ディア・ファミリーのレビュー・感想・評価
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号泣とはいかないけど泣ける映画でした! お父さんに全員着いて行くの...
実話の重み
家族愛を押し付けてくるわけではないのがこの映画の良い所。宣政の家族、娘への愛が原動力となり医療業界へ挑戦し続ける、むしろこちらが主軸かもしれない。
これが実話なのだから脱帽するしかない。
大泉洋にこんなに泣かされるのか。悔しいほどに良かった。
他の方々も素晴らしい。
妻菅野美穂の宣政への叱咤激励…背中をそっと押す感じ。
10年以上の時間経過がある中、途中離脱した富岡(松村北斗)がちゃんと歳をとり経験を経て、変化した様。
教授(光石研)のあのパワハラ感…当時はこんな感じの医者が多かったんだろうな。
事実をギュッとしてるから、割とアッサリに感じたけれど、ハンカチはビショビショ。
悲しみより前向きになれる涙で、観た後スッキリ。
感動!!
反則です、この作品は。
元が実話ですが、これは反則です。
最高に感動しました。
上映中、何度もすすり泣きがしていました。自分も目じりが何度かうるみましたし、上映が終了のエンドロールの時も劇場を出たあとでも、思い出すと胸にこみ上げるものがありました。
出演俳優が大泉さんと菅野さん。もうこれだけで、普通の、感動映画ではないなと、思っていましたが、ここまでとは。あ、この次女のネーチャンどこかで見たことあると思っていたら、東宝シネマの、二代目?の映画紹介の人だ!!あの足の長いっ(っ……失礼しました。)と、後できがつきました。先代の山崎さんも演技上手かったけど、福本さんもなかなかでした。
内容が実話を元の作品に演出がなんだ構成がどうだなどという評価は大変失礼と思うタチなので評価はしませんが、本当にいい映画でした。少し話題が変わるけど、どんな映画でも、面白かったとか凄いとかテンションあがったとかありますが、例えば、演技が駄目とか映像がだめとか構成が駄目とか監督がだめとか評価されても、感動する作品がやはり最高だと思います。視聴する皆さんが感動した作品は何があっても成功したものです。と思います。
是非劇場での鑑賞を勧めます。
知らなかった実話
・・・・・イマイチ。
脚色が多い。
出てくるクルマが旧車ミーティングで並んでるような、やや希少な、当時でもすこしは特別扱いされたようなクルマばかり。ま〜バンみたいな普通のクルマは雑に扱われて残ってないだろうから仕方ないですが、シリアスな物語なだけにそういうところが感情移入し難いところ。
大泉洋さんは、水曜どうでしょうから見てきましたが、正直、役者としてはイマイチなんじゃないのかな?
根が真面目そうだから。
チームナックスの人たちみんなそう。好きですが。
娘さん役の3人イマイチ。
菅野美穂さんキレイになりましたね。
BGMがクサイ。
所々で涙しましたが全体的にイマイチ。
涙なしにはみれません
悲しくなったし、感動したし、考えさせられ、とにかく泣いた。
演技で言うと光石さんが素晴らしかった。本当に腹が立ったし、厭らしい笑い方するなぁと。単純に自分自身が事前知識がないまま観賞したので、夜明けのすべての社長の優しいイメージ引きずってただけに裏切られた感がすごかったせいもあるのだけど。
人工心臓も恒久的に使用できる物が無いのも知らず。手術を重ねなくてはいけないと学べたし、延命治療についても考えさせられる映画でした。
ハンカチを用意して鑑賞
予告や前評判から、分かってたのにやっぱり泣けました。
心臓が弱くて余命10年と言われた娘のために、全国の病院を回って治療法を探すも見つからず、一念発起して自ら人工心臓を作るための研究を始める父親のお話。
しかもこれが実話なんですよね。
父親役の大泉洋さんを支える奥様役、菅野美穂さんがまた実に良いです。この夫婦の愛情とか、三姉妹の仲の良さとか辛い闘病生活じゃない側の視点が重いテーマを救っています。
鑑賞中、自分だったら…っていう思いが何度も湧き上がってきて、鑑賞後は自分の生き方とか見つめ直すような映画でした。マイナス思考な回路じゃなく、あくまで前向きに生きる目的みたいなものを考えたくなります。
医学界の裏側を垣間見る場面もあったりして、ちょっとスッキリしちゃうのも良かったです。
最後のインタビュー、あれが実話かは分からないけど最後にまたまた泣けてしまいました。
涙だけではない、後味のいい映画
命の重さ、家族のあり方、医療の世界の難しさと時代背景…メッセージが多いのにきちんと整理されていて、分かりやすく映画に没頭できた。
大泉洋の演技には、何回も泣かされた。コミカルさもあるのに、人が持つ熱量を感じさせる。また、脇役で川栄李奈と松村北斗はとても良かった。
映像が昭和レトロで、そちらも素敵だった。映画館でみて欲しい。
命を扱う重い内容ではあるが、ある意味ではもの作りのサクセスストーリーにも見れる。後味のいい、人にすすめたくなる映画だった。
映画は予告編だけで観に行くかどうか決めるべきかも(笑)
映画を観る場合、原作を先に読んで内容を知ったうえで映画を観る以外は、基本的に予告編くらいの前知識で他の情報を得ずに映画を楽しむ方がいいと、この作品で痛感させられました。
難病モノ、父親を中心に家族一丸となって頑張る・・・こういう予告編を観て、「ああ、娘はなんとか助かるんだろうなぁ」なんて想像できます。この映画の冒頭は主人公夫婦が祝賀会に招かれて、みんなにお祝いしてもらうという内容だったので、やっぱうまくいったんだなぁと単純に想像しましたが、有村架純演じる女性記者に「娘さんも心臓病だったのですね?」などとインタビューされたときに、夫婦の顔が曇ります。
この時点で「あ、やっぱ娘さんはだめだったんだ」ということと、「んじゃ、この祝賀会は何?」という疑問で物語に一気に引き込まれます。
この映画は娘さんの遺志を尊重すればハッピーエンドということになります。
1970年代という近過去の映像は懐かしい車のオンパレードでとても楽しめました。
後々放送されたときに、静止画にして車種名をチェックしたいですね(笑)
実話では勝てません。素晴らしいです。
坪井宣政さんの実話(本名は筒井さん)。娘の佳美さんが小さい時に心臓病が見つかり、助けたい一心で10年というタイムリミットで人工心臓を作るというところから、駄目だったとしても、国産のカテーテルに関わり年間世界で17万人も人命を救う素晴らしいものを制作。
家族の素晴らしさ。そして途中で人工心臓を諦めてからの国産カテーテル制作のシフトチェンジしてからの踏ん張るパワーがたのもしい。こんな日本人そんなに現代はいないなぁと感心させられました。
いい話で何度も涙が溢れ、実話がベースという話ですとなかなか作り話ですとかなわないな、やっぱり真実が強いと思わされた。
家族の夢
日本人向けの大動脈内バルーンパンピングカテーテルを作り上げた愛知のビニール樹脂会社社長と家族たちの話。
2002年、黄綬褒章を授賞式にのぞむ坪井宣政が、先天的に心臓に難病を抱え余命10年を告げられた次女を救おうと奮闘した1973年からの出来事を振り返る体でみせていく。
しゃっきを抱えた状態で親から引き継いだ会社を立て直し、不可能と言われる娘の手術が出来る病院を探す中、自分だ人工心臓をつくるという決意をし研究に没頭していくけれど、下町ロケットならぬ下町バルーンですね。
愛娘の為なら何でもやろうと意気込むのは簡単だけれど、若干の知見しか役立たない筈の分野に没頭していく姿は凄過ぎる。
そしてこの前向きな家族もまた温か過ぎる。
そして、人工心臓からIABPに話しが移り、泣かせに来ようとしている展開、演出の数々で鼻水をすする音が劇場内のあちこちから…。
邦画特有の時代劇の様な臭いリアクションや演出もあったけれど、それを超える感動はあったかな。
それと、川栄李奈のJKコス、なかなかですw
「おにいちゃんのハナビ」「ラーゲリより愛を込めて」系。
実話の説得力
いい映画でした
次女の命のタイムリミットがある中での過酷な挑戦…
それを支える家族や仲間たち。
この映画を観た方達は物語の中で必ずどこかに刺さるシーンがあるんじゃないかと思います。
全てを注ぎ込んで人口心臓を何とか作りたいと行動する父、寄り添い時に背中を押す母、そんな家族をまとめ上げる長女、次女の安らぎとなる三女、生れつきの難病で死にたくないと思いなからも口には出さず前を向く次女
。お互いを思い優しく強い家族に涙が溢れました。
ラストにドーンと感動する映画ではありません。物語の様々なところで感動した素晴らしい映画でした。
家族愛を超え人間愛に根差した主人公の姿が心を捉えて放さない
本作は、家族愛に始まり人間愛という大きなテーマにまで迫った感涙必至の実話ヒューマンドラマである。家族の為だけではなく他者の為に懸命に奮闘する主人公の姿は人間愛に根差したものであり強く心を揺さぶられる秀作である。
本作の舞台は1970年代。小さな町工場を営む主人公・坪井宣政(大泉洋)と妻・陽子(菅野美穂)の娘・佳美は幼い頃から心臓病を患い余命10年と宣告される。宣政は畑違いの人工心臓を自ら開発する決意をする。宣政と陽子は佳美の為に大学・医学部と協力して失敗を繰り返しながらも諦めず粘り強く不可能に近い開発に奔走していくが、タイムリミットは容赦なく迫ってくる・・・。
前半は人工心臓開発シーンは際立っていたが典型的な難病・家族愛作品だった。しかし、後半、保守的、閉鎖的な大学・医学部が保身の為にハイリスクの人工心臓開発から手を引き絶望的な状況になる。そんな時、“私の様な病気で苦しんでいる人達を助けて”と佳美が自らの想いを吐露する。作品テーマは、家族愛から人間愛という大きなテーマに昇華する。宣政は、佳美の想いを受け止め、人工心臓開発で知合った富岡(松村北斗)の協力を得て、心臓病手術で成功率が低いバルーンカテーテルに着目し、改良開発に心血を注ぎ、艱難辛苦の末に改良に成功する。改良品は17万人の命を救う。
宣政は佳美の命は救えなかったが、17万人の他者の命を救った。佳美の想いは叶えられた。他者の為という人間愛精神は、今後、佳美の死とともに宣政の子孫に脈々と受け継がれていくだろう。
陽子は、結果が出て一段落すると、必ず次はどうする?と宣政に尋ねる。人生で常に高い目標を持つことの大切さを示唆している。時折、映し出される、宣政の社長室に掲げてある、為せば成る。為さねばならぬ何事も。という諺は意志と行動力の大切さを強調している。
本作は、主人公の生き方を通して、命ある限り結果に一喜一憂せず常に高い目標を持ち強い意志で粘り強く行動していくのが人生の醍醐味であり道は拓かれると教えている。
感動と勇気をもらえるが、あと一歩
宣伝に力をいれているものの、初週にしては空席が目立つ。
福本莉子が東宝を代表する女優になれるかはこれから、というところ。
明らかに感動を誘っている映画はなかなか観ないが、毎回TOHOシネマズに足を運ぶたびに上映前に刷り込まれていた影響か、ふと観てみようとなる。
おおかた想定どおりではあるものの、安定した作品であった。
特に、無言で肩を揉むシーンでは心境が伝わって涙がでてきた。
しかし、小説だからか、大衆むけにわかりやすくしたのか、言葉は多い。感情は演技と表情で伝えてほしい派なので、説明されると興冷めしてしまう。よくある作品のようにわんわん泣くオーバーな演技は多くはなかったので、そこは好感。
俳優としては、何といっても大泉洋である。
まっすぐだけど、迷いもある役。見慣れていても飽きない、とてもいい俳優。自分もこうなりたいと思える、そんな演技。
福本莉子は、良くも悪くも華がなく、あまり印象には残らない。今回の役にはあっているのだが、存在感は薄く感じてしまう。
そして、意外にも川栄李奈がよかった。キャラクターの性格とらしい演技がマッチしており、グッとくるものがある。
全体として、話も王道で感動できる良い作品だった。
家族全員で支え合った愛と絆の物語
すでに予告から泣かされてしまった本作。娘のために奮闘する父の熱い思いに触れたくて、公開初日に鑑賞してきました。
ストーリーは、心臓疾患のため余命10年と診断され、どこの病院からも見放された娘・佳美を救うため、町工場を経営する父・坪井宣政が、自ら人工心臓を作ることを決意し、一から医療を学び始め、私財を投げうって、家族と協力しながら開発に奔走する姿を描くといもの。
予告から、娘の命を救うために偉業を成し遂げた男の話、いわゆるお仕事ムービーかと思っていましたが、そうではありません。もちろんそういう側面もあると思いますが、これは間違いなく、家族全員が全力で支え合った愛と絆の物語です。そして、その絆が、医療の使命を思い起こさせ、医療現場を突き動かし、数えきれない患者の命を救い、救われた命がその恩に報いようとする、人と人との絆の物語でもあります。
人が人を思う優しさ、それに応えようとするまごころに何度も涙します。決して諦めない男が娘と交わした約束は、多くの命を救い、それは今もなお続いているという事実が、強く心を揺さぶります。まるで娘の命が、無数の人々に分け与えられたかのように感じます。バルーンカテーテル開発という偉業への称賛と救われた人々の感謝、それを自分ではなく娘に伝えてほしいと語る宣政の姿が沁みます。
正直言って、前半はテンポが上がらず、少々のりきれませんでした。資金繰りの問題はどうやって解決したのか、医療知識をいつのまに得たのかなど、宣政の奮闘ぶりの描写が不足していたように思います。でも、描きたいのはそこではないことがわかり、途中から気にならなくなりました。と同時に、坪井家の家族の関わりから目が離せなくなりました。特に人工心臓開発に挫折し、佳美がもはや助からないとわかってからの関わりが、熱く沁みてきます。前向きに夫を支え続ける妻、悲しみを隠して佳美を励まし続ける姉、佳美に屈託なく接する妹、そんな家族に生き様で語る宣政。この家族に囲まれていたからこそ、佳美は命を燃やし尽くすことができたのだと思います。本当に素敵な家族です。
主演は大泉洋さんで、娘のためになりふり構わず奮闘する父を熱演しています。脇を固めるのは、菅野美穂さん、福本莉子さん、川栄李奈さん、新井美羽さん、松村北斗さん、光石研さんら。中でも、川栄李奈さんの演技が熱く、観る者の涙を誘います。
全361件中、261~280件目を表示