ディア・ファミリーのレビュー・感想・評価
全98件中、21~40件目を表示
原作未読
とにかく全体的に良く、冒頭の何をやってるのかよくわらないものでも物語が進むにつれあー、冒頭のシーンはここに繋がるのかと理解できたし構成としてもいいように感じた。
ん
お父さん筆頭に坪井家の家族愛、現実ではどうしようもできない壁にぶつかった時の折れても立ち直る直向きさ全てが刺さりまくり、特にラストの方は涙無しには見れませんでした。
映画なんだからそんなチャチャ入れんなとも思うが作品を客観的に見た時、町工場の社長によくあんな機械を作る・買う費用があったなと疑問がついたのと有村架純にしては出番の少ない役柄ではあったもののそれにしては比較的おいしい役所だったなと感じた。
誰かのためになること
この映画は佳美の病気が軸にあるけれど、そこに焦点を当てて涙を誘う話でないことは、彼女の死が描かれないことからもわかる。嗚咽を堪えるくらい泣いたけれども、悲しい涙ばかりではなかった。そして人工心臓を作ること自体に焦点を当てた医療ドキュメンタリーでもない。
最後の方の授賞式のシーンで、宣政(父)は佳美との約束のために奔走したのであって、別に世のためという思いではないという葛藤があったのだろうと感じられる。でも、彼の奔走により多くの苦しんでいる人がたしかに救われた。その事実に宣政も救われた。それを最初はちょっと無神経だと感じた記者によって描かれるのが秀逸。こう繋がるのか、というサプライズもあった。
自分や身内のためだけでなく、誰かのためになることが、自分自身のことも救う。一度は離脱した若手医師が自分の医師免許を賭けて宣政を助け、多くの人を救うことを決意したシーンや、また別の医師が「やっと筒井さんの力になれる」と言ったシーンもよかった。彼らにも人生があり葛藤があり、かつて力になれなかったことへの後悔があって、それをやっと埋めることができ、救われたのだと思う。
いろんなことを考える映画だった。観る観点によって、涙するポイントは違うかもしれない。でも、どの角度から見ても感動すると思う。
泣けない
全く泣けない。
展開も結構無理矢理すぎる。
正直内容よりも、エンディングのDearが良かった印象しかない。
娘(名前はもう忘れた)が亡くなるのも、ぬるっとした亡くなり方だった。
というか娘が助からないと分かったのも早すぎるし。大泉洋が娘に寄り添わないことも普通にムカついた。
最初は面白いと思ったけど、バルーンカテーテルが出てきた後は眠すぎて寝た。
それで、どうするの、次は!?
娘の命を救うために頑張る父親大泉洋、お涙頂戴物だなと思っていたら評価が高い。「言えない秘密」のレビューでも書いたような「推し活」によって評価が押し上げられた訳でもなさそうだ(大泉洋だからね)。
新宿ピカデリーで実話の映画化「ディア・ファミリー」を。原作未読。
私は心臓に異常が有る。日赤で検査をして判ったのだが、生まれつき冠動脈の位置が常人とは違うそうである。従って心臓に負担が掛かると冠動脈が圧迫されて虚血の症状が出る事がある。それが心電図に現れるため健康診断で指摘され、検査を受ける事になったのだ。
幸い日常生活を送るのに問題は無いが、今後の生活で問題が生じ無いよう予防的に冠動脈が圧迫されないようにその部分にステントを入れる事も可能だと言われた(入れなかったけど)。それまで考えた事も無かったけれど、ステントやカテーテルを体内に入れると言うことは自分にも起こりえる事だと、その時に知った。
映画の前半は、心臓の弁に異常が有り手術を受ける事も出来ない娘が余命10年程だと言うことで、娘のために人工心臓の開発に尽力する父親・筒井宣政(大泉洋)とそれを応援する妻と家族の姿が描かれる。妻を演じる菅野美穂の立ち位置が良い。
医学の知識も無い町工場の親父は心臓について学び、(製品が海外でバカ売れして)工場で稼いだ私財を投げ打って設備投資(8億円!)をして、大学医学部の学生達の助けを得て人工心臓の開発に没頭する。しかし、人工心臓は出来ない。
後半は、人工心臓を諦め娘の意志を組んで人の命を救うために日本人には合わずに事故が多発する外国製のIABP(大動脈バルーンパンピング)バルーンカテーテルを日本人向けに改良して立派な製品とするべく努力を重ね完成させる。しかし、完成してもその採用にはまだ高いハードルがあった。
医師となった人工心臓開発時に助けを得た当時の医学生達の協力で筒井宣政の改良したバルーンカテーテルは使われるようになる。非協力的だった大学教授(光石研)にバルーンカテーテルの採用を認めさせた後の大泉洋のガッツポーズはグッド。
長年の医学への貢献を認められた筒井宣政は表彰されるが、表彰式の取材に来た記者(有村架純)もまたバルーンカテーテルで命を救われたと感謝されるのである。
人工心臓は今でも作られておらず、バルーンカテーテルは17万人もの人々を救った事が字幕で説明される。
脚本的には工場従業員の不満、心臓の悪い娘の生活や状況の変化等描き込みが不足と思われる部分もあるが、父親と娘、姉と妹、そして支える妻。素晴らしい「ディア・ファミリー」の物語であった。
大泉洋はどんな作品でも大泉洋である事が多いが、本作はちょっと違ったかな。佳美の幼少期の鈴木結和ちゃんが可愛かった。
結局、しっかりと、お涙頂戴されてしまったわい。
マイナス要素なんてひとつも無い
親も子供たちも誰一人諦めないんだなぁー
その証拠に余命宣告より長生きしてるの凄い
そして、
奥様が旦那様のこと尊敬してて、着いていくし
ちゃんと背中推してくれる存在。
だから子供たちも同じ方向見てくれる。
めちゃくちゃ理想的なご家族ですね💕︎
味方になってくれる若者たちもまた良いですね!
泣くよ!絶対泣く!
何度観ても泣く自信あるわ😭
実話
実話ということで、こんな奇跡のような物語あるんだなと、なんかすごいなぁ人間ってって、心から思う作品です。
研究や開発をしている人たちってすごいです。
娘は救えなかったけど娘の夢は叶えられました。
執念すごいです、そもそもやり手の工場社長が
ここまでのことを娘の病気をきっかけに成し遂げることができるんだなと。
不可能を可能にしてしまう、みんなに無理と言われてもやりきって成し遂げて、すごいの一言じゃ収まらないけど本当にすごい。
ずっと父親を支えてた母親もすごいなと、家族愛詰まった作品です。
評判通りの良い映画
これが実話、本当にすごいお父さんだな。
なるべくネタバレを踏まないように、まっさらの状態で観ました。なのでよけいに泣けてしまった。
ドラマや映画の世界なら、『お父さんの作った人工心臓で大事な娘の命を救う事が出来た奇跡のストーリー』になるはずなのに…。間に合って欲しかったけど、これが現実。でも誰も不満を言わず支え合って素敵な家族。
キャストも全員良かった。
「夜明けのすべて」の主役・松村北斗くんがこの映画では出番の少ない役だったけど、やっぱり演技上手で印象に強く残った。光石さんもちょっとやな奴だけどいい演技。
上映中にもう1回は観にいきます。
言葉にできない
2024年映画館鑑賞62作品目
7月7日(日)イオンシネマ石巻
ACチケット1000円
原作未読
監督は『君の膵臓をたべたい(2017)』『となりの怪物くん』『センセイ君主』『響 HIBIKI』『劇場版 そして、生きる』の月川翔
脚本は『空飛ぶタイヤ』『糸』『太陽は動かない』『護られなかった者たちへ』『ラーゲリより愛を込めて』の林民夫
実話を元にしたフィクション
絶対に諦めない男とその家族のヒューマンドラマ
粗筋
ビニール製品樹脂の技術者で父から町工場の愛知高分子化学株式会社の経営を引き継いだ坪井宣政には生まれつき心臓に疾患がある娘がいた
主治医から余命10年の宣告を受け20歳まで生きられない可能性が高いことを知らされる
各地の病院に相談したものの厳しい現実を知り状況を打破するため私財を擲ち借金もして人工心臓の開発に勤しんだ
しかしタイムリミットは近づきたとえ永続的な人工心臓が開発されても娘は手術に耐えられるほどの体力はもはやなかった
妻陽子とともに絶望する宣政ではあったが余命わずかな次女佳美の願いを叶えるため人口心臓開発研究で得た知識を使い日本初のIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルの開発に没頭した
アメリカからの輸入品に比べ安全性が格段に高くなったIABPバルーンカテーテルは見事に完成し各病院に売り込んだ宣政は多くの人々の命を救った
死の淵に立つ病床の佳美は酸素マスクを外し「誇り」だと寄り添う両親と姉妹を讃えた
原作本を読んだことがないが監督脚本家共に豊富な実績があり主演大泉洋は芝居以外はなにかとおちゃらけが目立つ人物だが客観的に言って俳優としての評価はかなり高い
妻役の菅野美穂も言わずもがな
とにかく細かい顔芸
彼女を見てるだけでも退屈しない
長女役の川栄李奈はわりと良かった
次女がもう助からない現実を突きつけられ呆然と診察室から出てきてしまい東京からわざわざ名古屋まで車で宣政を送ってくれた医師富岡進に感謝もしない両親を叱る長女の歪んだ表情が特に印象的
エンドロールのキャスト紹介では家族の面々と1人離れ後半の方に名を連ねた
ディア・ファミリー鑑賞後チケット売り場に戻ってくると階段の方からオフコースの『言葉にならない』が流れてきた
イオンシネマ新利府は21時以降になると外に出られるのはそこの階段と隣のエレベーターだけになる
その階段ではしょっちゅうインストゥルメンタルでしっとりしたいろいろな音楽を流す
歌詞全体の内容は映画の内容とあまり合わないが「言葉にできない」「あなたに会えて本当に良かった」というフレーズがピンと来たのでレビューのタイトルに採用した
配役
次女のために永続的な人工心臓の開発に没頭する坪井宣政に大泉洋
献身的に夫を支える宣政の妻の坪井陽子に菅野美穂
先天的な心臓病を患い20歳まで生きられないと宣告される坪井家の次女の坪井佳美に福本莉子
佳美の幼少期に鈴木結和
唯一佳美に甘える坪井家の三女の坪井寿美に新井美羽
寿美の幼少期に小野井奈々
家族の中ではわりと冷静で両親を支える坪井家の長女の坪井奈美に川栄李奈
奈美の幼少期に富井寧音
東京都市医科大学日本心臓研究所の研究医だったが初めは宣政に対し冷めた目で見てさっさと研究所を辞めてしまうがのちに考えを改め手伝うようになる富岡進に松村北斗
愛知高分子化学の社員の中村に野添義弘
東京都市医科大学日本心臓研究所研究医の佐々木肇に上杉柊平
のちにモンゴルに渡る東京都市医科大学日本心臓研究所研究医の柳玲子に徳永えり
東京都市医科大学日本心臓研究所研究医の三浦武に古屋昌敏
石黒の頭が上がらない存在の東京都市医科大学部長の中山に大石吾朗
学生に紛れて宣政が講義を受けていた時の東京大学医学部教授に宮本大誠
佳美の主治医に外川貴博
式典の案内係にさいとうなり
学生だった頃に学生に紛れて東大の医学講義を受けていた宣政の相談を受けたのちの医学博士の桜田純に満島真之介
佳美と同じ病室で先天性心疾患と闘っている少女はるかの母親の川野由希に戸田菜穂
佳美を励ますも幼くして亡くなる由希の娘の川野はるかに宝辺花帆美
かつて子供の頃に宣政が開発したIABPバルーンカテーテルによって命を救われたテレビリポーターの山本結子に有村架純
熱意に絆され人工心臓制作で宣政に協力するがアメリカの記事をきっかけに実用化に向けて対立するようになる東京都市医科大学教授の石黒英二に光石研
家族の命に期限がついたとしたら、あなたは、私はどうしますか?
Dear★Family
大泉洋演じる父、菅野美穂演じる母、
先天性の心疾患を持ち生まれた娘には余命十年の宣告がなされ、そこから「どんなことも諦めない父」と、家族の熱い気持ち、病がありながらも生き続けようと前を向く娘の闘いが始まります。
なんとしても救いたい!
その気持ちを糧に、その気持ちだけを頼りに奮闘した家族の物語は、ただの映画ではなく実話を基に作られていて、名古屋に実在する「東海メディカルプロダクツ」の社長家族の過去と現在、未来へと繋がる心が描かれています。
Dear★Family
親愛なる家族。
愛する家族の命が、限られた期間であると知らされたとき、「ああ、そうですか」とはならないでしょう。
映画を観て帰宅した後に見たこの映画の特集で、名古屋を訪れた大泉洋や菅野美穂に対して、現在80代の筒井社長が語りかけたその言葉に、まだ映画の余韻で痺れている私は熱い涙が溢れてきました。
映画はもちろん。
命の重さや家族愛、他人事ではなく自分事としてどんなことにも真摯に向き合うことの大切さを、心の深い深いところにまで届かせてくれる、とても尊い時間でした。
娘と観れて感無量。
命を護る現場で働く身として、その姿勢にも襟を正す気持ちになりました。
泣いた
心臓の病気を抱える娘を救う為、人工心臓を作ろうとする父の話。
佳美のが高校生になり、成人式の話をする夫婦を見た時から泣きそうになりました。
佳美を、救うことはできないけれど、他の命を救う為に奮起する父の姿に、泣きました。ズルいくらい泣き所多かったですね。
佳美の死を見せないところも好感もてます。
妻の陽子の「次は、どうする?」のセリフ各所に出るが、あれだけ上手くいってなかったし、なんか挫折しかけてる所にこのセリフはちょっとひどいと思いました。
先生たちが打ち解けるまでが、スッキリし過ぎなのも気になる所。
細かい事はありましたが、素晴らしい作品でした。
父親と母親
コレはあかん。
もうずっと泣きっぱなしやった。
凄い人やなぁと思う。
娘さんの命を救いたいが為に未経験の分野に足を踏み入れて、実績を残すまでになる。誰でも出来る事じゃないし、やれる事でもない。
家族のバックアップも凄かった。
父親が人工心臓を作ると言った時、母親は「そうよ…何でそんな簡単な事に気づかなかったのかしら?」とあっけらかんと笑う。
簡単な訳はないと突っ込まずにはおれないのだが、この無敵感はなんだ?父親が「作る」と言っても驚きしかないのだけれど、母親が「作れる」と肯定した時の信憑性が半端ない。とんでもねえ!
誰も作った事もなければ、父にその経験もない。でも「この人なら作る」って確信が母の言葉から滲み出る。
それを聞いた娘さんは、どれほど頼もしかったろうか。後に彼女は日記の中でこう綴る「私、生きていてもいいんだ」と。
その後の父親の行動は機関車のようだった。
電気で動くスマートなもんじゃなく、機関部に石炭を目一杯放りこんで猛進するかのようだった。
どれくらいの月日が経ったのかは分からないのだけれど、人工心臓の雛型が出来る。
町工場の社長がコレを作り上げたのかと目を疑う程、洗練された心臓で、収縮する様はまさしくポンプのように見え、鼓動まで聞こえてきそうだ。
かつての日本を支えた確かな技術力が見てとれる。研鑽に研鑽を重ねる職人気質が見てとれる。
だけど、その人口心臓は廃棄される。
医療大国のアメリカで人口心臓への悪評が高まる。医者側の言い分はよく分かる…だが、やるせない。
どれほどの時間とどれほどの苦悩があったのかと思う。そんな事お構いなしで「そちら側の都合でしょ」とまで言い放つ。…踏み躙らんでもよかろうに。
居間でのシーンがもうダメだ。
消沈し項垂れてる父の肩を揉む娘…。
もう、思い出しただけでも泣けてくる。
彼女に出来る最大限の事なのだと思う。父の肩を揉む娘の手に力が入ってるようにも見えず…それでも彼女は精一杯の感謝と労いを父親に伝えてたのだと思う。
伝わる体温の温かさまで感じとれるようであった。
この娘さんがずっと健気で…。
子役もそうだけど、福本さんも好演だった。
こんな天使みたいな子いるのかなと思うけど、物静かで控えめな彼女の態度から、どれほどの我慢を自分に強いていたのだろうかと、そんな事まで想像してしまう。
そして父親は「バルーンカテーテル」の開発に着手する。娘さんとの約束が根底にあるようで、のめり込んででいく。
開発が進み完成した所で娘さんの命を救えるようなものではない。が、完成しそれが普及していくにつれ思う事がある。
このバルーンカテーテルは佳美さんがいたからこそ出来たものだ。言うなれば彼女の存在証明だ。
間接的ではあるけれど、彼女は17万人もの命を救ったのではなかろうか。父親が娘に向けた愛情の副産物は、17万人の命を救い、それに連なる命まで救った。
その革新的なバルーンカテーテルによって、父は表彰される事になるのだが、その表情は暗い。
彼は「私は自分の娘を救えなかったダメな父親です。本来、表彰されるようなものじゃないんです」と言う。
…朴訥に話しだす大泉氏は素晴らしかった。
彼の葛藤と苦悩が凝縮された一言だった。
そのインタビュアーはかつて心臓疾患があり、バルーンカテーテルによって救われたと言う。
彼はその手を取り「ありがとう」と力強く話す。
おそらくは佳美の夢を叶え続けてくれている1人だからだ。彼女が生きてるって事が佳美が生きていた証になる。なんと深い愛情なのかと嗚咽が止まらない。
エンドロールで初めて脚本家の名前を探した。
「林民夫」さん
原作から物語を抽出し言葉を繋げるのは脚本家の仕事なのだと思う。いい話し過ぎるとこはあるけれど、初めて脚本家を意識した作品にもなった。
母親の菅野さんも素晴らしく…父が脇目も振らず行動出来るのは、この人が傍にいたからだと台詞の端々から感じられる。
役者陣は皆様素晴らしくて、物語のうねりを過不足なく作り出してくれてた。
1970年代の街並みを再現するのも大変だったんじゃないかと思う。特に車や衣装には手がかかったんじゃないかと。
俺は父親なので思うのだけど、父親が見せるべき背中を思い出させてもらえたように思う。
出来る事は違っても、あの気概がベースにあるべきだと思った。
一家の大黒柱とよく言われるけれど、経済的な事はむしろその一部で、支柱になる事こそが本分なんだなぁと。母親は家で言うなら基礎かしら。盤石な基礎があるからこそ大黒柱もその任を果たせるような。
坪井家は誰しもが支え合ってたように見えたし、誰しもが支えになろうとしてるように見えた。
そんな家族の姿にも涙が溢れる。
佳美さんが認めていた日記はもう…泣けてくる。
妹の存在は彼女の存在意義を満たしてくれていたんだろうなぁ…。
本格的な再現ドラマとして良い
人工心臓の開発が今現在でもまだできていないこと
IABPカテーテルの開発により多くの人が助かっていること
医療機器の開発にはお金と時間と人材等の資源が多くかかること
医療機器の開発は資源だけでは解決できないこと
映画の元ネタになった人たちがいること
がよくわかる内容だった。
自分の年齢のせいか人の見分けが出来なくて、途中に出てきた人が最後に
どうなったのかわからない人が二人くらいいて、少しモヤモヤ
佳美がおねぇちゃんに問いかけるシーンがMAXポイントでした
光石研さんが憎さ満点で演じた女子医大の助教授が、心臓外科の権威として
活躍されている事は知っておいた方が良いとも思いました。
(佳美さんが完治する方法は今現在も無かったということも)
命を救う親子
元の事実、ストーリーを知らなかったので、冒頭いきなり勝利者インタビューのような形で始まり、「あ、成功したんだ。」と、初っ端からネタバレをくらった気分になった。が、映画を観終えるとこの構成が正解だったようにも思える。
当初娘の心臓病の治療の為、各地を飛び回る場面はスピード感と若干のコメディ感もあって、いやそういう題材じゃないよね?という戸惑いがあった。
その娘を思う父のある種狂気じみた しつこさと行動力は凄まじく、ルールや常識などお構いなしで突っ走り、観客として大いに応援しがいがあった。大泉洋が演じるキャラクターとして人間味があって非常にハマっていた。
自分で人工心臓を作るということで、研究生のチームを入れてもらうが、微妙なモチベーションのズレ。それに対する妻(菅野美穂)の「彼らは熱心。でもタイムリミットが無い。」というセリフはかなり重い言葉だと感じた。
私財も時間も会社経営でさえも犠牲にして取り掛かる主人公と、健気に一生懸命に生きる佳美(福本莉子)や家族達。途中からは余計なツッコミをする余地もなく、ただただ応援していた。
当初は他の患者など眼中になかった(当たり前)主人公に佳美は病室で仲良くなった子を救ってくれと懇願する。自分の病気を治そうと頑張っているパパならはきっと他の子も救ってくれるんだと信じていたんだろう。
日記に「死にたくない」と書き連ねていた佳美は、絶望的な状況の父親にもう頑張らなくていいよ。とその肩にのしかかった重圧を取り除く。
そして、そこに親子の新たな夢を託すのであった。
そこからまた始まる主人公の狂気の試行錯誤。途中、素材の湿気を抜くかなにかでカバーの中で這いつくばるコメディーチックな箇所があったが、一生懸命な人物の姿というのはどんな状態であろうとかっこよく見えるものだなと思った。
佳美が倒れ車で病院へ急行するなかで「どうしてそんなに前向きになれるんですか?」という問いに
「俺が諦めたら、そこで終わりだろう。」と答えた主人公。妻と3人娘の家族。絶対親父が折れてはならないという決意が素晴らしい。
しかも実はそれを妻と長女(川栄)が支えているのも素晴らしい家族の形だと思った。(寿美(新井 三女)は佳美を支えていた。)
少なくとも4回くらいは涙しかけた。感動映画というだけでなく、随所にある素晴らしいセリフや心を正す、考えさせられる部分もあり、とても良い映画だった。
気になった点
若干セリフ口調が気になるのと、相手のセリフを待っている感が伝わってくるのが気になった。
キャラクターが記号的で特に石黒(光石 教授)が分かりやすく悪役として描かれている。医療業界の闇があるのは理解するが人の命が掛かっているのも事実であり、理想としてはそれぞれの立場での葛藤というのも描いて欲しいなと思った。
結局、佳美を亡くしたこととインタビュアー(有村架純)がそのバルーンで助かった命だというのが観客に提示され、切なさと感動が溢れる。そして、その後表彰されるところで陽子(菅野美穂)が「それで、次はどうする?」と最後に投げかける。
おそらくそこでニヤリと一服の清涼感を出して終わるという感じなのだが、正直観ている側はそんな状態ではないので機能していないように思えた。
あと「これだけ頑張ったお父さんにまだ何かやらせるのか??」と思った。(原作にあるなら申し訳ないが。)
兎にも角にも良い映画なのは間違いない。出演者の演技も当然みんな素晴らしかった。娘陣が子役も含め特に素晴らしいと思った。
あとモンゴルの赤ちゃんが可愛すぎてビックリした。
涙なしには観られません。
上映されてから今日まで2回鑑賞しました。
何と言っても主人公の諦めない姿がカッコ良く、
家族愛にも溢れているなーという印象でした。
ストーリーとしては悲しい結末にはなっていますが、決して暗い作品ではないと思います。
どんな困難に直面しても、努力すれば乗り越えられる。元気と勇気がもらえる映画です。
映画版「プロジェクトX」
「自分でできることは自分でする」
余命10年を宣告された心疾患を抱える幼い次女よっちゃんの気強さと、負担をかけたくない子供想いの父親を家族全員で支え合う、史実に基づいたストーリー。
開始数分で目と鼻から汁が。
ハートウォーミングでありながら、一家で常に前向きで根気よく挑戦を繰り返す姿に何度も涙し勇気をもらった。
父「人工心臓がないなら、お父さんが作ってやる」
母「で、次はどうする」
長女「よっちゃんの前で絶対にそんな表情見せないで」
人工心臓が予算と時間オーバーで立ち行かなくなったとき、これでは娘は助からないと分かりつつも「娘との約束」で日本製カテーテルを開発し世界17万人の生命を救うこととなる。
逆境に前向きに立ち向かう家族の姿が素晴らしい。
芸人を起用することも余計な脚色もほぼなく、一方で徹底して昭和感を演出する衣装や大道具。こちらのこだわりも心地よい。
自身が重い病を患ったとき、自分より他人の生命を救ってと言えるだろうか。
言える主人公の強さ。
病を抱える人は達観していて強い。
今を当たり前のように暮らすことができていることの奇跡と感謝を忘れてはいけない。
素晴らしい映画で感動しっぱなし!
予告を観た瞬間いい映画かもと思い鑑賞!
生まれつき心臓疾患を持っていた幼い娘・佳美は[余命10年]を突き付けられてしまう
「20歳になるまで生きられないだと…」
日本中どこの医療機関へ行っても変わることのない現実
そんな絶望の最中、小さな町工場を経営する父・宣政は
「じゃあ俺が作ってやる」と立ち上がる
医療の知識も経験も何もない宣政の破天荒で切実な思いつき
娘の心臓に残された時間はたった10年
何もしなければ、死を待つだけの10年
坪井家は佳美の未来を変えるために立ち上がる
というのがあらすじ!
すごく感動しました!
子供が余命10年と言われて日本全国飛び回りそしてアメリカまで行くのはすごいと思いました
もし自分だったらここまでできるのかわかんない…
そして人工心臓を作ろうとなるのですがそんなの無理って言うことはなく作ろうと言えるお母さんすごいですね😳
人工心臓を大学と協力して作っていくことになるんですが教授がはしごを外した瞬間にこいつ!って思っちゃいました…笑
人工心臓は作ることはできなくなりできたとしても助からないと言われてそれを伝えるんですが「私の命は大丈夫だからその知識を他人のために使ってほしい」と言う台詞が😭
そこから日本人にあうバルーンカテーテルを作ることになってお父さんの諦めない気持ちがほんとすごい!
家族や周りの人たちの協力もあって完成します!
ですがここでまたあの教授が…
またお前かと…笑
とことん協力しない笑
バルーンカテーテルを買ったときはやっとかと思いました笑
人工心臓は作ることはできなかったけど佳美さんの願いからバルーンカテーテルを作ってる姿を見て諦めない気持ち、家族愛がほんとすごいし尊敬します☺️
こういう人たちのおかげで技術が進歩していってるんですね!
17万人もの命を救いそして今も救い続けてるのがすごいです!
素晴らしい映画で感動しっぱなしでした😊
観ることができてほんとによかったと思います!
素晴らしい映画をありがとうございました☺️
昭和にタイムスリップ
まず驚いたのは出てくる車の数々は時代にマッチした車ばかりでその中でもトヨタカローラかカローラスプリンターだと思うけど免許取り立ての自分の第一号車出て来て懐かしく思いました
日本の卓越した技術を持って業種を超え人工心臓の開発に立ち向かう人々が様々な弊害を乗り越え娘との約束を果たそうとする苦悩の日々を淡々と描いている
行き詰まった時に夫婦が屈し無い精神力は深い娘への愛情そのものだと感じるのであった
当初の目的は果たせなかったにせよバルーンカテテールの開発により多くの人命を助ける事が出来たと知り彼の強固な意思を感じるので有りました
分かっていても
結末は想像出来たけど、涙が止まらないー!
上映途中から鼻を啜る音があちらこちらから聞こえてきました。嗚咽レベルもあったかも。
映画館では我慢しましたが
一人で家で見てたら私もワンワン泣いてると思いました。
今の世の中情報が溢れていくらでも調べられる便利さがあるからか、簡単に正解が分かるけどその先を求めることあまり考えなくなってる自分にとってはちょっとした目覚めの映画になりました。
町工場経営するだけでも本当に大変で毎日毎月がお金との戦いです。並行して人工心臓の開発に心血注ぐことなんて普通できません。お父さんの絶対に娘を救うという本気もそれを支える家族も温かい!
手の届きそうなところで絶望が待ってても、開発が親子の夢・家族の夢になった瞬間から加速してとうとう成し遂げるんです。
終盤では
ハンカチはかなり湿ってました。
家族が素晴らしいという陰で工場の番頭さんの優しさもいいなと思いました。
家族愛の挑戦
父親が心臓疾患の愛娘のために、1から医療分野を学び人口心臓の開発に挑む物語
結果的には人工心臓の開発は叶わなかったが、度重なる壁にぶつかりながらも、バルーンカテーテルを完成させ夢を叶えた瞬間は胸を揺さぶられました。
諦めず自分にできることを積み上げていくことが大切だと改めて感じました。
脚本、演出、俳優、音楽、どれも素晴らしい!
どこにもケチのつけようがない作品。
こんなに泣いたの久しぶりです。
月川監督、やっぱり大好きな作品を作ってくれました。
君の膵臓をたべたいも好きでしたが、それに並ぶ素敵な作品だと思います。
これは、人に勧めたいし、
何度も観たい映画でした。
まさに家族の物語!
過去最高に、感動しました!
余談ですが、
なんで有村架純さん、こんなところで??
と思ってたんで、脚本も上手いなぁと。
全98件中、21~40件目を表示












