「群像劇というよりもはや大河ドラマ」クー嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 なべたくさんの映画レビュー(感想・評価)
群像劇というよりもはや大河ドラマ
評論家筋には称賛の箇所も、見辛さに転じてしまう要素を多分に含有している。例えば素人だらけの演者の芝居はかなり間延びしているが、これがリアルだという評。また自然光に依存した一定の露出による撮影は、昼夜のシーンで画面のザラつきが異なり、観る者にとって非常に優しくない。
ましてやプロットに至っては、ややもすれば "これが言いたかっただけでしょ?" なんて声も出てしまうかもしれない。
何れにせよ鑑賞者の洞察力が問われるクロニクルであろう。
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