リアルでは、いきなりヨロコビが来て助けてくれたりしません。
ヒトにはどの感情も不可欠、と描かれていましたが、シンパイに悪役成分が多く、ヨロコビがどっちかというとヒーローなのは、一応子供向けだからなんでしょうか。
自分、日常生活では「シンパイ」とより親密です。
そういうお年頃だからか、もしかすると日本人だからかも。
ホメてますが正直なところ、あまり面白くはなかったです。
なんでそんなにヒットしてるのか不思議
思春期の人格形成に踏み込んだ深い作品
喜びや悲しみといった人間が持つ様々な感情をひとつひとつ擬人化することで、脳内で起きている複雑な感情の行き交いを可視化し、そこにハラハラドキドキのアドベンチャー要素も盛り込んだディズニーらしいエンタメ作品。
前作は主人公であるライリーの幼少期を描いた物語でヨロコビ、カナシミ、イカリ、ビビリ、ムカムカという5体の感情が登場した。
その後継となる今作は思春期を描いた物語でシンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシという新たな4体の感情が加わり、成長とともに複雑化する人間の感情と、それにより生まれる様々な葛藤が描かれている。また、今作ではひとつひとつの想い出が束となり、結晶という形で個人の人格形成に深く関与している点についても描かれている。
物語の舞台は地域の強豪ホッケーチームで、14歳になったライリーが新チームのトライアルに誘われ、その実力をアピールしてチーム入りを勝ち取り、新しいチームメイトに溶け込もうと奮闘する姿が描かれている。
人間は大人になるに従い、様々な競争に巻き込まれ、自分を他者と比較し、人に認められたい、人より優位に立ちたいという欲求が生まれてくる。一方で周囲から浮かないよう、嫉妬されないよう、空気を読んで自分を押し殺し、時には自分を偽ってでも周囲に合わせることで、所属する集団から弾かれないよう細心の注意を払いながら生きている。
今作で主要な役割を果たしたのがシンパイで、あらゆるネガティブな未来を想定し、ライリーの身に起こるであろう様々な失敗や危機を予測し、事前に回避行動を取るという高度な役割を担っている。当初はこれがうまく機能し、ライリーはすんなり新チームに溶け込めるかと思われた。
しかし、シンパイによる感情のコントロールが支配的になると、ネガティブな未来ばかりを予測し、ライリーからは余裕が消え、利己的になり、打算的になり、元チームメイトの旧友を裏切り、新しいチームメイトに気に入られるため自分を偽り、不正行為にまで手を染めるようになる。
聡明で明るく、素直で、正直で、友達想いの心優しい幼少期のライリーはすっかり影を潜めてしまった。
私事で恐縮だが、自分も幼少期はなにも考えずに伸び伸び自分の感情を表現できる子供だったが、思春期に入ると自意識過剰になり、周囲の目を気にするあまり、感情をうまく出せなくなり、自分の殻に閉じこもる内向きな性格になっていた。
思春期というのは一度、自分を壊して再構築するという不安定な時期であり、なぜ思春期になると無邪気なままではいられなくなるのか、生き辛さを感じるのか、この映画を通して自分の過去を思い返し、なんとなく理解できた気がした。そして、自分もそんな時期があったなと思うと同時に、自分も思春期の葛藤があったから成長できたのかもしれない、と少し勇気づけられた気もした。
少し話が脱線したが、前作では人間にはヨロコビだけでなく、カナシミのようなネガティブな感情も必要だと訴えるシーンがあったのだが、今作でも同じようなメッセージが込められたシーンがあった。
司令室に復帰したヨロコビが人格形成に関わる結晶を、シンパイのものからヨロコビのものに交換することで、ライリーは元の性格を取り戻すかと思われたが、事態はまったく改善せずヨロコビが戸惑うというシーン。
ヨロコビは母親のようなキャラで、ポジティブな想い出だけでライリーに幸せいっぱいな人生を歩んで欲しいと願っているが、映画はこのシーンを通じて、実はカナシミやシンパイといったネガティブな要素も人格形成には必要不可欠なものだ、と訴えているように思えた。
ヨロコビが作る幸せな記憶だけでなく、これからの人生にはシンパイが支配した期間に経験した様々な失敗や嫌な記憶、表出したライリーのダークな部分も含め、それらすべてが彼女の成長や人格形成に必要不可欠なものであり、それらをありのまま受け入れることこそライリーが大人の階段を登るために必要なのだ、と。
1も発想の着眼点という部分で発明的に凄い映画だと思ったのだが、2はそこからさらに進化して、より深く人間の人格形成に迫ったという点で、負けず劣らず良い映画だなと思いました。
大人になる共に複雑になる感情…
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