「予想よりは悪くなかったマーベルB級逃走劇」マダム・ウェブ ああるさんの映画レビュー(感想・評価)
予想よりは悪くなかったマーベルB級逃走劇
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「ターミネーター」のような強敵からひたすら逃亡しつつ対抗するB級映画に仕上がっていたが、思っていたよりひどくは感じなかった。もちろんツッコミどころはある。
救急救命士である主人公は攻撃力皆無で未来視能力があるだけの一般人として、3人の女の子たちを守る存在になっていく様は、サラ・コナー的存在で頼もしい印象を受けた。
敵に対抗できる武器は未来視だけというのはマーベル映画の中では異質だが、オリジンとしてはまあまあ良かった。
しかも、ベン・パーカーや身内(赤ちゃんのピーターやその母親まで)がさらっと登場していて、これはSSUだっていう事が明確に示されているため、スパイダーマンやMCUのヒーローたちとどう繋がっていくのかも期待したい。
時代が2003年ということもあり、2024年以降で大学生?とかカメラマンとして働く姿のピーターが見られるのだろう。
ただ、道中タクシーを奪って街中を走ったり空港へ向かったりしててよく捕まらなかったな~とか、母親が死んでしまった場所で出会った謎のおじさんは誰なのか~といったのは特に説明されず。
あと、3人の少女たちもヒーローとして戦うわけでもなく、"将来なる"という描写だけで終わったのはちょっとした肩透かしを食らった気分。
しかし、海外の評価や興行収入がなんとも言えない状況なので、続編は厳しいか?
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