「ファンタジーで泣けるホームドラマ。」あまろっく のりたまちびさんの映画レビュー(感想・評価)
ファンタジーで泣けるホームドラマ。
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この前に、「あんのこと」を観て、かなりずーんと沈んでしまい、お口直しにこれを選びました。
どちらもホームドラマだけど、まさに天国と地獄。
浄化の涙で浮上できました。
竜太郎が、こんなに気立てもよくて美人の妻をふたりも持てた謎は置いておいて。
やっぱり、子どもにとって、あたたかい家庭ですくすく育つって、大事だなーとしみじみ思いました。
ただ、この主人公 優子は、名前は「優しい子」だけど、頭は切れるが空気が読めない人で、今のご時世、どんなに優秀でも職場からはじき出されるよなと納得。
リストラされ、実家でニート状態の優子に、竜太郎の新妻 早希が、優子の欠点をストレートに指摘するところはよかった。
優子には、かなり深く刺さったようで、変わるきっかけになったんじゃないかな。
この映画を鑑賞して、すでに見送った両親の生い立ちや想いを共有しておけばよかったとしみじみ思いました。
後半は、優子と自分の気持ちがシンクロして、もう涙、涙でした。
と言っても、20歳の美人がおじいちゃんの竜太郎と結婚するか?とか、優子のフィアンセが会社を辞めて優子たちの町工場に就職するか?とか、ツッコミどころ満載でしたが。
特に、流産しかけた早希が、安定期になっていないのに飛んだり跳ねたりして、リアリティがない。
まあ、全部ひっくるめて、ファンタジーな吉本新喜劇と思いました。
今度、阪神電車で尼崎に行って、あまろっく見に行こう♪
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