猿の惑星 キングダム : 特集
【人間が“猿に狩られる”狂った世界、衝撃の結末】
新しい世界のリーダーは、超暴力的な“暴君”だった…
実写版「ゼルダの伝説」の監督が放つ“完全新作”、
脳髄を刺激する衝撃ラストに、映画館でブチ当たろう!
人間が言葉もしゃべれないほどに退化し、動物のように狩られる(駆除と言ったほうが近いかもしれない)。しかも人間たちを狩っているのは、なんと猿……その映像が、今も目に焼きついて離れない。
5月10日から公開される「猿の惑星 キングダム」は、上記のような“狂った世界”を描破する強刺激作である。「猿の惑星」と言えば誰もが知る神話的傑作シリーズだが、本作は“完全新作”なので、過去作をひとつも観ていなくても問題ない。人類の脳髄にショックが直接届き、「これはすごい……」というエクスタシーが全身を駆け巡るはずだ。
そして本作の魅力はもちろんひとつだけではない。観れば一発で虜になる“イカれたカリスマ暴君”の登場。実写版「ゼルダの伝説」を手がける監督が放つ、圧巻の没入体験。かつて世界中の観客が驚がくした伝説のラストに匹敵する“あまりに衝撃なラスト”に、映画館で、多くの人と同時にブチ当たる――。
人類よ、ひれ伏せ。「猿の惑星 キングダム」という名の大イベントに、ぜひとも参加するべきである。
【尖りまくった“完全新作”が、人類に衝撃を与える】
人間が猿に狩られる世界…そして訪れる伝説級ラスト
この記事では、本作の衝撃性と刺激を、猛烈にレコメンド。その取っ掛かりとして、作品概要を最初にお伝えしておこう。
[ショッキングな物語]人類が退化し、野生動物のように暮らし、そして“猿に狩られる”世界
舞台は今から300年後の世界。人類は退化し、まるで野生動物のような存在となっていた。一方で猿たちは世界の絶対的支配を目論み、巨大な帝国<キングダム>を築こうとしていた。
人間たちはウマに乗った猿たちに狩られ、捕らえられたその先では――どんな仕打ちが待っているかは、ご想像にお任せしよう……。
そんな世界で生きる若き猿、ノアは、ある人間の女性と出会う。彼女は“ノヴァ”と呼ばれ、知能が低い人間のなかにあって“誰よりも賢い”とされ、その知性ゆえ猿たちから狙われていた。
もしも自分がこの狂った世界に放り込まれたら、生き残れる自信はあるだろうか――?
昨今はAIが人類に取って代わるという恐怖が騒がれているが、冷静になってほしい。どう考えても最も恐ろしいのは、すぐそこにいる“猿たち”だ。
[息を呑む展開]家族を奪われた者、世界の秘密を握る者、冷酷な独裁者…
三者三様の駆け引きは、やがて“惑星に隠された驚くべき真実”を暴く――
物語は上述の通り刺激に満ちているが、鑑賞すれば“それだけではない”ことに驚かされるだろう。息を呑む物語展開と、重厚な映画的興奮が120%味わえるからだ。
物語の鍵を握るのはこのメインキャラクター。家族を奪われた猿、ノア。秘密を握る女性、ノヴァ。そして冷酷な独裁者、プロキシマス・シーザー(非常に魅力的なキャラなので、記事中盤に詳しく紹介する)だ。
特にノヴァの存在に注目してもらいたい。誰よりも賢い彼女が“逆転した人間と猿の関係”に大きく影響していくわけで、ネタバレになるためもちろん内容は伏せるが、やがて“惑星に隠された驚くべき真実”へとつながっていく……。
その行く末を観れば、あなたはきっと満足げな表情を浮かべながら、足取り軽く映画館を後にするに違いない。
[全身を刺激する映画体験も]ダイナミックVFX、音楽、IMAX
ゲームの世界で生きるような没入感を生む…監督は実写版「ゼルダの伝説」の注目クリエイター!
映画館で観るべき作品にも仕上がっている。予告編の一部にも収められているダイナミックな映像は、観るものを映画の世界へと強く没入させる。
極上のスピーカーから放たれる雄叫びや、心の深いところにズバッと届く音楽が、鼓膜だけでなく服、肌、劇場全体の空気をもビリビリと揺らす。「アバター」「ロード・オブ・ザ・リング」などで知られるWETAが創出したVFXが、画面いっぱいに躍動する。スマートフォンや小さいモニター、イヤホンで鑑賞した日には、「うわ映画館で観ておけばよかった」と後悔するに違いない。
監督を務めたのはウェス・ボール。世界中を熱狂させた「メイズ・ランナー」で知られ、実写版「ゼルダの伝説」を手がけることが決まっている、今最も注目すべきクリエイターなので、この機会に手腕をチェックしておいたほうがいい。ちなみにボール監督、宮﨑駿や「天元突破グレンラガン」など日本のアニメにも造詣が深い。作品にそれらのエッセンスも多分に盛り込まれている点が要注目だ。
[結末は映画館で目撃して]この映画、最後に仕掛けが待っている
観客のボルテージは最高潮のまま、伝説級のラストへ突入する――
あなたは「猿の惑星」第一作(1968年に公開)の“伝説のラスト”を知っているだろうか? 観ていない人でも何らかの形で知っているであろう、その後のあらゆるコンテンツに絶大な影響を与えた“ネタバレ厳禁のシーン”である。
完全新作「猿の惑星 キングダム」には、“第一作に匹敵する伝説のラスト”が待ち受けている。すさまじい余韻があり、本作公開後、おそらく映画ファンはざわつくだろうと、実際に観た筆者は思った。
もっと言うと、本作は単なる映画鑑賞を超えた一大イベントになる可能性すら秘めている。約2時間、丁寧に積み重ねられるドラマを、映画館の暗闇のなかジッと見つめる。ボルテージが上がりきった先に待ち受ける圧巻ラストを、ほかの観客とともに目撃する……。その体験は、(大げさに聞こえるだろうが)きっと10年、20年後も語り継がれるだろう。
さあ、鑑賞する準備はできただろうか? ここまで読んでくれたのなら、本作は「事前情報ゼロのほかの映画」よりもずっと楽しめると思うので、安心しつつ映画館へ急いでほしい。
【緊急企画:この“暴君”に気をつけろ】
“イカれたカリスマ”を観て叫ぼう「素晴らしい日だ」
さらに本作が観たくなるポイントを畳み掛けていこう。悪役プロキシマス・シーザーが“尋常じゃなくイカれた”素晴らしいキャラクターなので、こいつを観に行くだけでも鑑賞料金の価値がある。
[強烈キャラ]このプロキシマス・シーザーを観るだけで、
映画館へ行く価値がある…映画史に刻み込まれる“暴君”が爆誕した!
この動画を観ていただければ、我々の言いたいことが一発で伝わり、「なんて素晴らしい日だ!」と叫びたくなるはずだ。
世界中の観客を狂わせる傑作には、大暴れする悪のカリスマがいるもの。例えばロキ、サノス、ダース・ベイダー、ヴォルデモート、ジョーカー、両面宿儺、鬼舞辻無惨、フリーザ、カイドウ、鶴見中尉、キング・ブラッドレイ、クッパ、ゾーマ、セフィロス…これらと並ぶほど魅力がぶち溢れているのが、本作のプロキシマス・シーザーなのだ。
最強で最低、非常識なまでに強烈な暴君が、劇中の人類だけでなく、映画館へ詰めかける人類にも、圧倒的な恐怖と怒りを撒き散らしていくのである。行けばわかる、すげえ、の一言だ。
[実際、どうヤバいのか?]人間を駆逐する冷酷無比な支配者
突き抜けて狂っている、だからこそ魅力的すぎる…! 3つの暴君エピソード
もう少し具体的な「プロキシマス・シーザーのここがヤバい」は、3つのエピソードで説明できる。
①:性格は冷酷…人間を徹底的に“駆逐”、そして邪魔な猿の村も焼き払う②:頭脳は圧巻…“演説”で猿の心を巧みに扇動し、信じられないほどの団結を生む③:ナチュラル・ボーン・支配者…世界の“真の支配”を計画。進化は人ではなく、猿を選んだ?人間をまるで虫を踏み潰すみたいに駆逐していくし、仲間であるはずの猿も邪魔ならば遠慮なくぶっ殺す冷酷さは、「ひでえ」とドン引きする一方でもはや清々しい。我々人類すらも興奮させるほどの“演説の達人”であり、“生まれながらの支配者”の振る舞いは王者の風格。この猿は危険だ。しかし、どういうわけか、いつの間にか崇拝してしまっている――。
イカれたカリスマであるプロキシマ・シーザーに、力を持たないノアやノヴァは立ち向かっていくことができるのか? 無理じゃないのか? いや、でも……驚くべき戦いの結末を目撃せよ。
【観た感想は?】シリーズ未鑑賞者を集めて試写会
結果…圧巻の絶賛続出! ~はじめてのさるのわくせい~
「完全新作」「初めての人でも楽しめる」とのことだが、本当にそうなのか? 検証するべく、「猿の惑星」を観たことがない、もしくは少しなら知っている、という人を集めて試写会を実施してみた。
SNS上で、「#はじめてのさるのわくせい」のタグで感想をポストしてもらったが、出るわ出るわ、圧倒的な興奮と絶賛の声……! 以下にその一部を抜粋して紹介するので、ぜひとも映画館で“この感覚”を味わってほしいと思う。
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「IMAXだったので映像も凄くて
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「初代のみ観たことあったけど
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「気がついたら、どっぷりエイプの世界にはまっている自分に気づく。
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「おもろ~い!
「王道のエンタメ性がありつつ、エイプ達の進化の既視感や、人間の醜さなど、
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――物語の面白さ、VFXのすさまじさ、設定の斬新性、そして伝説級のラスト……やはりこの“完全新作”、多くの人に、声を大にしてオススメしたい!