「映画「マダムウェブ」は悪のスパイダーマンに襲われる逆転のヒーロー映画だっ」マダム・ウェブ 稲浦悠馬 いなうらゆうまさんの映画レビュー(感想・評価)
映画「マダムウェブ」は悪のスパイダーマンに襲われる逆転のヒーロー映画だっ
手に汗握る!飽きさせない!これは面白かった。
悪のスパイダーマン
あなたは想像できるだろうか。
悪のスパイダーマンが存在して、しかも街中の監視カメラや他システムを手中に収めている。そしてあなたを殺そうと襲いかかってくるのだ。
殺されずに生き残ることが出来るだろうか? ノー。
スパイダーマンの逆オマージュみたいな映画だ。
人間 vs ヴィラン
この映画の主人公はヒーローではない。ほぼ普通の人間だ。だが悪役の方はスーパー能力を持つヴィランなのだ。
なので対抗手段も「逃げる」「車を思い切りぶつける」とか人間が出来ることの全てなのだ。
この作りは非常に面白いしエキサイティングだ。
だが銃弾に撃たれても車をぶつけられても全く傷ひとつない悪のスパイダーマン。もうこれは生き残れる予感がしない。
クロックタワー
この映画はホラーではないのだが、武器を持った敵からただ逃げるというのは「クロックタワー」のシザーマンを連想させる。
超能力に目覚めた主人公
主人公は人間なのだが超能力に目覚める。
たまに少しだけ勝手に時間が過去に戻る。果たしてこれは時間が巻き戻る能力なのか、それとも予知能力なのか。真相は果たして。
主人公は肉体的には生身の人間だが、この能力に翻弄され、だが活用しながら悪のヴィランから逃げるのだ。
女性四人
主人公の女性とは別に、学生ぐらいの年齢の女性三人がいる。なので画面は華やかだ。
10年後の予知?
悪のスパイダーマンは夢の中で三人の女性に殺される。しかも10年後に。その夢を何度も見るせいで、逆に幼いうちに女性らを殺しておこうと行動に出るのだが、なぜ男が未来を予知していたのか、もしくは単に妄想だったのかは謎だ。
ドルビー ATMOS
ドルビーATMOSは音が大迫力のやつだ。TOHOシネマズだとチケット代が200円だけ高い。
だがこれはATMOSで観る価値がある。重低音がすごいし、音量があるにしては比較的耳が痛くなりにくい。
ギリギリ耳が痛くならないぐらいの真ん中あたりの席で鑑賞した。