劇場公開日 2024年2月23日

「面白かった!けれど「誕生」の話より「活躍!」の痛快編を観たい! 本作でチラ見せした未来をちゃんと観せて!」マダム・ウェブ ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0面白かった!けれど「誕生」の話より「活躍!」の痛快編を観たい! 本作でチラ見せした未来をちゃんと観せて!

2024年2月23日
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鑑賞方法:映画館

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マーベル映画初心者で「アベンジャーズ」は大嫌いですが、本作は面白かった!
ネットや世間の評判?がは良くないみたいで、マーベルファンからもディスられている感じがしてましたが、普通に面白かったです。
(ファンたちはファンなのに何で批判ばかりなのでしょうか。何で応援しないんでしょう。(という個人的な印象。))

主人公の救命士の行動や、3人の少女たちを守る決意。
有名な「スパイダーマン」のベンおじさんの言葉「大いなる力には大いなる責任が伴う」から転じて、本作では「大いなる責任を負えば、大いなる力が得られる」(だったかな?うろ覚え)というセリフが上手い!
そして、母との誤解を解いて、3人娘を絶対守るという決意からの行動に感情移入できます。
また、エゼキエルが3人娘に殺される未来を阻止するために、先回りして彼女らを殺そうとした結果、3人を集めて能力を与えるきっかけを自ら作ってしまうことになるタイムパラドックスも面白い!
自分は好きです。

ただ、ビジュアルやアクションシーンは比較的地味。
派手なスペクタクルやカッコイイ必殺技、必殺武器があるわけでもない。
その辺が今一つヒットしない理由かもしれない。

しかも本作は、ヒーロー映画第1作あるあるの「誕生編」のみ。
「誕生」の話は端折っていいから「活躍!」の「痛快編」が一番観たい!
なぜ、クリエイターたちはわかってくれないのか。
本作で「チラ見せしかしない」ウエブと3人娘の「未来」をちゃんと観せてほしかった!
前半まで誕生編で後半大活躍でもよかったのに。

マダム・ウェブ率いる3人娘の痛快な大活躍を観せる続編希望!
だけど、興行的に振るわなかったみたいだから、続編はないのかなぁ・・・。

恒例のようになっていた、エンドロール間とエンドロール後のシーンが無いのも潔くて良い!

ITOYA