ゴースト・トロピックのレビュー・感想・評価
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「恐怖」よりも「人への好奇心」が勝る
居眠りしたばかりに帰宅する術を失い、徒歩で家路を急ぐものの、スーパーマーケットの警備員や救急隊員、コンビニの店員との触れ合いを楽しんでいるようにも感じる。
路上生活者や自分の娘の現状も知ることとなり、非常に中身の濃い一晩だったのだろう。
寝過ごし映画
最終バスで寝過ごした移民のオバチャンが夜中家まで歩いて帰る善意のロードムービーです。
地味ながら触れ合いやら発見もあり、じわじわいい感じ。微かなファンタジーも感じつつ、、あぁ、こんな日々がまた繰り返されるんだな、、と気がつくと終わる感じです。
この監督のスタイルなんだろうか、
もう一本も怖いもの見たさで観ようかな、、、。
道中もの
主役が人畜無害の地味なおばちゃんであるところがミソ。見知らぬ人々が意外に親切だったり自分の善意が必ずしも報われなかったりするのがおばちゃんの人生そのもの。しかもどうやら人生トータルでマイナスバランスのようだが,最後で眩しい若さを誇る娘を見せることで一気にプラスに!
期待度◎鑑賞後の満足度○ “或る夜”の、地下鉄を寝過ごした(人生の黄昏時にある)母親の独り夜行とそれに交差する夜遊びする(夏の真盛りにある)娘の姿…ただそれを描いているだけなんだけど…
①山場というものがなく全編ひたすら淡々とした映画です。途中から寝落ちしそうになりました(一瞬くらい寝落ちしたかも)。
従い、寝不足の人や睡眠作用のある薬を服用している人にはお勧め出来ないかも。
②
居眠りして、終点まで来ちゃったの。
僕も居眠りして、ときどき起きたのだけど、ウトウトしたままエンドロールまで来ちゃったの。だって映像はいいのだけれど話が単調なんだもの。気持ちよい映画なのでしょう、例えばいい音楽は最良の睡眠導入剤、的な意味で。
ブリュッセル市内、メトロで寝過ごして、深夜に歩く羽目になったご婦人...
ブリュッセル市内、メトロで寝過ごして、深夜に歩く羽目になったご婦人。
市内の真夜中の街並み、
遭遇する人とのやり取り、
普段なら見過ごすところへの気づき…。
観察力の深さと暖かさが、じわじわと押し寄せてきました。
まるで、あらゆることが、その場その場、一期一会だよと、
教えていただいたかのような印象を抱きました。
ゴースト・トロピック 居眠りで最寄りの駅を通過して終点まで乗り過ご...
ゴースト・トロピック
居眠りで最寄りの駅を通過して終点まで乗り過ごしてしまう主人公。残金もないので歩いて自宅まで帰る途中に色んな優しさや切なしさに触れる作品。
終電過ぎまで飲んで夜の帰り道が少し楽しい経験がある。
それに似た様な感覚の夜の街独特の自由感、解放感そこに合わさった優しさ切なさがうまく描かれた作品に思えた。
個人的な2024年洋画新作鑑賞ランキング
1 ネクスト・ゴール・ウィンズ 4.8
2 コット、はじまりの夏 4.7
3 アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション4.5
4 アクアマン/失われた王国 4.5
5 ニューヨーク・オールド・アパートメント4.3
6 異人たち 3.7
7 ミツバチと私 3.6
8 僕らの世界が交わるまで3.0
9 弟は僕のヒーロー 2.8
10 ジャンプ、ダーリン 2.5
11 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
12 ダム・マネー ウォール街を狙え! 2.3
13 哀れなるものたち 2.3
14 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 2.2
15 ゴースト・トロピック 2.2
16 葬送のカーネーション 2.2
17 サウンド・オブ・サイレンス 2.0
18 サン・セバスチャンへ、ようこそ 1.8
19 VESPER/ヴェスパー 1.5
20 フィスト・オブ・ザ・コンドル 0.5
目が覚めたら高尾山…では映画にならん
フィルムに定着された、深夜のブリュッセルの町並みの独特の寒々とした寂寥感がとても美しい。 でもカンヌ出品の文芸系作品はやっぱりちょっと苦手。一瞬寝た。
おばさん、一度帰宅したあと、身支度してまたすぐ出かけていったがあれはイヌを迎えにいったのか?
調べたらブリュッセルは結構狭くて、地下鉄は4路線しかなく総延長でも56kmぐらいなんで、どの路線のどこに住んでいるかはわからないけど終点まで行ってもまあなんとか歩いて帰れる距離というのは納得。
東京在住で、目が覚めたら高尾山じゃ映画にはしにくいよな。
バス・ドゥヴォス監督作品を初めて鑑賞、大好きになりました。
中年の婦人が寝ているだけの、地味過ぎるキービジュアル。初めは面白いのだろうか…?と心配でした。
ただ、予告編を見ると、無性に惹きつけられるものがあり、この主人公に何が起こるのか(もしくは起こらないのか)気になって仕方なくなりました。
特に大きな事件は起こりませんが、帰る道すがら、彼女は様々な人と出会い、交流を持ちます。これは人生そのもののようにも見えます。
「国や人種に依らない相通じる感性」を見い出して、私は不思議な気持ちになりました。
ハディージャの行動を目で追いながら「いちいち全部自分がやりそう!」と思ったのです。
おばさんはおばさんの気持ちが分かる…のかもしれません。
『Here』も、とても素敵な作品で心を掴まれましたが、私は個人的にこの『Ghost Tropic』の方が心に残りました。
パンフレットは2作品共通でお得です。
何がと言われてもどこがと言われてもよくわかんないけど、 なんだか夢...
何がと言われてもどこがと言われてもよくわかんないけど、
なんだか夢中にさせられた
画も音も良かった
夜中のお散歩
《ゴースト・トロピック》
仕事帰り最終電車で寝過ごし家まで歩くことになったハディージャ。普段歩かない深夜の道で出会う人達とのプチ・ロードムービー。"ゆっくり歩く"ことでいつも見ていない/見えていない人の"顔"がみえてくる。良いことも良くないことがあってもとりま、朝がくるのよ。。秀作
優しく穏やかな目線
中年の掃除婦が仕事帰りの電車でうっかり終点まで寝てしまい
家に歩いて帰る話
途中出会う人たちも、それぞれいろんな事情を抱えつつ
出来る範囲で親切にしてくれる
お母さんの心配を余所に娘は自由に青春を謳歌している
穏やかそうな監督の雰囲気そのままの映画でとても良かった
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