劇場公開日 2024年2月23日

「本格ミステリーではないけど面白かった」マダム・ウェブ kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0本格ミステリーではないけど面白かった

2024年2月28日
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鑑賞方法:映画館

最近のマーベルは、ドラマも視聴していないとついていけない部分があって少しゲンナリしていたところだった。で、本作はマーベル初の本格ミステリーというから若干期待して臨んだ。
未来予知の能力に目覚めたキャシーが、殺される運命にあった3人の少女を救うというもの。派手なアクションは敵に任せてほぼほぼ未来予知だけで対抗するのはなかなか面白かった。3人の少女たちとの関係性の変化も、母との絡みもいい。2003年という時代設定もそうか!そういう意味かと納得。あの子の名前も最後まで明かされないのも憎い演出だ。ブリトニー・スピアーズであれだけ盛り上がる子たちが、アラームで流れてきたティファニーの曲を知らないというシーンもちょっと笑えた。今後のマーベルもこんな感じでちゃんとした脚本がいいな。これで新シリーズというか、スパイダーマンと絡む映画ができるということなんだろう。楽しみでしかない。
それにしても思うのは全然本格ミステリーではなかったということ。日本の宣伝担当はなぜ「マーベル初の本格ミステリー」なんてコピーをつけてしまったのだろう。私みたいに本格ミステリーで引き寄せられる客がいると思ったのだろうか。絶対に少数派だと思うけど!

kenshuchu