あまろっくのレビュー・感想・評価
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♪人生に起こることはなんでも楽しまな♪
人生は何が起こるかわからない。いい事ばかりではなく、悲しいこともふりかかる。
それをどう捉えるかということだ。
被害者妄想で出来事のせい、人のせいにして生きるのもひとつの生き方だが、それって人生損してんで!
ってことを満面の笑みで俳優・鶴瓶が教えてくれる。
彼以外にだれがこの役をやってもこうはいかない味がある。
また、若い頃を松尾諭が演じていて本当に若き日の鶴瓶に見えるのが素晴らしかった。
♪人間食べて寝たら何とかなるもんや。♪と父が娘に差し出す種入りの父の梅干し握り飯は、食べることイコール生きることの象徴だとおもう。
ガリっと出てくる硬い梅干しの種が人生の辛さ、理不尽だ。
上手くペッと吐き出して握り飯のような素朴な人生をおいしくいただきましょう。
娘の江口のりこと義母の中条あやみの組み合わせも最高!
プレゼン資料は1分で見る人、5分で見る人の目にも留まるようにとは人の立場にたてる優子ちゃんの一面でもあるんだろうけど、言い方がキツイのと、賢すぎて浮いてしまうのよね。
そんな優子の頭の切れ味を面白がるお見合い相手を演じている中林大樹に注目せずにはいられなかった。
この映画にふさわしい人選だ。
コロナ禍の時に、妻の竹内結子を亡くし、連れ子と自分の産まれたばかりの子どもを引取り暮らす父。この映画の人情そのものを地でやってる人だからふところの深い微笑みにも説得力が増す。
こういう訳は不倫俳優がやっても説得力ないからね。
紅萬子さんは久しぶりに観たら知らぬ間に紅壱子さんに変わってて驚きました。
私がアップデートできてなかっただけなんだがm(_ _)m
それを言うなら尼ロックのこともこの映画を観るまで不勉強で知りませんでした。ごめんなさい。
阪神・淡路大震災については、観て辛くしんどくない程度にされど伝わるようにちょうどいいさじ加減で描かれていた。広島や長崎の原爆の被災者を映像化せず1分の語りで済ませたオッペンハイマーや、東日本大震災で亡くなった母を描いたものの配慮が足りず、映画館内でフラッシュバックを起こした人もいたすずめの戸締りに比べるとよくできた取り扱い。
あまろっくのような家族を、まわりの社会を守れる素敵な大人になりたいな。
本編ではアレンジされたユニコーンABEDON作曲のあまろっくが静かにかかり、エンディングでは、奥田民生作詞
、ABEDON作曲のユニコーンのあまろっくがかかりました。曲の余韻もあいまって生きる勇気、血の繋がりを超えた家族の絆を大事にしようと思わせる作品でした。
いや・・・アブダビ行けよ!!
古き良き人情モノの映画でした。ラストは晴れの舞台で大団円。めでたしめでたし。
いい映画ですが、ツッコミたくなるような所もしばしばありました。
潰れかけの鉄工所のハゲたおっちゃんの所に、20歳で美人で性格の良い嫁がやってきて、社会不適合者でニートになってしまった娘の所に、京大出のエリートサラリーマンが見合いにやってきて、ハゲたおっちゃんは死んでしまったけど、子供産まれるし、みんなで鉄工所を盛り上げていこうという話。
エリートサラリーマンは「砂漠に新幹線を走らせたい!」とか言ってたのに、鉄工所の兄ちゃんに「おい!新入り!遅えぞ!!」とか言われて幸せなんだろうか?とふと思ってしまった。
まあでも細かいところは気にせずに、主人公が幸せになって良かったね。でいいかな。
天使すぎる20歳の再婚相手
兵庫県で起きた特定の震災についての描写があるので注意
今年151本目(合計1,243本目/今月(2024年4月度)25本目)。
(前の作品 「フレディ・マーキュリー The Show Must Go On」→この作品「あまろっく」→次の作品「陰陽師0」)
大阪市在住の私ですが、尼崎に行く機会があまりなく(尼崎で必要なものは大半大阪市で買えるため)、逆に尼崎から大阪市はベッドタウンという扱いで「人の流れ」が極端なようです。
…といっても私も尼崎市のこの「尼ロック」のことは全然知らず(ごく一部において実話を参照している。実際「尼ロック」がなかったことの尼崎の描写が写真ベースである)、この「尼ロック」をメインとしながら再婚するだのしないだの、誰かを好きになるだのといった話に流れていきます。
実質的には尼崎市(兵庫県)の「ご当地映画」の色彩が強く、映画として見たとき他の作品と比べてどうか…と思った点はあるものの、この点のいわゆる「ご当地もの」は多少の差はあってもそうなることが多く、多少変かなと思う点はあるもののそこまで突っ込んでも仕方がないのであまり厳しくはみませんでした。
といっても、今からもう25年ほどになりますが「兵庫・大阪が被害になった震災」について触れているシーンがあり(本質論ではないが、映画の一つのストーリー上の展開になる)、そこは何らか配慮が欲しかったです(日本では震災ものは何らか注意しましょうという描写が入るので)。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.2/震災に関する配慮不足)
もう25年も前のことだし、他の大きな震災(特に東日本大震災ほか)に比べるとどうしても後者のほうが日本では強めに大きく評価されることがありますが、この点は今でも時期になると取りあげられることもあり、映画のタイトル他からこの展開は想定できませんので、何らか「注意書き」が欲しかったです。
(減点0.2/自宅と不動産を売る)
民法上は177条の扱いですが、宅建業者?から資料をもらってきて「ほら、ここに印鑑を押して」などと言われますが、土地の売買は他の売買と違うので(土地だけでも不動産登記法という特別法があるし、工場に関しては工場抵当法という特殊な法律がある)、ここは「ただのお買い物」ではありませんので、正しく描写して欲しかったです。
(ただ、この点厳密に「描きすぎ」で混乱させたのが「シャイロックの子供たち」でこちらはこちらで司法書士の資格持ちじゃないと理解できないんじゃないかというレベルで難易度が極端だったのですが、土地・工場ほかの不動産の得喪(177条ほか)を単に「ハンコを押して」というのはちょっと違うんじゃないかというところです)
尼っ子は皆見るべき作品!!
今年BEST3に入るかもしれない。
系統としては~サバカン~に似ていたと思います。家族愛、尼崎愛。本当にどこを切りとっても温かい気持ちになれるお話。
私は兵庫県在住ですが「尼ロック」は知らなかった…ずっと行ってみたいと思っている尼崎城とか、他にも近いのに知らない尼崎の名所がいっぱいです。
もうお話についてはあんまり言いたくなくて、ぜひ劇場か配信で見て欲しいです。間違いなく江口のりこさんの代表作ですね。鶴瓶さん親子で出ていて、中条あやみさんも演技にいい味が出されてました。
私は若い頃は自分の大阪弁を直したくて、テレビで見て標準語ばかり勉強している子どもでした。いくつかの面接でも東京の人?と聞かれるくらいに標準語を極めてました(笑)でも今は全くもって関西のおばちゃんになりましたね。年と共に大阪弁が心地いいのですよ。
それに…昔と時代は変わって大阪弁の抵抗も世間になくなったように思います。それはダウンタウンが売れてくれたおかげだと思います。それまでは大阪ってちょっと荒っぽいイメージで距離を置かれていた感じでしたね。でも今は、朝ドラでも映画でも、大阪弁を主体にするドラマや映画が多くなってきました。役者の人たちも大阪の人ではないのに関西弁を極めていることが多くてびっくりします。「BAD LANDS」とか「市子」とか「カラオケ行こ」とかも、がっつりと大阪弁ですものね(笑)
でも今回の映画はあえて”関西人ばかりを入れてキャスティング”をされていました。これは本当に良かった。大阪弁だけではなく、関西ならではの空気、ノリツッコミが作品の中で盛りだくさん!!だからです。笑いのツボというのが、関西以外の人がご覧になったらどう感じるかわかりませんけど、愛ある物語であることは感動してもらえるんじゃないのかな。
まだ4月なのに今年のBESTに入りそうな気配が…まだわからないけどね~楽しみです♪̊̈♪̆̈
下町の人情映画としてなかなかのモノだと思います
家族は、あいさつと一緒のご飯
中条あやみさんのファンでして、なんだせっかくの新作なのに、わたしの県では上映がないなぁとボヤいていたところ、法事で東京にいる間に完成上映会があって、しかも中条あやみさんが登壇する!こんな偶然はないなと観に行ってきました。
予想より数段しっかりした作品でした。「あまろっく」を建造物だとは知らず、尼ROCKだと思っていたからなんですが、さすが監督が6年くらいかかりましたと言ってるだけあって、物語もオチもとても面白かったです。まぁ生きていればいろいろあるけど樂しい映画を観て、また生きて行こう としたい方々にお勧めです。
江口さんは適役です。化粧っけのない憮然さは彼女の右に出る女優はいないと思います。「ぐるりのこと。」を鮮明に覚えているんですが、磨きがかかってます。鶴瓶さん、まさかのスタイル抜群。羨ましいです。
中条あやみさんはファンとか言っておきながら作品をコンプリートしてないんですが、生意気な言い方ですが、演技が上手くなったと思います。これまでは、なんというか、中条あやみが出てきた! みたいな感じだったんですけど、今作では普通に役に入ってきた感じです。江口さんとの絡みも絶妙でした。生の中条さんも初めてだったんですが、素敵でした。
結論、やっぱり家族を大事にしよう。家族を大事にできない奴は男じゃない、と再確認して新宿ピカデリーをあとにしました。
最後に、わたしは挨拶がある上映会に余り参加したことはないんですが、司会者はあんなに態度がデカいんだと驚きました。取材がたくさんいましたが、させてやってる 的な対応なんですね。あと、わたしは当然一般席ですが、隣りにいた女性2名、挨拶が終わったら作品を見ないで帰って行きました。失礼な奴もいるもんだと思いました。
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