「私たち自身が築いてきたもの」インサイド・ヘッド2 Yuune.さんの映画レビュー(感想・評価)
私たち自身が築いてきたもの
クリックして本文を読む
全作は見ていませんが楽しめました。
主人公のライリーがこれまで培ってきた人生があり、
ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ビビリ、ムカムカ
それらのシンプルな感情で成り立ってきたところに、
ある日、突然の警告音と共にライリーに備わったのは
【思春期】でした。
シンパイ、ハズカシ、イイナー、ダリィー
思春期によって増えた感情たちはとてもわかりやすかったです。
思春期って、それまでの自分を壊してしまうほど繊細な時期なのかもしれないと思いました。
これまで大切にしてきたものさえ、自分の感情ではコントロールできずに壊してしまうだけのものがあるのかもしれない。
それでも、失いかけたこれまで大切にしてきたポジティブな感情を荒波に揉まれながらもヨロコビが大切に抱えて守ろうとするシーンに涙しました。
自分自身のポジティブな感情を自分自身が守れなかったら…?
ネガティブな感情が支配したら…?
私たちが生きて行く上で、感情のバランスがどれだけ大切なのかと考えさせられるお話でした。
そして、今まさに思春期で揺れ動く息子の気持ちにも寄り添っていけたらなと思いました。
コメントする
みかずきさんのコメント
2024年8月22日
はじめまして、みかずきです
共感ありがとうございます
本作、思春期の主人公ライリーの感情を擬人化して表現しています。
観客が混乱しそうなくらい多くの様々な感情達を巧く整理しているので、分かり易かったです。テンポも良かったです。
思春期前、思春期中、思春期完了の幅広い世代で心に響く作品だと思います。特に、思春期の子供のいる親世代、思春期を懐かしく、ほろ苦く思い出す大人世代には強く響くと感じました。
アナと雪の女王の興行収入記録を抜いて世界的にヒットしているのも納得の作品でした。
ー以上ー