「楽しく見る心の働き」インサイド・ヘッド2 SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
楽しく見る心の働き
クリックして本文を読む
前作未見の状態で見たが特に問題はなかった。専門家の指導を仰いだと言う、思春期の心の働きが直感的に理解できるストーリーがよく出来ていて面白く、自分の花を咲かせる仕組みや記憶の倉庫などの美しい画もあって、楽しく観ました。
特に、シンパイちゃんがどんな心配があるかのブレインストーミングをさせている場面が印象的で、あー、こうやってどんどん不安が高まっていくんだな、だからヨロコビ(楽天主義)ちゃんを心の中に常駐させておくことはとっても大事なんだな、と思った。そして、全ての感情には各々働きがあり、そのどれもが必要なものだということを、シンパイに「こんなはずじゃなかった。ただライリーを護りたかっただけ…」と言わせて表現しているのに泣きそうになった。記憶の彼方に追いやったイヤな思い出達だって脳内ピットに戻るための礎になっているところもいい。全てが自分の花の素なんですね。エンディングで流れるセカオワの曲もエモかった。
隣の大人のお姉さん二人組がラストで号泣されてましたが、思春期アラーム(秀逸なアイデア!)が脳内に設置される年頃の子供達やその親御さんには間違いなくおすすめです。
コメントする