「苔の研究者と建設労働者の何気ない日常と、雑木林を散歩する話。」Here マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
苔の研究者と建設労働者の何気ない日常と、雑木林を散歩する話。
ベルギーに住む植物学者シュシュと建設労働者シュテファンの何気ない日常が、2人を取り巻く自然の風景と共に描かれる。
2人はレストランで出会う。といっても顔見知りになった程度だ。
シュテファンは雑木林を散歩していて、苔を観察してるシュシュと再会する。
彼女は苔の専門家で、苔はそれ自体が森であること、人類が滅んでも苔は残ることを教えてくれる。
この映画で描かれる雑木林は、穏やかな木洩れ日だ。 「パーフェクトデイズ」のキラキラしたものとは違った光だ。日差しが柔らかなせいかもしれない。
夕焼けも、のほほんとした黄色い夕焼けで、けっして目が覚めるような鮮やかなものではない。だけど、この作品によく合った、暖かい感じのものだと思った。
最後、なんか突然終わる。
残念ながら、僕には作品の良さや、監督の意図は分からない。だけど、僕は、映画の中の人物の日常生活や暮らしぶりを見てるのが大好きなので、飽きずにいつまでも見ていられる。
つまり、ストーリーは退屈で詰まらないけど、自分の好みには合っているから楽しめるということだ。だから、睡眠不足や疲れている時は爆睡である。今回は体調が良かったので最後まで眠らずに楽しめて良かった。
「パーフェクト デイズ」で寝た人には、更なる心地よい安眠をお約束する。
ミネストローネが飲みたくなる。
いつか、この作品の良さが分かって楽しめる日が来れば、それはそれで嬉しいが、そうならなくても別に構わないかなとも思う。
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