「ちょっとナウシカかな」VESPER ヴェスパー ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっとナウシカかな
大規模遺伝子汚染後で従来の生態系が破壊され、怪しい生物たちが跋扈するディストピア設定のSF。 生命工学が極端に進んだ世界設定のようで、発電から有機部品使用のドローンやコンピューター、バイオロイドなどが登場する。ブレードランナーと風の谷のナウシカを足したような世界観かな。
主人公は独学で生命工学を学び、遺伝子操作した植物?を試作したりしている天才少女。この女優さん、エキセントリックでかつボーイッシュな風貌で本作品の世界観によくマッチしてました。 彼女と常に行動をともにする飛行ドローンは、最初AIかと思ってたら、体が不自由な主人公の父親の外部感覚器官だった。
ディストピアものの常で、暗いエピソードが延々と続き、結構説明のない設定も多い。ラストに明快なカタルシスはなく一般向けじゃあないんで、★は3つにしておく。
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