「MARVEL史上最高のヒロイン誕生!」マダム・ウェブ 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)
MARVEL史上最高のヒロイン誕生!
予告編で
「お、誰だこのヒロインは?」
とMARVELで見掛けない美女に目が留まった。確認すると、ダコタ・ジョンソン。
「そうか、“フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ”の彼女だ」
とわかり、以来公開を楽しみにしていた。
【物語】
蜘蛛の研究者コンスタンス・ウェブ(ケリー・ビシェ)は1973年、臨月にもかかわらずペルーのジャングルで世界で捕獲の例の無い、特殊な毒をもつ蜘蛛の捕獲に挑み、ついに成功する。しかし、同行していた研究者エゼキエル・シムズ(タハール・ラヒム)に銃で撃たれ、奪われてしまう。 瀕死のコンスタンスを原住民が蜘蛛の毒の力を借りて救おうとするが果たせず、なんとかお腹の中の子供だけが救われた。
30年後のニューヨーク。コンスタンスが産み落としたキャシー・ウェブ(ダコタ・ジョンソン)は救急救命士として日々奮闘していた。 ある日仕事中の事故で生死をさまよったことをきっかけに、未来予知能力が覚醒する。その能力は産まれたときに母親の体を通して宿された蜘蛛の毒による能力だった。
一方、コンスタンスから蜘蛛を奪ったエゼキエルは手に入れた蜘蛛で蜘蛛のように動き回れる特殊能力と富を手に入れ、蜘蛛を奪ったときに思い描いた通りの暮らしをしていた。しかし、彼は3人の女に追われて殺される夢に夜毎悩まされていた。それが予知夢だと確信し、殺される前に3人の少女を殺すことを決意する。
エゼキエルが列車の乗っていた3人の少女に迫ったとき、たまたま居合わせたキャシーは3人が襲われることを予知して、彼女たちを列車から強引にひきずり出す。キャシーはその場を凌いで去るつもりだったが、エゼキエルがどこまでもしつこく追って来るため、キャシーは3人と共に逃走を続け、やがてキャシーと3人には連帯感が生まれて来る。
【感想】
じつに楽しかった。
理由は期待通りの圧倒的ヒロインの魅力。冒頭(正確には冒頭シーンは母親役のケリー・ビシェだけど)の救急救命シーンから、俺のハートを鷲掴み!(笑)
この作品は彼女に尽きる。
考えてみると、MARVEL作品で女性ヒーローは希少。マーベルズのブリー・ラーソン以外には俺は観ていない。他にもあるかも知れないが、これだけインパクトがあったヒロインはいない。間違いなくMARVEL史上最高のヒロイン! だと思う。
“ヒロイン偏重主義”の俺なので、これだけで本作は大成功確定!(笑)
一応ヒロイン以外にも触れておくと、
最近のMARVELは設定に凝り過ぎていて、序盤で頭が混乱してなかなか作品に入り込めない傾向にあるが、本作はシンプル。蜘蛛がキーアイテムとすぐに分るし、冒頭のシーンと30年後の展開のつながりも容易に想像できた。
俺の中のMRAVEL作品の良さは、「頭を使わず、スッキリ楽しめる」なので、序盤からこれくらいスンナリ入って行けるのがいい。
その後3人の少女が合流するが、それぞれの個性的キャラが展開を飽きさせずに楽しませてくれる。
途中「やや雑かな」という展開もあるが、まあ娯楽作なので許す。
とにかく、ヒロインを楽しむ作品で、
長くシリーズ化されること熱望!