もしも徳川家康が総理大臣になったらのレビュー・感想・評価
全379件中、121~140件目を表示
近年まれにみる○作
B級映画自体は、嫌いではないし、ある程度覚悟して劇場に向かったのだが、それをもうわまわる出来。原作未読、事前情報ほぼ無で鑑賞。
基本出オチ(なんならタイトル落ちですらある)と分かった上で鑑賞したが、「このセリフいいたいだけだろ」的な場面のオンパレードで、ストーリーどころか場面転換に全く繋がりや伏線回収的なものがなく、見てる方からすると行き当たりばったりの展開にしか見えない。
別にこういう映画に整合性やらを求めるつもりはないのだけど、それにしても投げっぱなしすぎると思う。同じテイストで作られた飛んで埼玉続編は、こじつけはあるにせよ、エンタメに振った範囲内で視聴者に納得感は出してくれた。(寧ろよくぞここまでと感心した)
個性派演者の高い演技力で、映画っぽくなってはいるが、基本ショートコントを繋いだだけの脚本で、痛々しさの方が勝る。
まだそれだけで終わればよかったのかもしれないが、ラスト近くなると教条的でかつ、正義感満載の押し付け長セリフで白ける。(別に主張自体は問題ないのだが、この映画でそういう"教え"を押し付けることに違和感満載)
特に最後の教えの部分は完全に「藁人形論法」になっていてエンタメとしての体すらとれていない。久々にキャシャーンのエンディング的なザラザラした後味感を味わいました。政治と映画は合わないと再認識しました。
秀吉を竹中直人、織田信長をGackt、といったキャスティングと、メインキャストの演技力は良かったので、脚本だか、原作だかの問題だと思う。
コミカルでスカッとする映画
ギャグのテンポがいい
コメディとして秀逸だ。ひろゆきっぽい人があーだーこーだ言うシーン、ガクト扮する織田信長が三密をするシーンは吹き出してしまった。
個人的にはロックテイストの君が代が流れて、天照大神が出るところで大爆笑。こういうパロディ、風刺はキレているし、序盤はギャグのテンポも良い。
ストーリーは偉人内閣に懐疑的だった日本国民が、やがて改革に熱狂して未曾有の内閣支持率を叩きだし、それを豊臣秀吉が乗っ取ろうとする。
この辺りも風刺が効いてる。波や空気さえできてしまえば、バスに乗り遅れるなとばかりに危険な権力でさえ、深く考えずに消費する現代の浅薄さに警鐘を鳴らしている。
最後は徳川家康の大演説で終わるのだが、ここにもっと皮肉が効いてもよかったのではないか。「まあ、いいことは言ってるんじゃないの」とは思うものの、メッセージがあまりにもストレートかつありきたりで平板なもので盛り上がりにかける。コメディなので綺麗な着地を目指した方が丸く収まるという判断なのかもしれないが、小池百合子や天照大神をギャグにするくらいだから、もっと皮肉めいた後味の悪いオチでも、それなりの納得感は得られたのではないかと感じる。
コメディ映画にアイロニーのクオリティを求めるなと言われたらそれまでだが、コメディなんだから、もっとオチは馬鹿馬鹿しくても良いとは個人的には思う。
前半の飽きさせない展開はとても楽しめる。
笑って泣ける作品でした
GACKT目当てで観に行きましたが
期待し過ぎた
嫌いじゃない
コメディとして楽しく見るぶんには嫌いじゃないです。ベースがビジネス書の割に、歴史や政治がわからなくても楽しめます。
10人の偉人内閣ですが、やっぱり信長、秀吉、家康のキャラが強いw
小籔さんが仕切るニュース番組のくだりが楽しくてお気に入りです。
若者に選挙投票を呼びかけるようなラストでしたが、見に来ているのは熟年層ばかりで、20代30代はあまり見受けられませんでしたね。
家康に説教されるのもどうかなぁ~
キャストは豪華だったしコロナの感染から自力欠乏感染に落としどころを持って来たのは面白いと思いましたが、江戸時代って「あきらめ」「保身」「分」「忠誠心」「パワハラ」とかを巧みに使い、民や武士を無能力化して作った安寧の260年ですよね。それはその時代には素晴らしかったと私は賞賛し誇りにも思いますが、その政策の家康に蕩々と「自主性が無い」「自分で考えろ」と現代日本人が説教されるのはどうかなぁ~
なので映画の最後はとても白けました。信長や秀吉に言われるならまだしも・・
お気楽コメディかと思いきや…
最初の方は確かにタイトル通りなのですが、ラストの
ド直球メッセージでは、不覚にもうるっと来ちゃい
ました。
…まぁ、うるっと来つつも頭の片隅では「んなこたぁ、
言われなくてもわかってますよー、わかってても面倒
くさいんですよぅ」などと言う、けしからん思考も
働いていた訳ですが(苦笑
ともあれ、家康様が素敵です。信長様でもなく龍馬
様でもなく家康様。
ほんの短いシーンでしたが、家康様の舞は流石です。
これだけのためにお金払えますよ、私は。
因みに秀吉には、様なぞ付けてやりません(笑
付けてはやりませんが、こちらも流石の存在感。彼の
言い分は正しくはないのでしょうが、ある意味では
現実的とも言えますしね。生身の人間には無理でも、
AIなら長続きするかもしれませんし。
総じて、普通に面白かったです。機会があれば、また
観たいかな。
私は聖徳太子推し👕
本作の見所は何と言っても配役!徳川家康を演じる野村萬斎を始め、GACKT、竹中直人は素晴らしい演技を見せてくれました。解散総選挙を決める時の竹中直人の演技には狂気すら感じ、ゾクゾクしました。
豪華キャスト陣の中でも異様な存在感を放っていた聖徳太子の長井短。凄い俳優さんがいたものです。演技がどうこう以前にただならぬ雰囲気に魅入ってしまいます。あ、演技が下手とかそういう話ではないですよ。本当にハマり役で、今後聖徳太子といえば本作の聖徳太子を思い浮かべるだろう程に強烈なインパクトでした。
浜辺美波さんは相変わらずとてもキュートでした。ショートもいいですね💞
あまりの馬鹿馬鹿しさに不安になるところもありましたが、シリアスパートを盛り込みストーリーを展開していき、なかなか良い脚本だったんじゃないかなぁと思いました。しかし、クライマックスはちょっとやり過ぎかな?細かいことは作中に散りばめ観客に感じさせ、大事な事を短いセリフでビシッと決める。そういうスマートな見せ方だったら良かったかなぁとか思いました。でも、込められたメッセージは刺さりました。
少々説教臭い印象が残ってしまいましたが、非常に面白い設定のコメディ映画。俳優達の名演やメディア関係のパロディなどとても楽しめました。……聖徳太子めちゃくちゃ面白かったからスピンオフやってくんないかな(笑)
序盤から終盤まで
入りやすさ
キャラ立ち演者の続々の登場はまるで吉本新喜劇
いきなり大江戸捜査網w
トンデモSFファンタジーなので細かい事を突っ込んだら一気に面白さが半減してしまうので、観てる側も一緒になって設定に乗っからないといけないタイプの映画。
各偉人たちの誰でも知ってる特徴をそのままストレートにキャラ付けしたわかりやすい設定という事もあり、小学生くらいの子も楽しんで観ることができる夏休み映画の一面が大。
「きっと彼らならこうするね」というのがそのまんまだったりするので逆に大人には物足りなさがあったかな。
演者もメジャー俳優を起用しているのですんなりとストーリーに入り込めグッド。
浜辺美波ちゃんは癖のない正統派な美人だがあれだけアップになってもほんとに綺麗なお顔なので今更ながらその造形の完成度には驚く。
赤楚衛二さんはカッコ良く坂本龍馬が本当に似合ってた。
武田鉄矢に聞け!には笑った。
なんか化粧を落としたマツコデラックスがいたような・・・気のせいかw
メッセージ性のある知的な歴史コメディ!歴史好きにはぜひ見てほしい!
ビジネス小説の原作も、結構売れていたように、やはり設定自体がとても面白いと思う。歴史の偉人たちが内閣を組閣する、こんな設定、なかなか思いつかない。しかも、時代は全てバラバラで、日本の歴史上の有名どころの偉人たちが集まってくる、もうこれだけで、歴史好きにはたまらない設定だった!
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人の偉人が出てきて、これが愛知県民にはとてもアツい設定だった。3人とも愛知県出身で、名古屋・愛知では「三英傑」と言っており、今も三英傑を扱ったおまつりまであるぐらいだから、この3人が一つの内閣にいるなんて、本当に感動!
設定が面白いだけでなく、政治的な腕前も抜群と、次々と改革を成功させていく、、、そんなお話だった。北条政子の、天照大神、これは意外性もありなかなか驚いたし、歴史ものを扱ったフィクションだから演出できる内容だった。
改革を成功させた後の、お話がまた驚いた。あんまりネタばれになってもいけないが、まさかあの人物が、、、という気持ちになった。政治的なメッセージ性もあり、どこか意外な印象を受けたが、政治にもっと関心をもっていこうという気持ちになった。
★アクションプラン
・原作作者の眞邉明人さんに興味を持った。眞邉明人さんの『ビジネス小説 もしも彼女が関ケ原を戦ったら』も、読んでみたいと思った。
・この映画の監督の武内英樹さんの他の作品も見てみたいと思った。『テルマエロマエ』は見たことあるけど、『翔んで埼玉』見たことないから、すごく気になる。
全379件中、121~140件目を表示









