「3度ある事は4度ある‼️」マダム・ウェブ 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
3度ある事は4度ある‼️
どうやらソニーのアメコミ映画の才能ある人材はアニメ部門に集中してるらしいです‼️「スパイダーバース」シリーズでアメコミ映画のみならず、アニメ映画史上、いや世界映画史上に残る傑作をモノにしたソニーが手がける「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」(SSU)の4作目が今回の「マダム・ウェブ」‼️「ヴェノム」1作目と2作目、「モービウス」と3作連続で空振り三振をキメたソニーが、今回も前3作に負けず劣らずの大振り三振をキメてしまいました‼️物語としては、事故をきっかけに未来予知能力を手にしたキャシー・ウェブが、謎の男エゼキエルに殺されようとしている女の子3人を守るために戦うというもの。実はエゼキエルはスパイダーマンみたいな能力を持っており、過去に蜘蛛の研究者だったキャシーの母親とも因縁があり、夢で将来スパイダーウーマンになる女の子3人に殺されると予知しており、殺される前に殺してしまおう‼️なんか「ターミネーター」みたい‼️このエゼキエルは言ってみればダークサイドに堕ちたスパイダーマン‼️このエゼキエルがダサい‼️何がダサいかってコスチュームがダサい‼️もうちょっとカッコ良くならなかったものか⁉️そして主人公のキャシー・ウェブ‼️未来予知能力の魅せ方がまったくダメ‼️予知なのか現実なのか区別がつかないし、予知と現実を交互に乱発するものだから、観てる側は大混乱‼️これは監督の演出力不足ですね‼️そして当然と言えば当然なんですが、キャシーのスーパーパワーは未来予知だけなのでアクションシーンはホント迫力不足‼️ラストのキャシーのエゼキエルに対しての決めゼリフもまったくカタルシスを感じない‼️エゼキエルが夢で見る未来のスパイダーウーマン3人組はクールでカッコ良かったので、今作の中で活躍させたほうがよかったんじゃないでしょうか⁉️そしてキャシーは母親を知らず育ち、女の子3人組も両親の愛を知らずに育ったという共通点があります‼️本来ならエモーショナルな展開が描けそうなところなんですが、なんか騒がしいだけの女子会みたいな演出になってるのもザンネン‼️そして舞台は2003年‼️キャシーの同僚があのベンおじさんで、その義理の妹はピーター・パーカーを妊娠中という設定‼️なーんか無理矢理感が大きいですよね‼️という事はトム・ホランドのピーターになるのは約15年後で、キャシーは中年、女の子3人組もアラフォーぐらいになってるんじゃないでしょうか⁉️これだと、将来的にソニーが狙ってるトム・ホランドのスパイダーマンとの共演もあまり楽しくなさそう‼️とにかくすべての面でダメダメな今回の「マダム・ウェブ」ですが、前述の3人のスパイダーウーマンはカッコ良く魅力的な気がしたので、彼女たち3人のスピンオフだったら、観てみたい気がするような、しないような・・・‼️とにかく最近、マーベルをはじめとするスーパーヒーロー映画の不振が深刻ですが、その不振をますます加速させてしまうことが確実な今回の「マダム・ウェブ」なのでした‼️