「高揚感がハンパない。そして悲しみも」タイガー 裏切りのスパイ つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
高揚感がハンパない。そして悲しみも
前作の仲間たち、ゾヤ、ゴーピー、ハサン、そしてパターン。アベンジャーズがアッセンブルしたときのような高揚感は並ではなかった。
スパイユニバースの他作品キャラクターであるパターンが出たときは特に盛り上がったといえる。タイガーのテーマとパターンのテーマが混ざり合うように流れる中で行われる、とぼけたアクションは最高だ。
前作ほどではないとはいえ物語も中々良かった。何やってんだか観ている最中に分からなくなってしまうミッション・インポッシブルとか007とは違って、目的や状況が非常に分かりやすい。
複雑なことはせずに、ただし娯楽度を失わない程度に政治を絡めて、テンション上がることだけをやり続けるインド映画らしさ全開の一級エンターテイメントだった。
過去2作を観ていない方もいるようだけれど、もちろん観ていたほうが数段楽しめると思う。
できればスパイユニバースの時系列に沿って観るのが望ましい。
特にタイガーシリーズは全作アタリだ。
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