劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血のレビュー・感想・評価
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映画×企画バラエティ的な作品で面白かった
# 映画で観た感想・レビュー
しっかり楽しめた。
最後まで「どこからどこまでがアドリブなのか?」と考えさせられながら観ていた。
# この映画は何?
フィクションと「企画もののバラエティ」の中間のような作品。
俳優には台本は渡されておらず、設定だけが知らされているらしい。つまり俳優たちは物語の筋や結末も知らず、アドリブで場を乗り切るのだ。
「トークサバイバー」のノリに違いが、これは映画であり、結末のある物語だというのが違いだ。
# 何がアドリブなのか?
俳優たちはアドリブで話すと言いつつ、観ていると全くそんな感じはしなかった。むしろわりとしっかり脚本が用意されているのでは?というぐらいの感触だった。
アドリブ率は8割なのか、5割なのか、3割なのか、1割なのか。
# もちろん全てがアドリブではない
マーダーミステリーには物語の筋というものがある。なので自分で若くの設定を作り上げることは出来ないのだ。
しかしこれを映画として成立させる仕掛けは、一体何なのだろう。1人の人物が物語を逸脱するだけで、話が成り立たなくなるはずだ。
よく構成されていると思った。
むしろ俳優たちの行動いかんによって、後付けでつじつまが合うように、物語をつなぎ合わせる仕掛けなのだろうかとか考えながら観ていた。
#劇団ひとり
光っていた。時にむかつかせられた。
物語中で自由に動ける立ち位置であることもあって、アドリブの効かせ方がすごい。
お笑い芸人だけあって、ちょいちょい笑いも挟んでくる。よく他の人たちは笑わずに我慢しているなと思った。
ちなみにこれはバラエティではないので観客の笑い声は入らないのだ。だけど何度か笑わさせられた。
# キャバ嬢
綺麗系。ポスト天海祐希かと思わせる雰囲気だった。
# 一流大学を出た人
自己紹介で「一流大学を出ました」って自分で言ってて草。
# 看護師
「問い詰められてとっさに嘘をつく」ことをひたすらに繰り返しているように見える。
まさにこの映画の狙い度取り「アドリブなの?真実なの?」と観客を迷わせてくれた。良かった。
# メイドとにかく顔が可愛い。
高橋克也初老に近い年齢の役だろうか。その年齢でもダンディさが光っていた。
# テレビ版は?
気になって少し観てみたけど、ずっとバラエティ寄りで映画とはかなりテイストは違うみたいだ。
マダミス経験者なら面白い!
マーダーミステリーを見た、あるいはやったことがある方なら十分楽しめると思います!
ただ経験者でない方には楽しみが伝わりづらいかもしれないです、、、
個人的には役者さんの芝居、RP(ロールプレイ)が上手でとても楽しめました!
劇団ひとりはイマイチ
3人の血を滴らせると死者が蘇生する、という伝承が残る鬼灯村で、三つ首祭りが行われた夜、一乗寺家の当主が殺された。たまたま、その日、村へつながる一本道で土砂崩れが発生したため、警察の到着までにはかなりの時間がかかる事がわかった。事件発生当時屋敷にいた8人は、それぞれ秘密を抱えており、全員に殺害の動機があった、犯人は誰だ、という話。
俳優陣にキャラクター設定と行動指示のみが与えられ、セリフはほぼアドリブでストーリーが展開するというマーダーミステリーでの試み。
テレビ版を観てなくて、本作を鑑賞したのだが、ストーリーは問題なかった。
評価が低いのでつまらないのかと期待せず観たが、それほど悪くはなかった。とっても良かった、というほどじゃないけど。
マーダーミステリーという作品を初めて鑑賞したが、ヘタな俳優かどうかがわかりやすかった。
今回の俳優の中では、劇団ひとりがどうも浮いてる感じがした。アドリブヘタなのかも。
文音、北原里英、松村沙友理、の女優陣は良かったし、誰が犯人だろうと興味を持って観れた。
231 奥様曰くあんたのおススメは今後絶対観ない
まあ、演出側にとってはなんか意味あるんでしょうが、
アドリブのためセリフの間が悪過ぎる。
こっちは何らかの化学反応を観たかったが
すべて肝心なところで爆発せず。
公開直後から1日1本上映なので悪い予感しかしなかったが。
20点
イオンシネマ草津 20240224
マダミスを知らないと面白くないのかも
ずいぶん低評価なようですが、マーダー・ミステリーの経験者からすると、クサイ芝居や終了後の参加者の感想披露も含めて「そうそう、そういう感じ!」って十分に楽しめました。
マーダー・ミステリーを知らずに普通のミステリー映画を期待して観ると、「何じゃこりゃ⁇」ってなるのかもしれないですね。
芝居の上手さやリアリティを求めるのではなく、純粋に謎解きを楽しむ目線でみると、面白い映画だと思います。
役者さんのファンは楽しめると思うけど……
アドリブで演技するのが醍醐味なんだろうけど、自分はあまりアドリブ演技にハマることができず。エンドロールは和気あいあいとしているし、役者さんのファンは楽しめると思います。
ジャズ映画?
台本に沿ったリハーサルを経て撮る映画では、序盤の伏線の回収をみるのが楽しみのひとつで、これは冒頭の主題の展開を味わう古典音楽に似ている。一方この作品では、共演者の仕掛けに対する当意即妙な反応を品定めする、というジャズ的な鑑賞態度が求められる。ミステリーとしての価値を捨ててまで製作者が示したかったのはこれだと思う。
しばしば突拍子もない事を仕掛けていた劇団ひとりはロリンズみたいだったな。
ドラマ版のつくりのままでよかったのでは。
斑目瑞男シリーズは過去にテレビドラマ版が2回作成されており、劇団ひとりさんが好きな私は、当時U-NEXTで配信されていた第2弾(劇場版が発表される前に配信は終了済み)を見つけて視聴、感想としては結構面白かった。
それから1,2か月後、劇場版が公開されるとのニュースを見て密かに楽しみにしていた。が
劇場版の感想としては、物足りないがゆえに面白くなかった。。
物足りないと感じたのは、そもそもドラマ第2弾は問題編と解決編の2編をそれぞれ約90分程の構成で作成されているのに対し、劇場版は100分程で作成されていることが根本の原因である。しかし、短く納めるためにマーダーミステリー的要素を減らした結果、即興劇感が強くなってしまったことが物足りなさに拍車をかけたように思う。
実際、マーダーミステリーは即興劇の要素はあるがそれがアクセントになるくらいが丁度良く、考察していくような場面が今回は少なかった。今作は発見した証拠品を見せてリアクションをとる展開の繰り返し。
今作を見てマーダーミステリーやってみたい思う人はいるとは思えないし、劇場版公開前にドラマ版をテレビなり大手のサブスクで配信するくらいのことはやっておくべきだったのでは?初週とは思えない入りでしたよ。
個人的にマーダーミステリーは物語終了後の感想戦が好きだったりするので、それが1,2分くらいで終わるのも残念でした。あの解放された後のゴチャゴチャした感じが好きなんですよね。もし感想戦とか舞台裏をまとめたものがいつか配信されたらいつか見てみたいかもしれませんね。。
想像を絶する酷さ、演者は納得してるのか
冒頭にマーダーミステリーゲームの注釈はある、台本なしのアドリブらしい…
だから何と言いたい。それでこの学芸会が許されるとはとても思えない。
ゲームや台本なしの試み以前に設定が雑過ぎて最後判明したらドン引きダメ押しです。成功したら評価される試みかもですが、この体たらくをエンドロールトークでチャラには出来ない。
さすがの高橋克典だが気の毒。
なお冒頭のひとりや八嶋の大音量のキンキン声、音声のミス?映画館の音量ミス?なのか聞くに耐えない点も大減点でした。
ゴッドタンでやってよw
鑑賞後に調べてみたら、これ関西ローカルのテレビ番組だったと知りまあまあ後悔した。
確かにアドリブの会話劇ってリアリティがあるが、実際に観てみると脚本や演出が十分に練られない分、簡潔さがなく伝わりにくい台詞回し、会話の順序、タイミングなどが気になり、普段何気に観ているドラマは如何に鑑賞者にストレスが溜まらないようにわかりやすくつくられているかがわかる。
作品のコンセプト的にストーリーをどうこう言うのは違うのだろうが、昔から伝わる童謡?の見立て殺人というのなら、最初から死体に番号書いておかないとおかしいし、証拠の見つけ方もあまりにも強引過ぎるので、さすがに面白味が薄れ萎えてしまった。
劇団ひとりの得意とするアドリブだが、役者さん達の瞬発力には頭が下がった。
演劇出身者は八嶋さんくらいだと思うが、他の演者さん達がエチュードの練習などの経験があるとは思えず、その1点については見応えはあったと思う。
え?これホントに全部アドリブ?
台本もなく全てアドリブでの演技とのことだったが、犯人に繋がる手がかりとか家族構成とかバックボーンとか、それも全部アドリブなの?
犯人を他の人に仕立て上げることもできたってこと!?
だとしたら自分はまぁまぁ面白かったと思いました(笑)
劇団ひとりさんの演技も嫌いではなかったです(笑)
ただ、剛力は絶対にいらない…
そして北原里英の演技が逆の意味で目立ってた
松村沙友理もまぁ…と感じだったが、北原里英よりセリフが少ない分そこまで目立たなかったかな?という感じ
終始アドリブで会話が続く新鮮なミステリー映画。 本年度ベスト級。
マーダーミステリーって、それぞれのキャラクターしか知らない情報を元に犯人が誰か突き止めるゲーム。
だから登場するキャラクターは誰が犯人なのか解らない。
本作は終始キャストが台本も無く全てアドリブで進行するストーリーと言う事でなかなか面白かった!
犯人捜しのストーリーなんだけど登場人物のセリフに引き込まれる。
多分いつ、誰が、どんな事を喋るのかも解らないのにカメラがちゃんとキャラクターを映していて凄い!
何台のカメラで撮影しているのか?
気になるところ。
劇団ひとりサンの声がデカイ(笑)
剛力彩芽さんは何者なの?(笑)
色んな証拠品がザクザク出てくるのが気になったけど、その証拠品を突き付けられたキャラの反応が観ていて面白い(笑)
役者さん達のアドリブの力量が凄かった!
悲しい過去の事件を表現していた作品だったけど新鮮な作風に釘付け!
エンドロールで流れるキャスト達の撮影秘話が面白かったです( ´∀`)
温度差
25本目。
ズムサタ見てたら、この映画の情報。
うわー、聞きたくなかった、楽しみ半減。
で、始まってみると、アドリブの割にベタな芝居、ってここでテロップ入れる?
そこから、役作ってる人、微妙な人、映像までもが、なにこれで。
試み自体を非難するつもりはないし、正直試みに対しての評価。
お金掛けずに撮るにはいいのだろうけど、根本的につまらない。
最後の、はいカットなんかいらない。
興醒め。
製作側と観覧者の温度差とか、感じないのかな?
せめて過去作の配信してよ
TVドラマは関西ローカルで定額配信も無いのでドラマ版は知らない。もっとコメディタッチのミステリーかと思ったが、冒頭は本格ミステリーっぽい。全編即興劇らしいが、ほとんどアドリブと感じられなかった。評価大きくプラス。
しかし芸人出身の人1人がちょっとオーバーアクション。評価マイナス。
内容的には深夜の実験的ドラマだったり、バラエティ番組内の1コーナーのドラマと思ってハードルをぐっと下げて見れば、決して悪くはない。評価3.5位でも良い。終わる5分前迄は。
これより後は、ハイ、カット!です。
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出演俳優の2番手の人、出演時間多分30秒くらい。バラエティの司会では知っているが、出演ドラマ・映画を1秒も見たことがなかった。初めて見ることができると思ったら、こんなんだった。あや〜〜〜〜xッ。
103分間も学芸会を見せられても
役者さんとアイドル出のタレントさん混在でのアドリブの演技では、全く場の雰囲気が嚙み合っていないので、時間が経つにつれて「早く終わんないかな~」と飽き飽きしました。
テレビ・演劇とミステリーテラーとして「劇団ひとりさん」が中心になっているようですが、一番大根役者でセリフをしゃべる度に作品の空気を乱しているのは「劇団ひとりさん」でした。
映画第2弾を匂わせるエンドロールでしたが、私は二度と映画館では鑑賞しません!
正直ここまでくると採点拒否になりそう…。
今年68本目(合計1,160本目/今月(2024年2月度)21本目)。
(ひとつ前の作品「カラーパープル」、次の作品「同感 時が交差する初恋」)
まず、この手のマーダーミステリーものの映画は、一般的な「謎解き」映画とまた趣が違うので、ネタバレをどこまでしてよいのかというのは公式から何らかガイダンスが欲しいです。
そのうえで本作品なのですが、こりゃ評価が割れそうだな…というったところです。割れるというより「荒れる」にちかく、私の4.0もかなり配慮したほうです。
前にも同趣旨の映画(温泉と札束だったか)でかなり強めに書いたのですが、マーダーミステリーというのは、広い意味でTTRPG(人狼ほかも広義に含む)をルーツにしており、それを専門にする会社などがあるのも事実ですし、大阪市等ではマーダーミステリー(マダミスとも呼ばれる)が遊べるボドゲカフェ等もあります。
その「遊びとしてのマダミス」から、まぁ同じ娯楽産業ではあるんですが映画ということにジャンプした場合、どうしても「内容のあら」に気が付いてしまいます。特に私はそれでも法律系資格持ちなので、何がどうなっているんだ…という部分が多々あります(後述)。
また、ここは映画の感想サイトを書き込むのにあれこれ書くと全部ネタバレであり(マダミスの映画なので趣旨的にそうなりやすい)、かといってだれそれさんの演技が良かっただのは「女優(男優).comで」になりそうですし、正直「どう感想を書き込むのか」さえわかりにくい特殊な作品です。
なお、映画の趣旨からして「一度見ると二回目を見ることは余りない」タイプの映画です(映画って基本的に2回見ることは少ないですが、熱狂的なファンや3時間超の映画などでどうしてもお手洗い等が多くなる映画はそれも生じますが、本映画は110分ほど)。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.4/マダミスとこの手の謎解き映画に求められるクオリティの違い)
マダミス専門店ほかであれば、一般客と遊ぶことになりますので(換言すれば一人では遊べない)、法律系資格持ちも「手加減」しますが(逆にしないと、GM(通常はお店の方が対応される)が対応不能になってしまう)、映画館ではそういったことは不要ですが、マダミス専門店と違い、映画館でのそれは「あらかじめのストーリーがそのまま流れるだけ」です。
こうした点の配慮が何らなく、法律系資格持ちは「何を言っているのか理解しがたい」部分が多々あり混乱させてくるのがきついです(かつ、厳密に取るとシナリオ不成立の指摘も存在しうる)。
(減点0.3/改正前民法を持ち出す理由が不明(ここから生じる問題))
なぜか2012年という設定ですが、これは民法大改正以前の旧民法です(現在、2024年以降も共有に関するルール、親権の懲戒権の削除など小さい点の修正はあります)。この設定のため、旧民法を前提にすると、心裡留保は第三者にいかなる条件で対抗しうるか(現民法では善意の第三者に対抗できない)など、特に意思表示に関する部分は現行民法は改正民法でも学説や最高裁判例を取り入れる形が大半だったので、「結果的に当時の判例・学説によればよい」のですが、ここまでの理解は厳しいです。
※ なお、詐害行為取消権(424)のように、学説や最高裁判例ではなく、同じ趣旨の法律と合わせた改正もあります(「破産法」という規模が大きい場合に適用される条文と結果が合わせられるようになりました))。このため、「判例・学説を知っているだけ」では旧民法を復元できません(旧民法まで把握している人ってどれだけいるんでしょう…)。
(減点0.1/無関係の医師に倒れた人を助ける義務はあるか)
これは事務管理の問題ですが、事務管理では費用は請求できても報酬は請求できません(697以下)。私たちが病院や診療所にいって治療を受けて薬をもらって3割負担なりをするのは、それが「準委任」という契約関係にあるからです。しかし事務管理では費用しか請求できません(697以下)。また、本人の意に沿わない事務管理は費用請求権が減縮されますし、勝手に本人の名で契約等を行ってもそれは(表見代理を満たさないなら)無権代理になってしまいます(判例)。
※ ただし、映画で示される例がまさに典型例ですが、緊急事務管理(698)のような場合には医師・看護師等が緊急治療等を行っても拡大解釈して「相当な報酬請求権を認めるべき」という根強い対立があります。
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長々と書いてしまったのですが、「法律系資格持ちは何を言っているのかわからないし、そうでない方も110分かこのクオリティの映画を見せられるのではきついんじゃないのか」という点に大半すべてつきます。
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