もしも徳川家康が総理大臣になったらのレビュー・感想・評価
全325件中、301~320件目を表示
【”目ぇを覚ませええ!”愛知が誇る三英傑を筆頭に日本史の偉人達がAIにより復活し、内閣を結成する破天荒なエンタメ作品。キャスティングが絶妙で就任した役職も適任。日本史好きには堪らない作品でもある。】
■2020年。コロナ禍により総理大臣が急死し、内閣も崩壊する。政府の人事を陰で操る御子柴(酒向芳)は、人工知能で且つての歴史の偉人を復活させて偉人内閣を立ち上げる。
◆感想<Caution!内容にやや、触れています。>
・今作のキャスティングが絶妙で、偉人たちが任命された職務とのマッチングも抜群に可笑しい。
1.徳川家康:総理大臣(野村萬斎)
もう、この人しかいないでしょう!
そして、彼は策謀に会いつつも、国民の安寧を考えるのである。流石、徳川幕府260年の礎を築いた男である。
2.豊臣秀吉:財務大臣(竹中直人)
秀吉は竹中直人に尽きる!何たって、大河ドラマで二度も秀吉を演じているからね!
作品後半の、腹黒さや狡猾さもバッチリである。
3.織田信長:経済産業省大臣(GACKT)
今作で、一番格好良かった大臣だったなあ。
リモート国会で居眠りしている愚かしき議員たちに、”目ぇを覚ませええ!”とドスの効いた声で叩き起こすシーンは、場内爆笑。大体さあ、議員の人達は給料もらっているのに国会で寝すぎだし、リモートにすれば寝ているのも分かるから宜しい。更に議員は半分で良いんじゃないの?特に、参議院かな。
彼は、更に、”令和、楽市楽座”を拓いて、経済を回すのである。斬新である。
流石、新しもの好きである。
4.坂本龍馬:内閣官房長官(赤楚衛二)
リポーターの西村(浜辺美波)が、突然質問を振られて“ぜよって何ですか?”と聞くシーンも可笑しかったな。”ぜよは、ぜよぜよ。”クスクス。
5.徳川吉宗:農林水産大臣(高嶋政広)
享保の改革の人だからね。農業政策だったらバッチリ!
”暴れん坊将軍ならぬ、暴れない将軍。”というキャッチコピーもナイスである。当然、家康には頭が上がらない。
6. 徳川綱吉:厚生労働大臣(池田鉄洋)
生類憐みの令を出したお陰で、愚君とされているが、実は良い面も多かった人である。当然、彼も家康には頭が上がらない。
7.北条政子:総務大臣(江口のりこ)
もう、絶妙に可笑しいキャスティングである。“♪るーるる、るるる、るーるる♪”と音楽がながれる中の”政子の部屋”のシーンも、場内から笑い声が上がる。
8.紫式部:文部科学大臣(観月ありさ)
リモートで、源氏物語の教育をチビッ子達にする。
9.聖徳太子:法務大臣(長井短)
正に、元祖法務大臣である。なんたって、十七条憲法を定めた人だからねえ。
10. 足利義満:外務大臣(小手伸也)
何でも、金ぴかが好き。金閣寺を建てた人だからねえ。
■偉人政府が行った政策
1.コロナ給付金の全国民への無償支給
・マスコミから”手続きはどうするのだ!””財源は?”という質問に、経済産業省大臣の織田信長は、大企業のトップを集め、比叡山の焼き討ちの話をしながら寄付金を募るのである。”鳴かぬなら、殺してしまえ不如帰。”そして、次々に集まる寄付金。クスクス。
そして、”ズルをした人にはどうするんだ!”と言う質問には、”斬首だ!”とキッパリ!
2.農林水産大臣の徳川吉宗が提示した、コロナ禍で職を失った人への全国の遊休農地解放。そして、日本の食物自給率を上げる政策。斬新だなあ。
3.前述した、国会のリモート会議化。
大賛成である。序でに議員数も減らせばよい。更に、分かり易いように、寝ている議員はドアップでTVに映す事を提案したい。(NHKは忖度するからなあ・・。)
■で、起こった謀反。
・日本国民の人気が集中した織田信長が”人生50年・・。”と敦盛を能舞台で舞う中、ホログラムが消えてしまうシーン。
替わって登場した秀吉の本性を表した悪い顔を、竹中直人が嬉しそうに演じる。何たって、いまだに本能寺の変は秀吉が企てた説がある位だからねえ。
”中国大返し”は、信じられないとか言ってね。
更に、秀吉は現代日本の民の思想、行動を激しく痛罵するのである。
”SNSとやらに振り回され、自分の意見を持たない。今の選挙の投票率の低さは何だ!”悔しいが、正論だろう。
・そんな中、家康は秀吉と御子柴の画策により幽閉されるのである。そして、家康内閣総辞職とかメディアに出てしまうのである。
秀吉なんか、信長がいた時にはヘコヘコしていたのに、居なくなったら大威張り。中途半端に出世する輩って、こういう右顧左眄する奴が多い。けれど、途中で居なくなる。世の常である。
・だが、ここで描かれる信長と家康が話し合うシーンが、後半に効いてくるのである。信長は秀吉に対し”貴方は、私が成し遂げなかった日の本統一をし、世界でも稀なる安寧な時代を築いた人だ。”という言葉は、ナカナカであった。
・そして、復活した家康は、
”儂は民を信じる。そして、変わらぬ安寧な世を築いて欲しい。”と言うのである。
その言葉を聞いた日本の民は涙し、皆、選挙にも足を運ぶのである。
投票率が、空前の数字を叩き出すシーンも良かったなあ。
更に、リポーターの西村から好きな風景を問われ、家康は高台から江戸城を見下ろして、感慨深げに自身が礎を築いた”江戸の町”を見るのである。
<今作は、大変面白い偉人コメディでありつつも、現代日本に生きる我々に大切なメッセージを告げる作品である。
それにしても、偉人政府のキャラクターたちは、個性豊かで良かったなあ。
掲げる政策も、斬新だったしね。流石、日本の土台を築き上げて来た偉人達である。>
もしもの話は大好きです!
偉人たちが現代に舞い戻り国政を行う話
偉人を演じている人たちの演技がまあうまいこと
最終的には政には無関心でいるなって話でした!
もしも徳川家康が総理大臣になったら
勢いのある施策は意外とうまく行くのかも
先人たちからのメッセージ
これは確かにコメディなんだと思います。
いやでもそれだけじゃないですね。病み行く現代日本に対しての先人たちの強烈なエールでも有ります。
AIによって復活した伝説の偉人たちによる最強内閣。実におもしろ設定ですね。
徳川家康、織田信長、豊臣秀吉当たりはまあなんとなく分かるのですが、どういう選考だったのですかね?あぁでも坂本龍馬の官房長官はピッタリだと思いました。
演じる方もそれぞれの偉人さんたちの雰囲気を上手に出していて、なるほどさすがだと思いました。
野村萬斎さん、GACKTさんすごい存在感でした。赤楚衛二くんの坂本龍馬も妙にハマッてました。
新人記者役の浜辺美波ちゃんもコミカルさとシリアスさを上手く表現してました。良かったです。
何でも人任せにせず、自分の出来る事を考え、自分に期待せよ。
正にその通りですよね。
徳川家康さんの現代日本に向けたメッセージが心を揺さぶります。
なんか感動してしまいました。
さすが東照大権現さま。
あっそうだ、今回は三成さんは徳川方に付いたのですね。おもしろかったです。
いい映画を見ました
良いのは、べーやんのみ
べーやん(浜辺美波)のショートカットのOL姿は、可愛くて退屈はしなかったけど、あのコスプレ感ある偉人内閣は、正直どうなの?と思います。
言いたいことは分かるけど、政治をコンサート会場にもってきても白けて一体感はなかったです。
初めて映画を観てて途中で帰りたくなりました。
偉人内閣を作るという設定は凄く面白いのに、ストーリーや演出があまりにもチープすぎて退屈な作品でした。ご都合主義すぎる展開に何度も欠伸をしてしまい、途中で帰りたかったのですがなんとか最後まで耐えました。
時間軸はコロナ禍の日本らしく、偉人ならではの政策でコロナ禍をどうにかしていくのかなと思ったらやってることは現実の政府がやっていた政策と大して変わらず肩透かしでした。ワクチンがあるとはいえコロナ禍にも関わらず大勢で集まってお祭りをするというのも違和感が凄かったです。
主人公の記者も結局最後まで目立った活躍はしなかったにも関わらず周囲から不自然に持ち上げられていて、いらなかったなと思いました。
ご都合主義を通すなら、中途半端なシリアス要素は入れないで、ギャグやコメディに突っ切って欲しかったです。予告を観て楽しみにしていただけに、とても残念な作品でした。
秀吉役の立ち回りが多くて目立つ!
もし徳!?
単純に面白そう!
しかも非常に豪華なキャスト!これは観てみたい!
もっと、笑わせてくれると思ったけど⁇、割とシリアスな内容になっていた。
信長にもっと出て欲しかった。
キャスティングをみるだけでもう面白い
とにかく面白い、オススメです。
最初は強いリーダーシップのもとに、
早い決断で次々と政策を進めていく、
昨今の内閣にはないさすが偉人内閣
と思ったけど、
この作品の真意はそこではなかった。
最後の大演説にもあったように、
この映画は、いまの政治家たち、
マスコミ、そして我々のような有権者
すべてに向けられている、
非常に強いメッセージを感じた。
方向性や対応は違うけど、豊臣秀吉公も
徳川家康公も同じことを憂いており、
その信念を貫けた家康公のおかけで、
200年以上も安定した江戸幕府を築けたことは
見事に表現されていたように思う。
自分の中での最初の爆笑ポイントは、
豊臣秀吉公が初めて登場したときの、
手話通訳のアワアワぶりでしたw
かなり笑えるが、基本は啓蒙
VRによる歴史上の偉人たちが内閣を組閣し、日本を変えていこうとする。
かなり笑える部分もあるが、基本的には、現在の日本社会と日本人に対して警鐘を鳴らす、啓蒙映画だ。それを素直に受け止めるか、反発するかで、評価が割れるだろう。個人的には、あまりにもストレートに説教しすぎかな、と思った。
秀吉役の竹中直人、信長役のGACKTが濃~い演技。
想いを継ぐ。
アナウンス部にいきたい新人局員政治部の西村理沙と、コロナ禍で首相の死からAIホログラムで歴史上の人物を復活させ最強内閣を作ろうと発足させた偉人内閣の話。
コロナで世界中がパンデミックで死亡者多数のなか…、坂本龍馬の挨拶から始まり、ノリノリのBGMで豊臣秀吉の口からノリで国民一人あたり50万至急10日以内にと始まる。
本作観ての率直な感想はコロナ感染が広まり始め国民全体が不安な中、勿論政府側もどう対応したらと迷走してたとは思うけれど、政府側の対応の悪さ遅さなどを本作だと素早い対応、有言実行で国民へ安心を与えた序盤、少し政府へのディスりじゃないけど「あの時対応悪かった、遅かった」よねと訴えてる様にも見えてしまった個人的に。
あとラストの家康のスピーチは熱く観てる私達、現代の人へのメッセージじゃないけど、くだらないSNSに左右されるなとか、人任せにするなとか、自分をしっかりもてみたいな作品からのメッセージの様にも聞こえました。
内閣解散時のラスト、1人のリポーターからの思い出はありますか?に対して応えた家康の「高台から見下ろす江戸の町かな」ってセリフには何故か妙にグッときたね。
とりあえず坂本龍馬と婚約者に似てた西村理沙との恋模様も少しあった様にもみえ面白かった。
思ってたのとは違ったけど、好き
もっとコメディな作りかなと思ってたけど意外に真面目なストーリー
キャストが豪華だったので納得
個人的にはもっともっとコメディしてほしかったなぁ(大笑いトコが無かった)
小ネタは多いけど
(どうする、家康)ウケた
(土方歳三→山本耕史)嬉しかった
(石田三成→音尾琢真)どうする家康では敵役じゃん😂
敦盛?ガクト信長と萬斎家康ではやっぱり野村萬斎の敦盛に目がいく
偉人内閣、閣僚だけかと思ってたのに土方歳三やら石田三成やら緒方洪庵やら出てくるならもっと出して欲しかった
あとメイン以外の他閣僚にも、もっとスポットを当ててほしかった
まぁ単発映画では尺が足りないか
長編にして最後のお別れをもっと泣けるようにし、別れ後の喪失感も欲しかったなぁ
不満な点は多いけど個人的に好きだったし面白かったゆえの不満
最後の演説も響いたし『自分に期待』もベタながら刺さりました
響くシーンと冷めるシーンと
全体的には好きな作品
ラストメッセージは素直にしみた
でも途中の“秀吉ブーム”的なのが
エンタメとはいえ現代人の設定、
ちょっとバカすぎる気がしました
コメンテーターのご都合主義的な
手のひら返しトークとかリアルで良かった
あと、思っていたよりは良かったですが
個人的に坂本龍馬は「ドラマ 仁」の
内野聖陽がベストすぎて
赤楚衛二くんはちょっとキレイすぎた
まぁ浜辺美波とちょっとロマンスっぽくするなら
内野さんじゃ無理があるとは思うけど
犬にされた綱吉が気の毒でした
戻れて良かったけど
おちゃらけた映画と想ったら、結構メッセージ性のある映画でした。
飲み会までに時間があるので暇潰しに鑑賞📽️題名からしてバカにしていたけど、意外にもとても内容の濃い映画でした。
世界最古の国、日本国のプライドについて徳川家康が最後に語る内容は重くて心に響く内容。
腐敗した今の政治、当事者意識の薄い国民、選挙に無関心な国民、他力本願な選択。身につまされます。
政治家に見てほしい映画です!
ポップコーン映画
小説もそうだが前半は盛り上がり面白いのだが、後半の陰謀パートは全く笑いどころもなく面白さが右肩下がり。
映画でどう変えてくるのかと思ったが同じだった。
全体は良くまとまり面白くなってはいるが、やはり後半の失速で飽きる。
荒唐無稽と思ったが。意外と楽しめて説得力もあり。
最初の15分間で偉人内閣が組織された事情、経緯を一気にたたみかける。ここはさすがに手練れの武内監督だけあって要らぬ疑問や不審点を抱く間を持たせない。気づくと偉人内閣の面々が次々打ってくる政策やパフォーマンスに目が釘付けになっているという仕組み。
浜辺美波の演ずるTV記者が家康総理に依頼されて捜索することになるAIデータ上の秘密なるものがあまりにもセコくてめげそうになるが、それにも増してGACKT演ずる織田信長と、竹中直人演じる豊臣秀吉の弾けぶりは凄まじく、この二人だけでも観に行く価値あり。
結局、歴史好きというか歴史をベースにした物語が大好きな日本人にとって、偉人たちのキャラクターが想定通り、期待通りなので映画にも安定感があるのでしょうね。
数限りなくある歴史小説を片っ端からAIに覚え込ませたらバーチャルで徳川家康(ホンモノというよりはキャラクターの)を復活させることはできるかもしれない。家康の生身の身体を再現させることは無理としてもすべての政策をバーチャル家康の考え、判断に従って制定する「家康党」のようなものが今後、登場してもおかしくないよね、そんな感想ももちました。
エンタメ特化!日本をもっと好きになれる最高のお祭り映画‼
この映画は沢山の人に観てもらいたいと思ったので物語の本筋に関わるネタバレは避けてレビューします!
劇場に朝イチで観に行ったのですが客層はシニアが多めでちらほら家族連れがいる、といった印象。それを見て勉強がニガテだった私は「エンタメ映画とはいえ政治テーマは難しいかなあ…」と思いながら鑑賞を開始したのですが、めちゃくちゃ杞憂でした!!
まず、誰にでも観やすくデフォルメされた偉人たちを豪華絢爛な俳優陣が演じられているので見応えがあり、偉人と呼ぶに相応しい貫禄を放っているため、画力(えぢから)があって見飽きません。この配役を決めたキャスティングの方には頭が上がりません。特にラストシーンでの野村萬斎さんと竹中直人さんの熱演には強く胸を打たれ感動しました。
劇中では現代×歴代の偉人というクロスオーバーが大きな魅力となっており、コメディ映画の名に恥じず笑えるシーンも沢山あります。劇場で笑いが起きるという体験もとても楽しかったです。
先述の通り本作はコメディ映画として公開されていますが、社会風刺や史実に基づく偉人たちの葛藤や謀略など、とにかく見応えのある作品に仕上がっており「ただのコメディ映画」として消化されるのはとても勿体無い映画だと個人的に思いました。
ただ☆4.5なのは、コロナ禍の日本が舞台の映画なのに、民衆や、内閣を取材する記者の多くがマスクをしていなかったのが気になったからです。まあ、でも逆にそれ以外は最高でした。
総評ですが、大大大満足でした。歴史と政府がテーマですが、いい意味で中学生でも観られる…寧ろこれからの日本を生きる若い世代にこそ観てほしいと思う映画でした。日本史がニガテでも社会の授業がニガテでも大丈夫!日本史赤点の私でも楽しめました!でも、軽く登場人物の予習をしておくとより楽しめるとは思います。
豪華俳優陣で送る、最高のエンターテイメント作品を是非劇場でご覧ください!
長文失礼致しました。
全325件中、301~320件目を表示