もしも徳川家康が総理大臣になったらのレビュー・感想・評価
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キャスティングをみるだけでもう面白い
とにかく面白い、オススメです。
最初は強いリーダーシップのもとに、
早い決断で次々と政策を進めていく、
昨今の内閣にはないさすが偉人内閣
と思ったけど、
この作品の真意はそこではなかった。
最後の大演説にもあったように、
この映画は、いまの政治家たち、
マスコミ、そして我々のような有権者
すべてに向けられている、
非常に強いメッセージを感じた。
方向性や対応は違うけど、豊臣秀吉公も
徳川家康公も同じことを憂いており、
その信念を貫けた家康公のおかけで、
200年以上も安定した江戸幕府を築けたことは
見事に表現されていたように思う。
自分の中での最初の爆笑ポイントは、
豊臣秀吉公が初めて登場したときの、
手話通訳のアワアワぶりでしたw
かなり笑えるが、基本は啓蒙
想いを継ぐ。
アナウンス部にいきたい新人局員政治部の西村理沙と、コロナ禍で首相の死からAIホログラムで歴史上の人物を復活させ最強内閣を作ろうと発足させた偉人内閣の話。
コロナで世界中がパンデミックで死亡者多数のなか…、坂本龍馬の挨拶から始まり、ノリノリのBGMで豊臣秀吉の口からノリで国民一人あたり50万至急10日以内にと始まる。
本作観ての率直な感想はコロナ感染が広まり始め国民全体が不安な中、勿論政府側もどう対応したらと迷走してたとは思うけれど、政府側の対応の悪さ遅さなどを本作だと素早い対応、有言実行で国民へ安心を与えた序盤、少し政府へのディスりじゃないけど「あの時対応悪かった、遅かった」よねと訴えてる様にも見えてしまった個人的に。
あとラストの家康のスピーチは熱く観てる私達、現代の人へのメッセージじゃないけど、くだらないSNSに左右されるなとか、人任せにするなとか、自分をしっかりもてみたいな作品からのメッセージの様にも聞こえました。
内閣解散時のラスト、1人のリポーターからの思い出はありますか?に対して応えた家康の「高台から見下ろす江戸の町かな」ってセリフには何故か妙にグッときたね。
とりあえず坂本龍馬と婚約者に似てた西村理沙との恋模様も少しあった様にもみえ面白かった。
思ってたのとは違ったけど、好き
もっとコメディな作りかなと思ってたけど意外に真面目なストーリー
キャストが豪華だったので納得
個人的にはもっともっとコメディしてほしかったなぁ(大笑いトコが無かった)
小ネタは多いけど
(どうする、家康)ウケた
(土方歳三→山本耕史)嬉しかった
(石田三成→音尾琢真)どうする家康では敵役じゃん😂
敦盛?ガクト信長と萬斎家康ではやっぱり野村萬斎の敦盛に目がいく
偉人内閣、閣僚だけかと思ってたのに土方歳三やら石田三成やら緒方洪庵やら出てくるならもっと出して欲しかった
あとメイン以外の他閣僚にも、もっとスポットを当ててほしかった
まぁ単発映画では尺が足りないか
長編にして最後のお別れをもっと泣けるようにし、別れ後の喪失感も欲しかったなぁ
不満な点は多いけど個人的に好きだったし面白かったゆえの不満
最後の演説も響いたし『自分に期待』もベタながら刺さりました
響くシーンと冷めるシーンと
全体的には好きな作品
ラストメッセージは素直にしみた
でも途中の“秀吉ブーム”的なのが
エンタメとはいえ現代人の設定、
ちょっとバカすぎる気がしました
コメンテーターのご都合主義的な
手のひら返しトークとかリアルで良かった
あと、思っていたよりは良かったですが
個人的に坂本龍馬は「ドラマ 仁」の
内野聖陽がベストすぎて
赤楚衛二くんはちょっとキレイすぎた
まぁ浜辺美波とちょっとロマンスっぽくするなら
内野さんじゃ無理があるとは思うけど
犬にされた綱吉が気の毒でした
戻れて良かったけど
おちゃらけた映画と想ったら、結構メッセージ性のある映画でした。
飲み会までに時間があるので暇潰しに鑑賞📽️題名からしてバカにしていたけど、意外にもとても内容の濃い映画でした。
世界最古の国、日本国のプライドについて徳川家康が最後に語る内容は重くて心に響く内容。
腐敗した今の政治、当事者意識の薄い国民、選挙に無関心な国民、他力本願な選択。身につまされます。
政治家に見てほしい映画です!
ポップコーン映画
荒唐無稽と思ったが。意外と楽しめて説得力もあり。
最初の15分間で偉人内閣が組織された事情、経緯を一気にたたみかける。ここはさすがに手練れの武内監督だけあって要らぬ疑問や不審点を抱く間を持たせない。気づくと偉人内閣の面々が次々打ってくる政策やパフォーマンスに目が釘付けになっているという仕組み。
浜辺美波の演ずるTV記者が家康総理に依頼されて捜索することになるAIデータ上の秘密なるものがあまりにもセコくてめげそうになるが、それにも増してGACKT演ずる織田信長と、竹中直人演じる豊臣秀吉の弾けぶりは凄まじく、この二人だけでも観に行く価値あり。
結局、歴史好きというか歴史をベースにした物語が大好きな日本人にとって、偉人たちのキャラクターが想定通り、期待通りなので映画にも安定感があるのでしょうね。
数限りなくある歴史小説を片っ端からAIに覚え込ませたらバーチャルで徳川家康(ホンモノというよりはキャラクターの)を復活させることはできるかもしれない。家康の生身の身体を再現させることは無理としてもすべての政策をバーチャル家康の考え、判断に従って制定する「家康党」のようなものが今後、登場してもおかしくないよね、そんな感想ももちました。
エンタメ特化!日本をもっと好きになれる最高のお祭り映画‼
この映画は沢山の人に観てもらいたいと思ったので物語の本筋に関わるネタバレは避けてレビューします!
劇場に朝イチで観に行ったのですが客層はシニアが多めでちらほら家族連れがいる、といった印象。それを見て勉強がニガテだった私は「エンタメ映画とはいえ政治テーマは難しいかなあ…」と思いながら鑑賞を開始したのですが、めちゃくちゃ杞憂でした!!
まず、誰にでも観やすくデフォルメされた偉人たちを豪華絢爛な俳優陣が演じられているので見応えがあり、偉人と呼ぶに相応しい貫禄を放っているため、画力(えぢから)があって見飽きません。この配役を決めたキャスティングの方には頭が上がりません。特にラストシーンでの野村萬斎さんと竹中直人さんの熱演には強く胸を打たれ感動しました。
劇中では現代×歴代の偉人というクロスオーバーが大きな魅力となっており、コメディ映画の名に恥じず笑えるシーンも沢山あります。劇場で笑いが起きるという体験もとても楽しかったです。
先述の通り本作はコメディ映画として公開されていますが、社会風刺や史実に基づく偉人たちの葛藤や謀略など、とにかく見応えのある作品に仕上がっており「ただのコメディ映画」として消化されるのはとても勿体無い映画だと個人的に思いました。
ただ☆4.5なのは、コロナ禍の日本が舞台の映画なのに、民衆や、内閣を取材する記者の多くがマスクをしていなかったのが気になったからです。まあ、でも逆にそれ以外は最高でした。
総評ですが、大大大満足でした。歴史と政府がテーマですが、いい意味で中学生でも観られる…寧ろこれからの日本を生きる若い世代にこそ観てほしいと思う映画でした。日本史がニガテでも社会の授業がニガテでも大丈夫!日本史赤点の私でも楽しめました!でも、軽く登場人物の予習をしておくとより楽しめるとは思います。
豪華俳優陣で送る、最高のエンターテイメント作品を是非劇場でご覧ください!
長文失礼致しました。
この政権の手法を本気で望む人がいたら、少し立ち止まって考えなおしたほうが良い
2024.7.26 イオンシネマ京都桂川
2024年の日本映画(110分、G)
原作は眞邊明人『もしも徳川家康が総理大臣になったら(サンマーク出版)』
コロナ禍で崩壊した政府の代わりに偉人をAIで再現して政権を任せる様子を描いたコメディ映画
監督は竹内英樹
脚本は徳永友一
物語の舞台は、2021年の日本
コロナの影響にて政権が崩壊し、その臨時措置として、AIによって偉人を復活させることになった
日本党の幹事長・御子柴(酒向芳)主導のもと、臨時内閣が発表され、総理大臣には徳川家康(野村萬斎)が選ばれていた
彼らは1年間限定の臨時内閣だったが、その強引な手法に国民は困惑し、発足当時の支持率は散々たるものだった
だが、織田信長(GAKCT)の人気、豊臣秀吉(竹中直人)の強引な改革が支持され、人気はどんどん上がっていった
テレビ局の社会部の新人記者・西村理沙(浜辺美波)は、上司の諸本(梶原善)から取材をしろと厳命され、幹事長の坂本龍馬(赤楚衛二)に単独取材を試みる
龍馬は素直で単純な理沙を気に入り、隠し事をすることもなく、政権の目論見を教えていくのである
映画は、偉人たちが政権を担っている様子を描いているが、実際にはAIが政治を担っているもので、そのAI製作者の目論見というものが隠されている
偉人という隠れ蓑によって首謀者の思惑が逸らされる感じになっていて、これは現在の政局でも使われる手法である
表面的なものに騙され、劇場型選挙に傾倒する国民を眺める内容になっていて、リアルだと「何らかのかたちで有名になった中身のない人」を政治家にして、裏で糸を引いている政治家がいるという構図とまったく同じだったりする
今回は、コロナ禍でもあり、あの時にして欲しかったこと、あの時こうすれば良かったというものをぶちまけていて、それが政策の共感性に結び付いているのだが、これをリアルと混同する人がいたら結構ヤバいと思う
客観的に観れば、そこで行われている政治は恐怖政治であり、それを武士道でコーティングして、さもカッコいい感じになっている
後半では心に響く演説というものが延々と垂れ流されるが、ここまで理想論ばかりだと醒めてしまう人もいるのではないだろうか
現在の政治家は、政治家たる人間が私利私欲のためにポジションを悪用して、負担だけは国民に強いるという現状があるので、AIホログラムが何を言っても、騙されるのは表層だけを汲み取っている国民や、それを誇張するマスコミに騙されてしまう人だけのように思えた
いずれにせよ、コメディ映画として眺める分には面白いが、ここで行われるような政治が現実的に起きたら結構ヤバいと思う
国民の理解をもって、ある方向に誘導しているというよりは、状況を利用して扇動している部分もあるので、ここまで事が運んだら相当なことだと思う
見かけ上は国民ファーストっぽい政策が多いが、給付金を捻出するために企業から内部留保を奪っても、結局はそのしわ寄せは従業員に来る
また、農業改革と言っても、非就労状態の人員を無理やり動員するということになるので、職業選択の自由とかもなかったりする
コロナで職を失った人が、未経験の農業に駆り出され、それに参加しないと非国民状態になって、世論から抹殺されるということ考えれば結構無茶なんじゃないかなあと思ってしまった
コロナの影響を受けて、実際に職を失った人が見ればたまったものではないと思うので、あくまでも影響をそこまで受けなかった人が上から目線で眺める映画のように感じた
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