「ドラマの尺、映画の尺」映画 からかい上手の高木さん imaxmaxさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラマの尺、映画の尺
ドラマ版は1話実質20分の尺の中で「からかい」が美しい小豆島でのんびりとした時間の流れの中で語られるが、映画版の119分だとその時間の制約が無い分メリハリも無く、そもそも「からかい」も少ない。ちょっと退屈に感じた。
途中クラスの生徒のエピソードはあるが、どれだけ重要なエピソードだったのか。ドラマ版の中学時代をなぞるだけで、二人の関係性がどのように進展していったのかまるで無い。
終盤でドラマ版と映画版の同一シーンをダブらせているので、あえて時空を超えた変わらぬ二人の関係性を現したのかもしれないが、観客がそれを見てどう思うのかは別。
高木さんの「からかい」の本質に気づかない西片。でも高木さんも何も言わず10年。でも普通これで永遠の別れになると思う。大好きな人に(中学時代は出来なくても)アクションしなくていいの?高木さん。
ラストで高木さんが直接的な告白をしても西片は付き合いたくない。そうしたら結婚。ちょっと唐突だね。
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