「やり過ぎ」インサイド・ヘッド2 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
やり過ぎ
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どうにも…けたたましい。
1作目もこんなだっけ?
とにかく台詞に捲し立てられる。
13年かけて作られた性格が「私はいい人」ってのも気に入らない。
様々な感情は自分だけのもので、推奨モデルなんかはないはずで…それにも関わらず、画一的なスタンダードがあったような気がしてならない。
それを「ヨロコビ」達が押し付けてるような気もしてて…なんかこんなシステムだったっけと頭を傾げる。
1作目は年も幼く、自我を形成する時期だったから気にならなかったのかしら?
今回は思春期で…様々な感情が生まれて、より複雑になっていくみたいだ。
「心配」とかが出てきて、リアクションが多様にもなってその経緯に感心はする。
なのだが、途中から対立する構図になって、ライリーの主導権の奪い合いみたいになる。何を見せられてんのかよく分からないのだ。
なんか言わんとする事は分からなくもないのだけれど、お節介が過ぎるというか、エンタメが過ぎるというか…俺は楽しくなかった。
ただ、公開してしばらく経つのに映画館は満席に近い状態で、隣の席のJKだかJCだか微妙なお年頃の女子は、館内が明るくなった途端「良かったー」と感激した様子だったので、良い映画だったのだと思う。
結構楽しみにしてたんだけど、ライリーの成長の割には全ての感情がなんの成長もしてなさそうだったのが、不満だったのかもな。
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