「狩猟と釣りはちがうのか」WILL ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
狩猟と釣りはちがうのか
信頼している映画評論家のひとり、MT氏(町山さんじゃないほう)が推薦されていたため鑑賞。
本ドキュメンタリーの仕事をうけたのは子供への遺言、と作品内で東出が語っていたが、このようなかたちで自分の生き様を残せる役者という職業にはややうらやましい。
TVをあまり見ないし、週刊誌も読まないのでこのヒトの不倫騒動というのは全然知らないが、映画のなかでの彼はとても真摯な生き方をしているようにみえた。
劇中、害獣駆除狩猟の問題点とか小学生相手の食育のはなしなども扱われていて興味深い。
ただこの類のドキュメンタリーだと、すぐ哲学的な「いきものの命を奪って云々」の問いがでてくるがあれは日本人特有なのかね。狩猟民族起源の欧米ではどうなんだろう。日本でも釣りの分野はそんな問いはせずドライにやってるような。(松方弘樹がマグロを釣って自問自答しているとは思えん)
ところで、劇中説明される東出の狩猟歴からするとおそらく使用している猟銃はライフルではなく(ライフル所持許可は散弾銃を10年以上所持が条件)、ボルトアクションのハーフライフル銃(散弾銃の親戚)をスラッグ弾で使用していると推察する。作品内で2度ほど排莢不良シーンがはさみこまれていたが、あんなにジャムるものなのか?
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