「こういうの、ちょっと感動したいんですけどね…」ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ ゆ~きちさんの映画レビュー(感想・評価)
こういうの、ちょっと感動したいんですけどね…
第96回アカデミー賞では作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞、編集賞の5部門にノミネートされた作品、学園ものでコメディ?ハイハイ、大好物ですよ!IMDbでも星8.0/10、アカデミー賞に複数ノミネートなんて、めっちゃ期待するじゃないですか。
見終わった感想は「うーん」…てな感じなので、特に感動することなく最後は後味良くない感じだったので、なんで作品賞?って感じです。絶対ゴジラ・マイナス1の方がレベル高い…。
「ホールドオーバー」って残留者とか居残り組的な意味で、クリスマス休暇に実家に帰らなかった先生と生徒、寮母さんが寂しいクリスマスを過ごす…というストーリーです。
カナダで過ごす2回のクリスマスとも、昔のホストファミリーに招待され、ご馳走をいただきました。お正月はあっさり週明け月曜から仕事、みたいな感じですがw、クリスマス当日はほとんどのお店が閉まり、もちろん何のイベントもなく、ほとんどの人は働かず家族と過ごすのが定番です。
寄宿学校で過ごす生徒たちはクリスマス休暇が何より楽しみでしょうが、一人だけ帰れない男の子が。彼と一緒に先生が色々連れて歩く珍道中?的な、新しいバディものです。
個人的には少年成長物語が好きなので、意地悪なクラスメイトとか、泣き虫韓国人の子がカッコよくなるのを期待しましたが、ストーリーの中心はただ一人帰れなかった男の子と先生と寮母さんのみ。ちょいちょい観客から笑いはあるものの、終始…あー、こういう感じかー😩と切なく思いながら観てました。
私も2年近く日本に帰れてないので、切なさと恋しさしか共感できず、どんなに先生が優しくても家族に会いたいよねー…という感想です。
アカデミー賞ノミネートは…、かなり過大評価な気がしましたが。
邦題「置いてけぼりのホリデー」…可愛いw
確かにHoldovers ってピンとこない単語だから邦訳は必要でしたが、こういうの考える人、大変ですね。
私なら「留守番隊」くらいしか思いつかないwww😆