「むしろ大人向け?」インサイド・ヘッド2 リボンさんの映画レビュー(感想・評価)
むしろ大人向け?
このシリーズの第1弾は見ていなかったのですが、頭の中の感情達の擬人化のアニメならちょっと面白いかな?と鑑賞。
周りは小さなお子さん連れの親子も多かったのですが、幼稚園くらいの小さな子どもに「シンパイ」とか「皮肉」、あと「思春期」とかって理解出来るのかな?むしろこれは大人向けのアニメ??とも思いました。
「シンパイ」の暴走は、頑張らなきゃ、どうにかしなきゃ、などと思えば思うほどこれに陥りやすいのも頷けるし、
あと前半の「私は良い人」っていう想いがこの主人公らしさを形成してるっていうくだりには、あれ?何か良い人であらねばって強迫観念に無意識に囚われてないかな彼女、そこまで完璧に「良いところだけな人」なんてそうそういないし。。と少々疑問でしたが、案の定的中。
でも今度は「私は駄目な子」っていう感情に押しつぶされて。。うーん、自分について「良い子」か「駄目な子(悪い子)」の2パターンじゃあ無理だよ~~そんなどちらかだけに自分を当てはめても〜~と思っていたので、
立ち直る時の「良い自分も悪い(弱い)自分も全部受け止める」「全部が自分なんだ」って、
感情達全員が円陣を組んでいたところで思わずウルっときてしまいました。。!
多分、悲しいこと辛いこと逆境があった人(大人)のほうが刺さるんじゃないかな、と思いました。
*****
思春期になって急に親の質問「今日学校どうだった?」に対し、細かくあれこれ話したがる幼少期と違い「ってか答えるのうぜー」と思って「うん?良かったよ。」の一言で済ませて親に「えぇぇーっ!その一言だけ〜~??」と思わせる原因は、
新たにやってきた感情「だりい」さんのせいなんだと分かって合点がいきました!(笑)
うんうん、幼稚園くらいだとだりーなんて思わないけど、やがてそういう感情芽生えてくるもんね、と納得(笑)
「ハズカシ」の兄貴は普段は恥ずかしそうにしてるけど、やる時はやる、グッジョブでした(笑)