マダム・ウェブのレビュー・感想・評価
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不敵な笑み
imdb3.8、Rotten Tomatoes12%と57%。
本作は批評家から『恥ずかしい混乱』や『史上最悪のコミック映画』などと酷評されている。海外の批評家は嘲弄的でアイロニカルな物言いが上手だがRottenTomatoesはさながらそれのコンペティションのような活況でほとんどの批評家が親指を下に向けつつ修辞を駆使してマダムウェブがいかにだめかを語っている。なかでも口を極めて糾弾されているのは脚本である。
ご覧のとおり4人の会話は弾みもしなければ笑えもしない。全員が主役を張れる当代きっての女優を揃えておきながらダコタジョンソンとシドニースウィーニーとイザベラーマーセドとセレステオコナーは最後までずっと初対面みたいなぎこちなさで口を開いても奥歯に物が挟まっているかのよう。
たとえばゴーストバスターズアフターライフ(2021)のCクーンとMグレイスとPラッドとFウルフハードとキム=ポッドキャストたちは、その活き活きとしたキャラクターに魅了されすぐに引き込まれるが、マダムウェブはスクリプトにも人物像にもそういう躍動がまったくない。
加えてマダムウェブ当人は救急救命士でありながらエゼキエルを易々としのぐ傍若無人ぶりでタクシー盗むしダイナー壊すし救急車で街じゅうをぶっこわしながら突進していく姿にどっちが悪なのかだんだん不安になってくる。
そもそもダコタジョンソンは親父似であり、昔のマイアミバイスを記憶しておられる方なら解るかもしれないがドンジョンソンは甘いマスクだが(個人の主観だが)善人面じゃない。ナイヴズアウト(2019)みたいな悪役のほうがしっくりくる。そのな~んか善人面じゃない感じが酷い脚本と相まって娘のマダムウェブに出てしまっている。ダコタジョンソンは別嬪ではあるものの(まったくもって失礼ながら)おまえどう見ても悪役だろという笑みをする。スウィーニーとマーセドとオコナーがそれを中和するかというとそれもない。きれいどころあつめてなにやってんだという感じだし、更に加えて状況描写もかなり変。ダイナー行ってしこたま食ってブリトニースピアーズが流れ出したら男達の前でお立ち台ダンスしちゃって、なんなん?。時代設定は2003年だが2003年てこんな変な時代だったっけ、なんかこうスクリプト以前の行動言動にも大いに問題があった。
マダムウェブの特殊能力は千里眼だが、じっさいはそうじゃなくて、とった行動に対する結果が見えるというもので、幾つかの未来を見てから最良の結果になる行動をとることができる。
これはネクスト(2007)に出てきたニコラスケイジと同じ才能で、かれはジェシカビールを口説くために最良パターンになる行動を選んでとるのだが、この、そう遠くないちょっとだけ先読みできる複合選択制千里眼の楽しさが、マダムウェブではちっとも活かされていない。
僅未来複合選択制千里眼というのはいわゆる短時間タイムリープでありこれはうまく見せると楽しいのはネクストのダイナーのシーン見た方ならきっとお解りいただけると思う。
結局、批評家たちのだめだしは、与えられている役者と設定をムダにしていることに所以している。マーベルという大舞台を与えられて仕損じたことも祭りへつながった。
とはいえ大駄作として記憶に新しいTom HooperのCats(2019)よりはましだし、何人か高評価している批評家もいた。
基本的に無害な失敗作である。
たんにいろいろと読み違えただけで怒りはおぼえない。
駄作だが嫌なところは一つもなかった。
映画には日本映画のように駄作であるばかりでなくひどい怒りをおぼえてくそみそにしたくなる映画がある。日本映画のなかにはほんとにくそをえがいてしまううましか監督もいる。
そういう日本映画とくらべたらかわいいものだし、およそプロローグであり、マダムウェブおよびトリオがどのようにして成り立ったのか──的な映画であるがゆえに、説明を映像にするための苦心が見えたことも否めない。魅力的な女優を使ってここまで魅力を削ぐのも逆に贅沢な仕様──と見ることもできなくはなかった。
私にも予知能力があったらな~•••
もし、皆さんが少し先の未来を予知する事ができ、その未来を変えられるとしたら、その能力を何に使いますか?
自分に降りかかる災難を回避する。良くも悪くも他人の運命を変える?
マダム・ウェブはパラメディック(救急救命士)としての使命感が強い、少し先の未来を変える事が出来る能力を身につける女性です。
そのウェブが偶然乗り合わせた電車で、三人の少女達が強大な力を持つ”ヴィラン”エゼキエルに命を狙われる事を予知し、少女達を助けるために、エゼキエルと対決します。
エゼキエルはウェブの能力の源と同じ、ペルーの秘境アマゾンに生息する“超人を生み出す毒を持つ蜘蛛”から絶大な力を得るのですが、ウェブの母を殺して蜘蛛を奪ったという因縁を持っている設定になっています。
彼はウェブが助ける三人の女の子達に、やがて倒され、この世から消えるという悪夢にうなされ、女の子達を殺そうとするのです。
ウェブの超能力には、キャプテン・マーベルが持っている”ライトスピードエンジン(light speed engine)”を突き動かすような破壊力を持ったエネルギーがありません。
しかし、時間軸を取り換え未来を変える事が出来る「救世的な」力があり、その能力を駆使しエゼキエルを倒します。
人は5秒先、10秒先ならほぼ確実に予想できます。だが、1時間、2時間先となると予測の的中率はかなり低くなります。
この辺りが、予測と予知の区別のグレーゾーンになっていると
思いますが、グレーが無くなり100パーセントの確率で予測できる、即ち予知する事ができ、その予知を変える事ができたら
凄いと思いませんか?
もし、ウェブが10年先、100年先を予知する事が出来るようになったら、救世主となるでしょう‼︎
ターミネーターやエイリアン、最近の作品ではアーガイルに登場するパワフルな女性も魅力的ですが、『見えない目撃者』
の浜中なつめ、『殺人鬼から逃げる夜』の主人公ギョンミのように”知性”を使ってサイコパスの殺人鬼に打ち勝つ「非力な女性」
も同じくらい魅力的です。
圧倒的に力の差があるヴィランを、ウェブが無限の可能性をもつ能力(インフィニティ・アビリティ)と知力で、どうやって倒すのか機会があったら鑑賞してみて下さい。
234 ダコタ・ジョンソン!ダコタ・ジョンソン!ダコタ・ジョンソン!
ダコタ・ジョンソン!ダコタ・ジョンソン!ダコタ・ジョンソン!ダコタ・ジョンソン!
ダコタ・ジョンソン!ダコタ・ジョンソン!ダコタ・ジョンソン!ダコタ・ジョンソン!
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大好きです~
えーっとところでどこがミステリーサスペンスやったっけ?
ようこんな学芸会映画作るわ。
30点
イオンシネマ草津 20240314
今後も期待
ラプラスの魔
なんだよー、面白いじゃないかよー。
中盤辺りから絶えず前のめりでの鑑賞でした笑 世間の評価や主演の方の"ウェブ"爆弾で二の足を踏んじゃいましたが、風呂敷の畳み方がわからなくなったユニバース界隈よりもシンプルでスピード感あり良かった。「やる気ない感じ」と言われた演技も「むしろそういうキャラですよね」って感じで拍手ですし、メガネっ子…いや、三人娘可愛いし、ヴィランも個人的には余計な掘り下げがなくて良かった。シンプル良いです。本人には何言われても誇って欲しかったなぁ。折角手に入れた"家族"なんだしさ。あっちのクモに引っ張られて皆が求めてしまうのもわからんでもないが、アレはアレ、コレはコレで楽しむのが吉でしょう。ヘリの一件と最後のコスプレ感だけは「うむむ…」でしたが苦笑
スゲー面白いんだが
酷評ではなかったよ⁈
マーベル版スタンド・バイ・ミー
お姉さんキャシー含め、ちょっと訳ありそうな女の子たちがワチャワチャしていてとてもキュート。
女の子って感じの4人が、突然の出来事をうまくキャッチしておさまるところにおさまるのはコミック的で観ていて楽しかった。
観ていて、Wow!とかWAHAAM!とかでちゃいそう、お、地下鉄シーンだね、とかツッコミOKそうなつくりも楽しかった。
タイトルが大物になってしまってるところも含めて、いろんな意味でスタンド・バイ・ミーでした。
4人の活躍、引き続き観たいです。
☆☆☆ 歳を取ったのもあるのだけれど。近年のハリウッド作品での、対...
☆☆☆
歳を取ったのもあるのだけれど。近年のハリウッド作品での、対象年齢の低下には、、、の思いは強い。
従って、本作品も当初は観る気は無かったのですが。
主人公は救命士の女性で、自身の目前で起こる直後の未来を予知できる。
「人を助けたい!」
その思いから【或る敵】と対決する。
公開直前にその様な予告編を見た時、ちょっと気になる設定なのに気が付いた。
似た様な設定として思い浮かべたのが…
・『救命士』(マーティン・スコセッシ/1999)
・『デジャヴ』(トニー・スコット/2006)
・『NEXT』(リー・タマホリ/2007)の3本。
実は『バタフライ・エフェクト』(2004)もちょっとは思い浮かべたのだけれど。切ない恋愛映画としてカルト的な人気の作品ながら、予告編だけを見たならば、「ちょっと違うかもなあ〜」と。
『救命士』は。ニコラス・ケイジ演じる、患者を救えずに思い悩み、神経が病んで行く救命士の話。
『デジャヴ』は、トニー・スコットの最高傑作と言いたいくらいのアクション作品。
《美しい肢体》に恋をした刑事が。何度もタイムワープを繰り返しながら《美しい肢体》の彼女を助け、(生きている)彼女との恋愛に向かって突き進んで行く近未来SF映画。
その為に、都市部に有るカメラとは全部繋がっているシステムを駆使し、彼女の危機に立ち向かう。
『NEXT』は、『救命士』で主演だったニコラス・ケイジがここでも主演で、2分先の未来を予知出来る能力を持つ男。
核兵器を持つテロリストを捕らえる為に、FBIは彼の能力に注目し協力を仰ぐ。
拒否するのだが、好きになった女性がテロリストに囚われた為にやむなく、、、とゆう話。
『デジャヴ』『NEXT』共に、失敗は許さない状況、、、と、一見すると思えるのだが。実は何度も何度も失敗を繰り返しては、遂に成功へと導く…と、書いたところで、、、
???? あれ?ノーランの『TENET』も。そう言えば、何度も何度も失敗した果てに、成功を果たす話だったなあ〜!…等と。
…とゆう訳で『マダム・ウェブ』
…………もう何て言えばいいんかなあ〜!
何故にマーベルは、スパイダーマンとゆうキャラクターを所有しながら、【悪】のキャラクターへと変身させちゃったんかねえ〜!
「別物として考えればいいじやん!」…とでも思ってるんかなあ〜!
時代設定を2002年にしているのは、サム・ライミ版の『スパイダーマン』が同じ2002年製作だから「後発じゃないよ!」って事?
ただなあ〜!当初は、10秒後くらいの未来を予知していたと思うのだけども。
次第に、何故だか都合が良く2〜3分後であったり、10分後くらいの未来を予知したり…と。諸々といい加減な場面が続出するに至り、観ながら段々とどうでも良くなってしまった、、、ってのが本音で。
マーベルさん!もう好きにやって下さいな!
あ?そうだ!そうだ!
ところでマーベルさん!『◯ッ◯ア◯』の許可はキチンと取って有るんでしょうね〜!
そのところはどうなのよ!…と。
2024年2月23日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン5 Dolby Atmos
マーベルなりの面白さ
スパイダーマン〜(2024年9作目)
面白かったよ。
普通に。MARVELだなぁって感じ。
三人娘がまじで何もしなくて逃げ回ってるだけなのが良かった。急に覚醒!とかしちゃったらどうしようかと。
あ、まあお母さんの過去観られるのはなんか蜘蛛の特徴からもう関係なくない………??X-Menやん。
そして、最後、急にプロフェッサーやんか!笑となった。
ダコタジョンソンはこの映画には色々言いたいことがあるみたいだけど……SFファンタジーは脳死状態で楽しめればまぁ、良い派の人間からすれば充分及第点だった。
続編出たら観てもいいけどなさそうな雰囲気……?なのかしら。
なんとも言えない不思議な作品。でも続編には期待
見てよかった作品です。
でも、どこがよかったのか、と聞かれたら答えにくく、逆に欠点やツッコミどころはいくらでも思い浮かびます。
まあ、好きだったんでしょうね……ただ、ミステリでもサスペンスでもない。どことなく中途半端で、アメリカで興行収入や評判が悪いのも十分理解できます。ヴィランも小物だし。
とりあえず、三人娘の活躍には期待してるので、難しいかもですが続編は作ってください。観ます。
というか三人娘の大活劇の映画を一本作ってくれてから、エピソード0の位置付けで本作を作った方がよかったのでは?
マーベル作品はあまり・・の方、細かなところにこだわらない方、物語に身を委ねて見れる方、ツッコミ所探すのが好きな方、ダコタ・ジョンソン、ファンの方へ
マーベル作品は、あまり精通しておりませんレビューとなります。
作品鑑賞前からいろいろな評価が話題になってしまってますが、映画も人それぞれの好みのモノ。
マーベル作品はあまり好みではないのですが、映画予告編で興味をそそられ拝見。
んーーーん
けっこう楽しく鑑賞できました。
ダコタ・ジョンソン演じるキャシー:救急車乗務の救命士が、ある事をきっかけに未来の状況を予知見できる事になったがため、鉄道で出会った三人の少女を殺人鬼から助けると同時に、未来の断片的に見える映像の謎を解き明かすことにより、キャッシーの母からの運命の絆、出生からの謎解明にいきわたリ、スパイダーマン物語の1編となっていく初期の様相。
映画の造りとしては、ツッコミ所満載、話の展開が軽ーく急展開したり、警察はどうしたの?、今それするの謎の行動したり、制作スポンサー案件?映像挿入?あったり・・ですが、あまりこだわらず、謎をとこうともせず、ストーリー進行に身を任せ鑑賞や、ツッコミ所ツッコミながらのながらの鑑賞には、楽しい作品と思いますし、次々と話は展開していくので飽きさせることはないと思います。
ただし、マーベル作品好きの方々には物足りない映像作品に映ると思います。映像的にも、ストーリー展開も、活躍の場がほとんどありませんでした。が、マーベル作品苦手の方で、映画キャッチに書かれている「本格ミステリー・・」は、期待しないで鑑賞を。
出演の俳優は、それぞれに良かったと思います。
★DOLBY-ATMOS鑑賞
★重低音 ⭐2
★音圧 ⭐2
★分離度 ⭐3
★サイド(左右、後、上、活躍度)⭐2.5
サラウンド ⭐2.5
ダイナミックレンジはそこそこあるものの、重低音は感じられない。サラウンド側は残響音がメイン。あまりこった音造りは感じられなかった。あえて、DOLBY-ATMOS選ばなくてもよいように思う。
映画「マダムウェブ」は悪のスパイダーマンに襲われる逆転のヒーロー映画だっ
手に汗握る!飽きさせない!これは面白かった。
悪のスパイダーマン
あなたは想像できるだろうか。
悪のスパイダーマンが存在して、しかも街中の監視カメラや他システムを手中に収めている。そしてあなたを殺そうと襲いかかってくるのだ。
殺されずに生き残ることが出来るだろうか? ノー。
スパイダーマンの逆オマージュみたいな映画だ。
人間 vs ヴィラン
この映画の主人公はヒーローではない。ほぼ普通の人間だ。だが悪役の方はスーパー能力を持つヴィランなのだ。
なので対抗手段も「逃げる」「車を思い切りぶつける」とか人間が出来ることの全てなのだ。
この作りは非常に面白いしエキサイティングだ。
だが銃弾に撃たれても車をぶつけられても全く傷ひとつない悪のスパイダーマン。もうこれは生き残れる予感がしない。
クロックタワー
この映画はホラーではないのだが、武器を持った敵からただ逃げるというのは「クロックタワー」のシザーマンを連想させる。
超能力に目覚めた主人公
主人公は人間なのだが超能力に目覚める。
たまに少しだけ勝手に時間が過去に戻る。果たしてこれは時間が巻き戻る能力なのか、それとも予知能力なのか。真相は果たして。
主人公は肉体的には生身の人間だが、この能力に翻弄され、だが活用しながら悪のヴィランから逃げるのだ。
女性四人
主人公の女性とは別に、学生ぐらいの年齢の女性三人がいる。なので画面は華やかだ。
10年後の予知?
悪のスパイダーマンは夢の中で三人の女性に殺される。しかも10年後に。その夢を何度も見るせいで、逆に幼いうちに女性らを殺しておこうと行動に出るのだが、なぜ男が未来を予知していたのか、もしくは単に妄想だったのかは謎だ。
ドルビー ATMOS
ドルビーATMOSは音が大迫力のやつだ。TOHOシネマズだとチケット代が200円だけ高い。
だがこれはATMOSで観る価値がある。重低音がすごいし、音量があるにしては比較的耳が痛くなりにくい。
ギリギリ耳が痛くならないぐらいの真ん中あたりの席で鑑賞した。
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