「今後のAI事情」もしも徳川家康が総理大臣になったら ちえべさんの映画レビュー(感想・評価)
今後のAI事情
仮想人格による政治の云々。
原作?が出たときに面白そうだから手にしたけれど、自分の期待するものではなかった。
でも、それが高評価を経て映画化された。劇場で見るかどうかは迷い、見なかった。
おふざけ映画、ありきたりの展開、内輪ネタの繰り返し。
しばしば映画作品で、マスコミ批判や国民批判が描かれ、社会批判が説かれる。この作品もその一つか。
登場人物はAI仮想人格である。さてさて、仮想人格が悪意?を持つのか。
それ以前にAI仮想人格に自我があるのか。
そう考えると、はてはて。物語自体が茶番だよなぁ。
なにせ同一プログラムでできた仮想人格である。
人ならば 一つの目的に対して複数案を持った場合、それらの是非に葛藤があると思う。
しかし、高スピードでシミュレーションが行えるAIであれば、複数人格を作り上げたとしても 目的が同一であれば合理的に最適解が得られて、人ような葛藤が起こりうるのだろうか。 (この考え自体がAI信仰に基づいているともいえるけれど)
原作?自体は小説の体ではなかったので、それを映画化にする際に脚色で、そこ(AI仮想人格の自我)をどうとらえたのか。
SF作家アイザック・アシモフは、自身の作品の中でロボット三原則を説いたけれど、
AIの三原則みたいなものはないのかな。
今のところ、SFの中で描かれるAI社会はディストピアでしかないように思える。
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