もしも徳川家康が総理大臣になったらのレビュー・感想・評価
全336件中、1~20件目を表示
テーマは◎だが、演説の長さに閉口〜「聞き取れたのにぃ!」
2024年公開、配給・東宝。
【監督】:武内英樹
【脚本】:徳永友一
【原作】:眞邊明人〜『もしも徳川家康が総理大臣になったら』
主な配役
【西村理沙】:浜辺美波
【坂本龍馬(内閣官房長官)】:赤楚衛二
【織田信長(経済産業大臣)】:GACKT
【豊臣秀吉(財務大臣)】:竹中直人
【徳川家康(内閣総理大臣)】:野村萬斎
1.テーマの面白さは◎
映画館で本作の予告編を観た。
これは、面白いに決まっている。
偉人内閣、発想が素晴らしい!
だが、、、
観に行くことはなかった。
WOWOWで観ることができた。
2.本当に面白いポイントはどこなんだろう
原作を読んでいないので、核心はつけないが、
原作と映画はかなり異なるらしい。
映画では、ラスト、かなりの尺で演説を聞くことになる。浜辺美波のアップも多い。
これを撮りたい!
と思ったのだろう。
3.まとめ
演説シーンの長さに萎えた。
全部聞き取れたのに!
着想◎の作品なのに、もったいないと思った。
☆2.0
奇想天外・・・じゃない
政治がテーマの邦画は、いつも曖昧
少し期待はしたが、やはりイマイチだった。
ベースの価値観を肯定し、その価値観の中での「問題点」を指摘する。いつもの政治系邦画パターンである。具体的には、民主主義は是であり、それに積極参加しない、自分たちで考えない、国民が問題である。ということを、リーダーである徳川家康が国民に諭して、映画は終わる。
民の安寧のために、家康が徳川幕府を開き、260年の平和をもたらした。ここはそうかもしれない。しかし、徳川幕府は「民主主義」ではない。
国民の7%しかいない武士による「寡頭政治」が江戸幕府だ。
その他、ここで出てくる偉人たちが行った政治も、独裁政治もしくは寡頭政治であり、
ラストシーンで、映画ではヒールの豊臣秀吉が放った言葉「俺たちに任せて、民は従っていればよい」こそ、偉人たち全員の本音だろう。
私としては、日頃、「民主主義こそ正義」と声高に叫んでいる日本国民が、
偉人たちの寡頭政治に満足している自分たちにはたと気付き、そこを起点に、望む政治とは何か、宗教のごとく信じている民主主義の是非を、改めて自分たちで考えていく。そんな内容のほうが、ストーリーとして面白いのではないかと思った。
映画の最後では、「民を信じる」と家康は言って、内閣解散、消滅するが、
本当の家康は、そんな無責任なことはしなかったと思う。
民を信じたら、また戦国時代の殺し合いに逆戻りだと思ったから、
家康は、ガチガチの枠組みを日本社会に組み込んだのではなかったか。
偉人をAIで復活させ、日本人の問題点を語らせるまではいいが、最終的に、丸めてしまう。
政治をテーマにした邦画の曖昧さが出ている、そんな映画であった。
今の政治家が見習うべきではなろうか的秀作
マ王邸のU-NEXTがフリーズする😑
映画バカを自称してるマ王にとっては実に遺憾な出来事なんだが、そんな時こそ邦画をチマチマと鑑賞するタイミングでもある😁
選んだ作品は「もしも徳川家康が総理大臣になったら」だったが、チマチマと観る映画ではなかったと鑑賞後に感じた次第だ✨
AIの技術によって偉人達が現代のコロナ禍に蘇り日本を変えてゆくという物語をコメディータッチに描いている😆
いや、この作品をコメディーという括りで終わらせてはアカン気がしてならない💨
現代の政治家にとっては国民に見せたくない映画と断言しても良い完全なブラックコメディーに仕上げてある😂
マ王的には天晴な作品だ👍
マ王が日本の政治に常々思っている事を堂々と映像化してるし、また見事に改革を押し進める偉人達が痛快でしか無い🤣
後半、不穏な空気が漂うもスカッとするラストには拍手モノだと言ってもいい👏
邦画としての完成度は高いと評価する映画である🥸
が、日本以外の国では全くウケない映画でもあるのよね😬
こういう映画を観た後でも我々日本人は目が覚めないんだとマ王は思っている。
消費税10%の時も(ん?15%になるって本当?)政治家の天下り問題の時も(その給料は税金)政治家が多過ぎるとの話が出た時も(その給料も税金)国家予算が過去最高且つ最高税収だったというのに国民には無関心な政治家を見てきても(公約を最速で覆した○○)誰一人として文句しか言わない言えない国民だから仕方無いのかなぁ←皮肉だよ
確かに我々は過去の人間の過ちを繰り返さない為に歴史を学ぶ必要がある。
けど学ぶ事は過去の偉人達の意思であり継続だとも思っている。
別に今の政治家連中に言ってるワケではないが。
イイクニツクロウ鎌倉幕府やナクヨウグイス平安京も大切なんだろうけど、歴史の勉強って実はとてもとても大切なのさ。
TVやスマホやネットに動かされるだけの民に対する徳川家康が放った言葉の殆どが完全なブラックジョークなのに気付く事もなく、映画館を出てから、GACKTの織田信長ってハマり役❤️、とかしか言えない連中は新選組に斬られておしまいっ‼️
あんまり邦画じゃ言わないセリフだけど日本人なら今すぐ鑑賞を薦める映画となっております🫵
マ王、プロパガンダは嫌いだが今の政治家が更に上ゆく大嫌いなので思った以上に楽しめました🥳
取り敢えず、TV放映は難しい映画だと感じたね🌀←各政党政治家連中には不都合な映画なので
映画館での鑑賞オススメ度★★★★★(全有権者必見‼️)
何も偉人でなく政治をAIに任せれば度、だが流石に★で表すワケにはいかない
映画では描かれなかった進行形の政治的諸々の問題を次回作に盛り込めばプロパガンダ確定度★★★★★(政権転覆必至)
今観る面白さ
テンポが良く、期待以上に面白かった。
知ってると楽しめる笑いが散りばめられていて、特にロックダウンのところで出てきた青い服のあの人、まんまの役で驚かされた。
奇想天外な設定、見た目も楽しい個性的なキャラクターと俳優陣、後半の心を揺さぶる長台詞。
映画単体では、あっさりストレートな印象かなと思ったが、後半気づいたこと。最近まさにこういう光景を国内で見なかったかしら。
劇中では見事種明かしが行われて、煽動された民衆が目を醒ます(!)ところが描かれる。私たちはそれをスクリーン越しに俯瞰して見せられ深く頷いているけれど、現実社会では、仮想敵を作って強い言葉を吐いてくれるリーダーに、良く知らなくても肯定的に認識しようとする自分たちがいることに、うすら寒くなった。
種明かしなくその時代に生きている当人たちにとって、自分たちを客観的に俯瞰することって至難の業だ。
そして、ひっくるめて一塊りにして敵視することの容易さと危うさ。
現在進行形で紡がれる今の社会が、この映画の感想をより深めてくれるはず。
竹中直人さんの声が縦横無尽、映画館で聞いて良かった。
年配の方が多かった。
出オチ感が
時代劇のキャラをもってくるコメディとしては、タイトルもだけど出オチ感があり過ぎる。
そのため途中から展開が読めてしまった。
小ネタなども少なくコメディなんだけど笑えなかった。
もう少し俳優さん(竹中直人さんたち)をもっと遊ばせて欲しかった。
自信を持って2024年のワーストだと言い切れる作品
7月公開直後に鑑賞。現在12月だが、今年公開邦画で最も良くなかった作品の1つ。
終盤の、家康の長い台詞が説教臭くて苦痛。しかも、説教臭いのに、中身が浅い。
時代劇映画の悪い部分が、そこに全部凝縮されている。
時代劇は比較的好きな自分で苦痛なのだから、
時代劇が苦手な人は、より辛く感じるに違いない。
坂本龍馬は非武闘派の、頭の力で明治維新に貢献した人物だと思うのだが、
この作品で描かれている龍馬には、頭の良さや鋭さが全く見当たらない。
秀吉役の竹中直人は、もうお腹一杯でゲンナリ。
色んな作品でやり過ぎて、飽きてしまった。ピエール風に言えば「もうええでしょ」。
土方役の山本耕史も、「あえて」のキャスティングだったが、
喜びよりも辛さが上回ってしまった。
公開直後で客席は多めだったが、途中離脱の客も20%ぐらいはいたので、
そういう事なんだろうと思う。期待してた分、残念。
何が良くなかったのだろう?原作はそうでもなかったのに。
でもこの原作も、前に別の作品で似たような設定で読んだことあったような。
今週は同監督の新作映画が公開なので、そちらは期待して観に行く予定。
設定に星0.5
社会問題
考えさせられる内容だった。
今作は、過去の偉人達(徳川家康、織田信長など計10名)が現代に蘇り、その偉人たちによって結成された最強ヒーロー内閣の活躍を描いたコメディ映画だ。
コメディ映画ということで、わちゃわちゃと見ているだけで楽しめた。
特に時事ネタや攻めた内容(風刺)多めだったのが個人的に好印象で、
論破王のLIVE配信、居眠りする議員、大衆に流される国民、などなど。
近年話題に上がる内容の数々をみながら、過去を振り返るような感覚を覚えた。
タイトル(『もしも徳川家康が総理大臣になったら』)
に『もしも』とあるように、今作はもしものお話であり、その中でもコロナ禍のifストーリーである。
新型ウイルス(コロナウイルス)が世界中で流行り、将来への不安や混乱を招いたことは、まだまだ記憶に新しく、未だにその影響の余波は残り続けている。
しかし、この物語ではコロナというウイルスを偉人たちによって即座に対処される。
それによって、この物語の序盤部分でコロナ禍はほぼ終息し、平和な世界が訪れる。
現代の社会では何年も残り続け恐怖を与えてきたコロナウイルスが、30日ほどで対処されたのだ。
現実の日本の政府がもしも、すぐにコロナウイルスへの対策を打ちだしていたのなら……ロックダウンや給付金を即決し行動していたのなら……こんな惨事にはならなかったのではないか。
そんな想いをこの映画からは感じられた。
そんな国に対して反抗的であり切望的な想いは、後半、腐った国の姿を如実に描き、映画鑑賞者(ifではない日本に生きる一国民)である、私たちへとメッセージを届ける。
自分の意思を持たず、流行に流される消費化社会。
有権者でありながら政治に参加しない人々(若者)。
作中のラストでは徳川家康(総理大臣)の言葉に、会場に集まった民衆が耳を傾ける。
その中には今まで世間に流されることなく疑問を抱き、時に苦笑いをしていた西村理沙(新人記者)の真剣な姿もあった。
そしてその後、徳川家康のなき今、徳川家康の言葉に動かされ若者の多くが投票に向かうようになり、政治に関心を持つようになる。
西村理沙(新人記者)は、徳川家康の言葉を受け、その意志を言葉を胸に記者を続ける。
徳川家康という偉人の言葉によって、現代の人々は揺れ動き日本は変わっていく。
ハッピーエンド。
面白い映画だった。
役者さんの演技は迫力があり、時代劇のようなシリアスさを感じたし、近代を舞台にしていることを元にしっかり描ききられたストーリーは圧巻だった。
監督や脚本家の方が『翔んで埼玉』の方々によるコメディ映画ということで、終始面白いネタがあることで、楽しめた。
が、1つ……。
題材がなかなかに攻めた内容だったためもう少ししっかりと描ききって欲しいところがあった……。
徳川家康の言葉は時間が経てば風化して、世間は元通りに戻ってしまわないだろうか?
結局のところ、みんな今までと同じく大衆に流されているだけではないだろうか?
主人公である西村理沙さんは今回の件を経て、元々の夢であったアナウンサーを蹴り、自分の意思で記者を続けるという成長をした、でも他の人はどうだろうか?
西村理沙さんの上司は何か変わったのか? 若者が選挙の投票に行くようになった中での個人、個人の気持ちの変化はどうなっているのか、そういったところをもっと写して欲しかった。
もう一歩先に踏み込んだ、答えが欲しかった。
結局、自分たちは何をしたらいいのか。
消費される世界で、織田信長から豊臣秀吉にみんな移り変えたように、徳川家康の言葉が忘れられる日は近いのでは無いだろうか。
(自分としては、ラスト徳川家康たちの話す場所が舞台の上だっただけに、演劇を見ている気持ちになってしまい……話す言葉も行動も茶番に感じてしまったのだが……。民衆の人たちがそれに真剣に聞き入る姿が何度も映され、そして拍手が巻き起こるのをみて、「こんな批判的なことを思っている自分が間違っているのだろうか?」 と思った。大衆に流されてしまった…… 大衆心理から逃れるのは……難しい。)
子供向けの教材に
原作未読。歴史好き。時代劇好き。政治好き。ニュース好き。
面白かったし、赤楚君土佐弁上手かったし、徳川家康最後だけし、石田三成出てきたし、土方歳三wやし、犬公方wwwwやし、説得力あったし予想以上に。
ちゃんと公民の教科書みたいやし、歴史や時代劇好きの笑えるポイントあるし。
小学生の教材にしよや。
皮肉もまるっと描いて「でも、こうでしょ?」って着地させてた。
ワイは満足度高いし、ちゃんと映画に没入できた。
結構、映画に没入出来へん方やねんけど。
主題歌 新しい学校のリーダーズ
大河ドラマのオマージュw。
何よりとにかく
「大江戸捜査網」www
「犬公方」www
コメディに見せかけた政治批判映画
全336件中、1~20件目を表示