「お手本のような優等生ディズニー映画」インサイド・ヘッド2 まままさんの映画レビュー(感想・評価)
お手本のような優等生ディズニー映画
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どうやらめちゃくちゃヒットしているらしい
この映画がヒットしているという事実に人間の温かみを感じる
この映画を優しく楽しめる人は、すべての子どもたちを尊重できるんじゃなかろうか
ライリーの感情たちはまるで全員がライリーの親のよう
ヨロコビなんてのは鬱陶しい過保護な母親のよう
一作目はそんな過保護ママが、ライリーの感情からカナシミを追い出す
だけど、カナシミだって必要な感情
ときには泣いたっていいんだよ、と話は終わる
本質的には2作目も同様
過保護ママが、今度は嫌な記憶を追い出す
ライリーの中にある嫌なところ。試合で反則をしてしまったこととか。
だけど、そうはいかない。嫌な記憶、嫌な予感や不安、つまりはシンパイ。大人になっていくライリーは、そういうところとも向き合っていかなきゃいけない。
それら全て受け入れて、多面的な自分自身を受け入れて、本当のライリーらしさが出来上がっていく。
道徳的な話!いつか教科書のコラムにでも載ってそうなレベル。
映像も綺麗。
途中出てくるテレビのキャラやゲームのキャラ。
ジャガーラッシュやスパイダーバースのような表現で面白い。
まあなんだかんだで最後はヨロコビがリーダーに戻っていくのはちょっと違和感。
ライリーの花がライリーをコントロールしてこそ、それがライリーらしさなんだろうが。
ただまあ表現として難しいのはそりゃそう。だって母親や父親も感情がコントロールしている設定なんだから。
まあ細かいことには目を瞑るしかなさそう
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