「被害妄想家」マダム・ウェブ サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
被害妄想家
アメリカでボロくそに叩かれていたけど、フェミニズムが、ヒーロー疲れがどうのこうので酷評されているんだろうと思い、SSU大好きな自分としては割と期待していた。てか、MCUだから関係ないと言えど、同じMARVEL作品。「アントマン3」「マーベルズ」の大コケを受けてそれなりに本気を出してきてるんじゃないかと、そう思って....いた。
あぁ、期待するなんて馬鹿だった。コレハヒドイ。目新しさも、ワクワクも、ヒーローとしてのカッコ良さも、この映画には何一つとして備わっていない。あるのは、好きになれないキャラ達と文化祭以下のダサすぎるコスチュームのみ。んだこれ。ストーリーどころか、キャラの1人として好きになれない。ここに来て、この駄作は本当にヤバい。大事な時期なはずなのに...どうしてこんなことに。
この映画と比べれば、「マーベルズ」なんて大傑作だよ。女性ヒーロー3人がぶつかり合いながらも、互いに助け合い、共に成長していく。鑑賞当時は微妙だな思っていたけど、本作を見て思い返せば超胸アツドラマじゃないか。なのに、本作は成長物語どころか、どれもこれも中途半端で物語にすらなっておらず、数分立てば何にも記憶に残らない。何のために作ったの?と言われてもおかしくないレベル。
支離滅裂なストーリーに見てられない演出、あまりに身勝手でご都合主義な展開とどうしようもない編集。はぁ...。Columbia Picturesが100周年というのに。これだと女神大泣きだよ。こんなに興奮しないMARVEL映画は初めて。歴代最低レベル。もう、デップーに託すしかない。頼む、ここで起死回生の一手を...。
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