「過去作で最も意外性の高いマーベルタイトルでは」マダム・ウェブ ゴウさんの映画レビュー(感想・評価)
過去作で最も意外性の高いマーベルタイトルでは
マダム・ウェブといえば盲目で生命維持装置が必要なお婆ちゃんのイメージ。
テレパシーや透視、予知能力で、原作ではどちらかというとスパイダーマンのサポート的存在です。
マーベル映画の今後の作品予定で、マダム・ウェブのタイトルを見つけた時は、お婆ちゃん主演作品!?って感じで正直目を疑いましたw
そして、もう一人の主要人物は、スパイダーマンに近い能力を持つエゼキエル。見た目はただのおじさんですw
こちらもスパイダーマンのサポート的なイメージでした。(が、今作では完全にヴィラン側でした。)
いずれにしても知名度的にはかなりマイナーどころだと思われるチョイスであり、どんな作品になるのか期待半分、不安半分でした。
で、鑑賞してみた感想。いやいや想像以上に楽しめましたね!
簡単に言うと突如予知能力に目覚めたキャシー・ウェブが、エゼキエルに狙われる少女3人を守ろうとするストーリー。
この少女達というのが、未来のスパイダーガールやスパイダーウーマンになる娘たち。
マダム・ウェブといえば、スパイダーウーマン達のリーダーである為、今作は前日譚的な位置づけとなるのでしょうね。
ストーリー展開というか、登場人物達の行動等に色々とツッコミどころもありましたが、今までのマーベル作品とはかなり色が違く新鮮でしたね。
若かりし頃のピーターのおじさんやお母さんなんかも登場しており、そんな世界観も楽しめます。
あくまでスパイダーマンのスピンオフ的な作品となるのか、それともスパイダーマン作品とリンクさせていくのか気になるところですね。
ちなみに原作ではカサンドラ・ウェブがマダム・ウェブですが、あえて娘のキャシー・ウェブというキャラクターを登場させたのはなんでだろう?と思いました。
カサンドラでは原作のお婆ちゃんのイメージが強すぎるから娘にしたのかな?とも思いましたが、最後まで観終わった感想として、ラストがあれならカサンドラのままでよかったじゃん!とか思っちゃいました。