ディア・ファミリーのレビュー・感想・評価
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家族愛と不屈のマインド
通常スクリーンで鑑賞。
原作(アトムの心臓)は未読。
プロジェクトX的開発秘話に家族愛の物語を組み合わせることで、唯一無二の存在感を放つ作品になっていると感じた。
物語の語り口を単純なお涙頂戴とせず、技術者の矜持や医療界の問題にも踏み込む骨太さも兼ねていて、見応え抜群。
どんな壁にも諦めることなく「次どうする?」のマインドで一丸となり、夢に突き進んだ家族愛に涙が止まらなかった。
奇跡は起きるものではなく起こすもの。使い古された表現かもしれないが、実話を元にした物語なだけにそのことを強く実感させられた。とある家族の愛が成した奇跡は、今も世界の何処かで誰かを救っている事実も、感動に拍車をかけて来る。
とてもいい作品を観たと云う余韻が抜けない。
間違い無く、2024年上半期ベスト級である。
とてもとても良かった
普段アニメ映画しか見てないのですが、私コナンが好きで今年はこの作品で主演を演じられた大泉洋さんが出ているので興味が出て見ました
予告の時点で面白そうだなと軽い気持ちで思ってましたが、想像以上に素晴らしい作品でした
特に佳美さんとお母さんのセリフ、行動に勇気づけられました
大泉洋さん演じられるお父さん、最初は佳美さんに対して「あんまり動かないように!」と言って代わりにやろうとしてました
しかし終盤「佳美、ご飯頼む」と頼んでて個人的にここが好きです
なにかやる10年、やらない10年
今後どうしようかと悩んだ時私もお父さんのように行動を起こしていこうと思いました
人物のセリフや行動にいちいち泣かされました
ポップコーンを食べてたのですが、それを食べながら泣いたのは多分初めてですね笑
ただただ残念
評判が良かったため期待して見に行った。
この映画に高評価の方には申し訳ないが、個人的には大失敗。
演技はクサく、浅過ぎる人物描写、噛み合わない上にわざとらしいセリフのやり取り、音楽はガチャガチャ、違和感だらけの演出、細かい設定の粗さ、明らかな配役ミス、何もかも鼻についてしまった。
細かく挙げると本っっっ当にキリがないので1つのシーンのみ取り上げるが、納得し難いシーンばかりであった。
映画の冒頭あたり、心臓疾患を抱える娘を助けるために父親が奔走するのだが、(恐らく)助かる唯一の治療法である人工心臓を作ってくれそうな機関が無く、技術的にも厳しい事が分かり「人工心臓は無理そうだ。どこも取り合ってくれない。」(確かこんな様なセリフ)を家族に打ち明けるシーンがある。
打ち明ける事自体は別に良いのだが、あろうことか、そんな残酷なことを娘を目の前にして打ち明ける。
本当にあり得ない。あの父親からこんな行動は不可解極まりない。人間関係において雑な父親という役ならあり得なくはないのだが、そういう訳ではないためそこともズレる。
そして「俺が人工心臓を作る!」と意気込み、そこに賛同して、これから頑張ろう!的な様子で家族皆が娘に近寄りマッサージをし始める。
なんかもう色々とありえない。
あえて強い言葉で言わせてもらうが、何もかもキモすぎる、人物描写も酷い、人間的行動をしていない、実に雑さ加減がうかがえた。
父親が「娘を助けたい、約束を果たしたい」という、終始娘のために奮闘していた姿はまだ良かったのだが(まぁこれも本作の元になった筒井氏の行動によるものだが)、先述した様に嫌悪感や違和感を抱かざるを得ないシーンが随所に見られ、映画内で俳優の起こす全ての行動とセリフが人間的な部分を排除させられ、観客を感動させるためだけの「道具」に成り下がっていた様に感じられた。
今作はIABPバルーンカテーテルを作られた筒井宣政氏の偉業の上にあぐらをかき、いかに感動的に仕上げるか、いかに涙を誘えるか、という非常に作為的で余計なモノを多分に含んだ、これほどまでにない大変残念な作品であった。
追記 ミセスの歌は良かった
追記 本作において大変良かった点は筒井宣政氏の偉業を教えてくれた事のみ
リアル光石
原作読まず、予告編も極力見ず、大泉洋のプロモーションは少し見て映画館での鑑賞を楽しみに行きました。のっけからアフリカ営業、大成功!そんな始まり、、、だんだんとシリアスに、難病の娘を救う、その一心に邁進し続ける父親の姿。妻と子ども達家族。そして、最大の障壁は人間、医学界のテリトリーと上下の真ん中にリアル光石!あなたがいてこそのこの映画です!憎たらしい演技あって、腹立たしく、何度も何度も、そして終盤に大転換、
本編最高、エンドロールも素晴らしかった。何度も涙を拭いながら、最後まで隙なく鑑賞できました。心模様の映像表現もしみました、感謝。
実話なのがすごい
淡々と事実を伝えてきているから、感動出来る。こんなお父さんがいる事がすごい。
自分の子供が同じような病気だとしても、こんな行動力はなかっただろう。
また、皆んな優しいのがいい。
懐かしい風景を沢山観られたのも良かった。
レビューに書くべきか悩み、当初はやめたのだが、やっぱりしっくりしないので、追加記入
以下ネタバレ要素ありなので、これから観る予定のある方は、ここまででお願いします。
違和感があったのは、通っている学校が公立中高校になっていた事。
本当は、この地域では屈指のお嬢様学校であり、中学から入学した生徒は「純金」高校から入学した生徒は「18金」と揶揄されるような学校だ。
貸し渋りにあっていたり、お金の調達に苦労している町工場を思わせる描写があったが、3人の娘をこの学校に中学から通わせられるのはよほど余裕のあるご家庭だなので、そこが事実と違うのではと感じた。
お涙頂戴ものではない泣ける話
泣きました
このお話知っていました
心臓の病気を抱えた娘のために頑張る家族の話
以前NHKでも放送してたから泣き所はわかっていた
でも泣いた
ただ泣いただけじゃない
ずっと我慢していたのだ
でも病院でスミちゃんが泣き始めたとき
わたしの涙腺も限界を迎えた
そこからはずっと涙が出っ放しだった
娘への余命宣告を覆すため走り出した疾走感と
希望が形になる高揚感
突きつけられた現実と信頼していた人の手のひら返し
そして新しい約束
何度も心を揺さぶられた
その度に涙が出た
でもこの映画は単純なお涙頂戴ものではない
直接的な描写は避けている
だからこそ余計に胸にくるものがある
多くの命を救っても自分の娘は救えなかった
父親の抱えた想いはずっと消えないのかもしれない
それでも娘との約束が多くの命を救い続けている
切ないけれど悲しいラストではない
そんなところもとても良かったと思う
ありがとう
実話だからこそ感謝の言葉が溢れてしまう
そんな映画でした
タイトルなし(ネタバレ)
冒頭、主人公が記者に問われて言葉に詰まる場面がある。ここが後半に大きくからんで来て、全体が美しくまとまってくる。あまりにも過酷な運命が主人公家族に襲いかかるのだが、それが画面中の細かい小物に現れている。豪華なソファがあるが建具はアルミサッシではない木造。富岡医師は流行りのシティに乗っているが、主人公は単身新幹線。その理由。娘の為にお金を使うがどう使っているのか。
ラストの痛みと回収が救いである。
頑張るお父さん💪
娘のために頑張るお父さん☺️かっこよかったです👏。
泣く気満々で行ってバッチリ泣かされました😭。
難病と聞かされても諦めずにましてや医学知識なんてない、一町工場の社長がすごいですね😆。
なんとかしたい気持ちが画面から溢れて伝わってきてました。
工場での知恵や工夫が医療道具の貢献になるなんて当時は思いもしなかったんでしょうね。
娘さんの他の誰かをお父さんの知っている事で助けてあげてには感動でした、娘の為に動いてたお父さんが娘との約束を叶える為にに代わる所とかめちゃめちゃやばかったですよ😢。
大泉さんは「鷹の爪…」だったかな❓🤔以来の役者ぶりをみました〜、良いお父さん感でていて佳美さんが本当の娘さんのように見えました☺️。
菅野美穂さんも貫禄出てますね記者会見前の横にいる佇まいや夫への配慮する雰囲気などなど良かったです。
川栄李奈さんもまだ学生姿も違和感ないんやね(笑)っても妹を思う姉の姿はとても素晴らしかったです☺️。
感動した
今まであんまり実話関係の映画は見てこなかったけど、この作品は見て後悔はしなかった。
娘を思う親や姉妹がいい人すぎて、羨ましい。
人口心臓は完成出来なかったけど、娘との約束を果たそうとするのが感動した。
お母さんは止めるよりも手伝っててほんとに良い親だなと思った。
期待以上に面白かった
希望の光
「実話」「大泉洋」というキーワードのみで鑑賞してきました
俳優陣が素晴らしいのはもちろんのこと、無駄な演出はなく、ストーリーは明瞭簡潔で非常にわかりやすかったです
駅構内の階段を駆け上がるシーン、夜更けやまだ夜が明けきらない朝、窓からやわらかな陽がさしこむシーンなどは、登場人物の現実と心情を如実にあらわしていたように思います
石黒医師に「私も1本欲しい」と言われ、外に出た瞬間の大泉洋のガッツポーズのシーンでは青空でしたね~
やってやったぞ!って気持ちもあり、やっとここまで来た!やったー!って気持ちも感じられ、清々しく爽快なシーンでした
心臓の病気で20才まで生きられるかどうかわからない娘!両親が奮闘する!のようなストーリーではあるけれど、お涙頂戴物語ではないです
できるかどうかはわからないけどやってみたらできちゃった!という物語でもありません
最初から最後まで「絶対にやるんだ!絶対に作るんだ!絶対に助けるんだ!」という【一心】であったことをぜひ感じて欲しいです
バルーンカテーテルが完成したことは、協力者があってのことだけど、命を繋ぐ希望の光を見いだしたのは、やはりご本人たちであることは間違いないと思いました
東海メディカルプロダクツ
難病を抱えた娘の夢を
叶えた家族の話
この作品の凄いところは
モデルになった開発品が
延べ17万人の命を救い、今も
救い続けていて、
その開発者本人が現役で
存命しているリアル性
全然しりませんでした
本作は、日本製バルーンカテーテルの
開発の軌跡
それは、
人工心臓の開発で得られたノウハウを
活用して世に生まれた
心臓の弱い娘を救うために
世にない人工心臓を作ろうとした
父親とそれを支えた家族が
生み出した
億単位の投資に、恥も外聞もなく
奔走しあきらめない親
守り続けた家族
「さぁ次はどうする?」って
何度聞いたろう。
もう助からないと悔しがる父の
宣政に
娘の佳美が残した言葉
「これからは、その知識を
苦しんでいる人に使って。
私の命はもう大丈夫だから。」
日本製バルーンカテーテルが
家族の夢になったシーン。
そのどこまでも前向きな家族の
生きざまに釘付け
レビューに皆さん書かれているように
枯れるほど涙が溢れます。
おすすめ。
開始直後から最後まで涙が止まらない。。
深い娘への愛が世界中の患者を救う。
娘2人を持つ自分が、心揺さぶられないわけがありません。素晴らしすぎます。
始まって早々、早い段階から最後まで、涙が止まりませんでした。
特に、肩揉みからの大泉洋の号泣シーン。嗚咽しないように歯を食いしばりました(涙)
会場内でも同じような人がかなり多くいるように見えました。
今まで見てきた大泉洋さんの中で1番かっこいい
紅白歌合戦や、有名な水曜どうでしょうなど様々なテレビに出演している大泉洋さん。テレビなどで大泉さんの姿をたくさん見てきました。
今回見たこの「ディア・ファミリー」の大泉洋さんは、とても不器用で、男らしく、がむしゃらで、かっこいい大泉洋さんでした。
映画の予告にも入っていた福本莉子さんの「私のことは、もういいから。」というところや、最後の記者役の有村架純さんのセリフには本当に心が打たれました。
一言でまとめるなら「一人はみんなのために、みんなは一人のために」だと思いました。
私事になりますが、親いわく、僕自身も産まれる時とても危ないような状況でこの世に生を受けたそうです。
この映画に出てきた、バルーンカテーテルを使っているかどうかは定かではないけれど、医療技術の進歩していく過程を映画を通して見れて良かったと思ったし、それと同時に「生きていてよかった」と感じさせてくれる映画でした。
自分も父親になったら、子供とまっすぐ向き合って生きて、「夢」を叶えてあげられる父親でありたいと思いました。
【大号泣】役者陣の熱演に、1年分の涙が出た!!
大泉洋君の演技は圧巻で、初めて彼をリスペクトしました👍
菅野美穂さんは、どんな役柄でも安定感があります👍
トドメは、福本莉子さんの、健気さ&切ない演技に大号泣でした💧💧
物語は、実話をベースに丁寧に描かれていると推認されます。
お涙頂戴に終始せず、その先の希望も描かれているエンディングも最高でした!!
上映時間・二時間弱、ほぼ泣きっぱなし💧
紛れもなく最優秀作品と断言します👍
面白かった
人工心臓諦めるまではテンポ良かったけど、後半は少し冗長に感じました(人によるとは思います
光石研さん演じる教授の手のひら返しがあまりに極端で、ちょっとそこは飲み込めない感じでした
大泉洋さんが良かったのですが、何気に川栄李奈さんも良かったです。
可もなく不可もなく
自分的にはなんとなく盛り上がりに欠けるような作品に感じました。実話をもとに作っているのでそこは仕方がないかとは思います。役者陣の方々は安定の素晴らしさでした。内容はベッタベタな感動ものかと思いきやそうでもなかったです。特に良かったわけでもなくすごく悪かったわけでもないのであまり書くことが思いつきません。
家族愛
で、次はどうする?と
何があっても諦めず、前を向き続ける家族と絆。
困難な大きな壁に当たってもへこたれない精神力には家族という支えがあった。
行き詰まった時、誰かの言葉で報われたり前に進める時もある。努力を積み重ねても必ずしも良い結果が返って来ない時もあるが、誰かを想う気持ちがあれば一生懸命やれる。
他の人の為にその技術を活かしてと次女に言われ
バルーンカテーテルを本当に作ったのは
胸が打たれた。
家族愛を感じた映画でした。
Dear
予告から滲み出るお涙頂戴が好みじゃなくて、観る予定は無かったんですが、評判がどのサイトでもどのレビューでも観てとれたので、時間もぴったり良い時間にあったのでそのまま鑑賞。
予告編だけで判断してすみませんでした!と謝罪してしまうくらいに、作品として面白く、実話ベースだからこその親子愛に感動し、お仕事ドラマとしての良さも合わさって素晴らしい作品に仕上がっていました。
医療に関しては全くの素人の主人公が、娘の命を救うために人工心臓を作ろうとする物作りの側面が強く描かれていて、ただでは転べないと強くあり続ける主人公の泥くささに胸打たれました。
最初は手術を検討したり、既存の人工心臓を頼ろうとするものの、どれもうまくいかず、それならば人工心臓を作ってしまおうという行動力がたくましく、多くの土地へ飛び、勉強もして、それでもうまくいかないという苦悩しながらも解決していくパートが悲喜交々していました。
そこから娘が自分の命よりもこれからの命を優先してと言うシーンはグッときました。
バルーンカルーテルの制作に着手し、1度人工心臓の制作時に逃げ出した1人の医者が、手伝いしてくれるという胸熱展開には心を持っていかれました。
家族の支えがこれでもかってくらい大きくて、長女は心折れそうな時に尻を蹴り上げてくれますし、三女はどんな時も明るく立ち振る舞ってくれますし、奥さんは寄り添いながらも色々な案を出してくれて、その上で共感も反対もしてくれていたりと、この暖かさが国産のバルーンカルーテルが医療に繋がっていくんだなと嬉しくなりました。
教授が上からの命令だの、実現は難しいだの、あーだこーだ理由をこねて協力をしないような態度は実体験だとしたらキツいもので、金も時間もかけてきたのに、実績が無いからという理由で突き放すのはいかがなものかと主人公と一緒に怒っていました。
いざ実現、しかも多くの人を救えるとなったら手のひらグリンッとして交渉にかかりますが、そこでスイッチを切り替えて商売に打って出た主人公の心意気に惚れました。
大泉洋さんの演技はとっても好きだったんですが、この切り替えは過去最高だったのでは…と思えるくらい良かったです。
若干2000年代パートでの心臓の病気をバルーンカルーテルで救ってもらった記者との対話のシーンは現実でも実際あったのなら申し訳ないんですが、これがフィクションだったら無駄に泣かせにきたんだろうなぁと少し冷めてしまいました。
エンドロールでミセスの「Dear」が彩ってくれるのも良かったです。
映画を観る前にこの曲を聴いた時は可愛い歌詞だな〜と思っていましたが、本編を観終わってから聴くと歌詞がひとつひとつ刺さりますし、何気無い日常というものをしっかり落とし込んでいて、改めてミセスの凄さに気付かされました。
多少脚色はあれど、1本筋の通った作品に仕上がっていました。
感動を超えて明日からの日々の生活を前向きに過ごしたいなと思いました。お見それ入りました。
鑑賞日 6/19
鑑賞時間 10:00〜12:10
座席 L-27
日本一頑張る父ちゃん
ここまで頑張れる父ちゃんはいない。自分はそこまで頑張れなかった。絶望に打ちひしがれる中、父の背中を押した長女のひと言もよかった。偉業は、亡くなった次女を含め、家族で、いや、陰でサポートしてくれた工場の人、研究で手を取り合った若き医者たちも含め、成し遂げることができた。思いが束になれぱ、どんなに険しい困難も乗り越えることが、できる、かもしれない。
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