シルバー 夢の扉のレビュー・感想・評価
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夢に入る話。10代向け。
意外とよかった。
ちょっと細かいところ理解できてないけど、いい。
ノートの儀式誘われるとこ、自分だったら怖くて参加しないかも。
物語が動き出すには慎重さより好奇心が必要だね。
主人公が女の子で敵も女の子。
冒険もの?で、小学生でもない女の子が主役は珍しいと思った。
家族ドラマ系では女の子が主役はよくあるが…。
登場人物がキャラクター過ぎなくていい。普通な感じ。
男の子たちもいい。
魔法ではないけど、ルールがある不思議、にワクワクする話だった。丁度いい。
夢が題材のものは多く、いろいろある。だいたい難しい。私が知ってるそういうのとは違い、これはやさしく、楽しみやすかった。
夢を扱うと難解なものが多い印象があった。
最後、夢か現実か…はよくある。
最後にこれをやらずにはいられないくらいある。
本の「完全なる首長竜の日」を思い出した。
自分は、夢の中で夢だと気づいたことがない。
次こうなりそうとかこうなったら嫌だなと思った通りになることはある。
夢に気づく人はたくさんいるみたいで、すごいなー、いいなー。とよく思う。でも少しこわい気もする。
夢が主題の妄想劇
若者が出てくるが学園ドラマでもない、夢と現実が交錯する世界だからSFのようでもあるが失踪した少女の話が絡んでサスペンス調でもあるが、単なる妄想劇でしょう。まあ、最初のうちは死んだという父親の事故のトラウマ、悪夢の繰り返し程度だったがだんだん訳が分からなくなる。
原作はベストセラーと言うが何が受けたのか、もっとも、本を読んだ人のレビューでは原作は3部作の長編、映画は登場人物もエピソードも相当単純化しているそうです、夢を叶えるための代償など「ファゥスト」の著者ゲーテの母国ドイツらしくもある、いずれにしても感性の違いなのか世代間ギャップなのか、皆目、登場人物に興味が持てませんでした・・。
ティーンネイジャーにおすすめ
夢という不可思議なものを、誰かと共有してしまうという発想が面白い。
これを一言でファンタジーと言ってしうが、多感な時期は、とかく不可思議なものを信じたい。自分自身の夢を叶えたいように。
私たちは五感を通して世界を感じるが、それは単に脳によって作られた集団的妄想とも言える。
夢と一蹴することはできるが、夢を共有するとそれはもう夢ではなく現実なのだろう。
共有した夢とその世界に取り憑かれてしまったアナベル。
彼女の発想は確かに行き過ぎたものだったが、これもまた若気の至りで、死んだはずの女性が生き返ったことは、そもそもまだ夢を見続けているのではと思わせる。
最後のシーンに登場してしまったあの、ゲッコーの扉が何を意味するのかということだ。
これはそもそも我々はずっと死ぬまで夢を見ているという作者のメッセージなのかもしれないが、個人的には、母の再婚によって始まった物語と、父に対する謝罪の念が消えない主人公へ、父が成したささやかなプレゼントのように締めくくってほしかった。
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