「スパイダーマンの系譜とつながりそうな意欲作!」マダム・ウェブ ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
スパイダーマンの系譜とつながりそうな意欲作!
本格ミステリーではないし、ましてやミステリーサスペンスでもない、しっかりマーベルらしいアクション作品だと感じました。
宣伝における、このミスリードが必要だったのかが甚だ疑問ですが、であるがゆえに、期待と実際とのギャップを感じた方も
多かったのではないかと思います。
率直に私にとっては「面白い!」作品でした。
導入から主人公の出自にかかわる重要な伏線・背景が語られ、本作への期待感が増しました。
スパイダーマンとどうつながっていくのかという期待ですね。
主人公のキャラクターも仕事を通してよくわかるように描かれていて、
あるきっかけから能力に目覚め、今回の主要キャラクター女子3人との出会いがあります。
その出会いの場である、電車周辺でのバトルシーンが私としてはめっちゃワクワクしましたし、
勢いがあって良かったと思います。
多少、主人公の予知能力の映像なのか実際の映像なのか、混乱しそうになりますが
混乱していいと思いますし、スピード感があって良かったですね。
主人公の出自に関わる伏線が回収されてからの
ラストバトルへ突入し、主人公のキャラが自信を持ってラスボスと対峙した姿も
私は好きです。戦いは地味ながらも演出は派手という、よくわからない状態になるところも好きでした(笑)
主人公キャシー・ウェブを演じたダコタ・ジョンソンが魅力的なのはもちろんのこと、
やはり私のお気に入り、シドニー・スウィーニーの演技が素晴らしかったですね。最も光っていました。
シドニー・スウィーニーといえば『リアリティ』での演技が記憶に新しいですが、
今後、もっと多くの映画に起用されると思いますし、主演作もつくってほしいなと思います。
というわけで、私の中では作品のつくりあがり・・・というよりも、フェイバリット度合いが勝った作品です。
ハリウッドには今後も頑張って続編じゃないオリジナル作品をつくりつづけて欲しいです。