劇場公開日 2024年12月20日

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型破りな教室のレビュー・感想・評価

全154件中、121~140件目を表示

4.5自分と同じ絶望を子供に押し付ける親たち。メキシコにも真面目に前向きに考える人がいるんだと初めて知る。

2024年12月28日
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ITOYA

4.5教育に携わる人間として、実話ベースであることも含めて希望になるよう...

2024年12月28日
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教育に携わる人間として、実話ベースであることも含めて希望になるような映画だった。

成績至上主義、学習指導要領至上主義よりも、子供の知的好奇心をくすぐること。子供に自らの可能性について肯定させること。教育者として理想的な展開だったと思う。

砲弾やら貧困やら逃げ場のない世界で、それでもね…とぐっとくる。

下の子をお風呂に入れることで浮力について知ったときの喜びの表情、どんなときも寄り添ってくれた校長先生、忘れられない。

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わたろー

4.5教育を根本から考え直す

2024年12月28日
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【可能性を信じれば、希望を持って生きていける】
教師と生徒の関係を描いた映画は数多くある。それでもこの映画は異彩を放つ。舞台となるのは、教育環境が厳しい地域にある国内最低レベルの小学校。ここで型破りな教師が子どもたちと出会い、彼らの人生に小さな光を灯す物語だ。教育を取り巻く困難や現実に直面しながらも、子どもたちが未来へ向かう姿を描いている。

【邦題からは伝わりにくい映画のテーマ】
「型破りな教室」という邦題は興味を引きやすい。しかし、原題の”radical”には「根本から覆す、根源に立ち返る」というニュアンスが込められている。主人公である教師の視点は、教育の根本的な問い——「どうすれば子どもたちは学びたくなるのか?」——に立ち返り、その答えを模索する挑戦そのものだ。この映画は、そうした問いに対するアプローチを観客に問いかけている。

【学習の根源は「人間の好奇心」】
どんな人間も本来好奇心を持っているが、子どもたちがそれを失う原因はしばしば大人にある。この物語では、意外性のある方法で生徒たちの好奇心を呼び起こし、学ぶ喜びを再発見させる教師の姿が印象的だ。

【教育者の役割を問い直す】
限られた資源や困難な環境の中でも、教師は子どもたちの可能性を信じ、その力を引き出そうとする。学びの場において、教育者は知識を与えるだけではなく、子どもたちの中に眠る好奇心という灯火を守り、燃料となる題材を提供し続ける存在であるべきだと、この映画は教えてくれる。

【境界を超えて学ぶ】
この映画は、知識に境界線を引くのは誰なのかという根本的な問いを投げかける。学ぶ意欲に年齢や環境の制限は必要ない。子どもたちの中に火がついた好奇心は、どこまでも進んでいく力となる。

【深く考えさせられるもう一つのメッセージ】
映画は、教育をめぐる現実の問題にも目を向ける。教育の機会が与えられない子どもたちがどれほど多く存在するのか。学校や教師だけでは解決できない社会全体の課題であることを、この映画は静かに訴えている。未来を担う子どもたちのために、大人として私たちは何ができるのか。この映画は、教育を社会全体で考える必要性を改めて問いかけてくれる。

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ブログ「地政学への知性」

4.5Radical

2024年12月27日
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ブレミンガー

4.0人生の舵は自分で取れ

2024年12月26日
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こころ

4.5本作が実話からどれだけ脚色されているかは不明だが…

2024年12月26日
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フォーカスする生徒を3人絞ったのは良かったと思う。
特に哲学を学ぶ少女が良かった。
その理由は、少女の口から「避妊」を語らせたこと。
メキシコは敬虔なカトリックの国。
中絶はもちろん避妊だって忌避される国のハズ。
にも関わらずその物騒な話題を扱い、あまつさえ少女に「避妊すべき」と言わせるのだからメキシコ本国の反応はどうだったのだろうか?

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みっく

4.0【”生徒自身に自らの可能性を想像させる授業。”今作は、既成のカリキュラムに捉われず、子供の好奇心を刺激する授業により飛躍的に学力向上を実現させたメキシコ人教師の実話の実写化作品である。】

2024年12月26日
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悲しい

知的

幸せ

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NOBU

5.0知的好奇心こそが、私たちの最も偉大な業績を推進する燃料である。

2024年12月26日
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おひさまマジック

5.0メキシコの貧困の現実。子どもたちの可能性、潜在性。

2024年12月26日
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メキシコの貧困の現実。子どもたちの可能性、潜在性。

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Emiri

4.0面白い先生

2024年12月25日
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成績悪かったけど、ホントはめっちゃ頭がいい。

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完

4.0すごく良い映画

2024年12月25日
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ダイヤの原石をどうやったらダイヤにできるのか。
先生が優秀で熱意がなきゃいけない。

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チャーリー

4.5導くことの素晴らしさ

2024年12月24日
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詰め込み教育への問題定義と挑戦を描かれている。主人公の先生ごスペシャリストではなく、自主学習からのチャレンジ。無理やり覚えさせるのではなく、やる気を産み出すコーチングを教師が行う姿に理想の教育者が見える。

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ショカタロウ

3.5子供が家で勉強していると親が止めさせようとする世界の話

2024年12月24日
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2011年、当時のメキシコにおける治安の悪さを象徴するかのように、本編のドラマとは関係なくずっと銃声や悲鳴が聞こえている作りで、今年公開の『関心領域』みたいと思ったが、『関心領域』と違うのは、この構造が物語後半の展開に直接関わってくるところ。

先生や生徒の台詞の中に、人生の教訓になりそうな哲学的な内容が多かった印象。
納得できることもあれば、それはどうかなと思うこともあった。

個人的に一番同意した部分は、学校の教師が「生徒に舐められたらダメ」というのに対し、主人公の教師・セルヒアが「僕とは正反対の意見ですね」みたいなことを言う場面。
昔あったCMの台詞で「教師は嫌われるのが仕事」というのがあったが、個人的にこの意見には反対で、まず教師は生徒から好かれて尊敬されることを目指すべきだと思う。
その方が教師の伝えたいメッセージが生徒に浸透しやすいと思うのだが。

やる気のない生徒が、セルヒア先生の型破りなやり方で授業に夢中になっていく場面は、2021年公開のデンマーク映画『アナザーラウンド』の授業シーンと比べると、説得力が弱かったように感じた。
というか、『アナザーラウンド』の授業シーンは、映画史に残る名授業だと個人的には思ってる。

両作共通のメッセージは「教師は生徒が興味を持つような授業をしろ」ということで、そこを否定する教師はいないと思うが、それって実はものすごく難しいことなのでは?
たぶん、そこそこ儲かっているお笑い芸人ぐらいの人を惹きつける能力が必要で、日本全国数万人の教師全員にそれを求めるのは厳しいものがあると思う。
努力すべきだとは思うけど。

本作のような映画でありがちなのは「通常の授業のやり方を全否定して、こっちのやり方が正しい」という見せ方。
子供は多様で、勉強のやり方の合う・合わないは人それぞれだ思う。
「セルヒア先生の型破りな授業」より「定番の授業」の方がやりやすい子供もいると思うので、今までのやり方を全否定するのではなく、こういうやり方もあるよ、ぐらいの描き方の方が良かったように思う。

この映画で不幸だと思ったのは、親が子供の勉強を否定してしまうこと。
子供が家で勉強していたら、日本だったら泣いて喜ぶ親ばかりだと思う。
親が子供を自分の所有物と思っているから、こういうことが起きるのかなと思った。
でも、自分の将来を楽にするために子供を作る親は、日本にも多い印象。

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おきらく

4.0興味ある分野を伸ばすことと、基礎学習を均一化することの境界線はどこにある?

2024年12月24日
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悲しい

知的

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Dr.Hawk

3.5クリスマスには重かったかな

2024年12月23日
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Oyster Boy

5.0「誰が最初に間違える?」

2024年12月23日
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楽しい

興奮

知的

今年298本目。

新宿武蔵野館で。
誰が最初に間違える?
君達が必ず持っている物がある"可能性だ"。
サンダンス映画祭映画祭観客賞受賞、納得です。
2023年メキシコ興業収入1位、300万人動員。
海外の良作は偶然の出会い(セレンディピティ)で嬉しい。

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ヨッシー

4.5事実は強い!感動してしまった

2024年12月23日
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金八に代表されるこの手合はかなり苦手だが惹き込まれた。映画的に見やすく受けのよいトピックで構成したとしても、結果数字を残したというのが説得力あり。不可欠な紙の勉強を自発的に行ったのなら凄すぎるかも。
生徒の大半はプロ子役ではないらしいし、セルシオと校長もスター性が無いのもよいし😆実勢社会に呑み込まれたニコとルペでアクセントも付けた(コレは事実なのかな?)

革新的だけでは教師は泳げない、弱そうな校長だけど理解者がいて良かった。

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JAG

4.0メキシコのリアルと世界共通の子供たちの無限の可能性

2024年12月23日
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泣ける

悲しい

幸せ

そう、子供たちの無限の可能性(ポテンシャル)は世界共通だ
そして、その可能性を大人の都合で型にはめて、数字で評価して
個々の個性や可能性に蓋をしようとすることも世界共通だ
数字で判断するのは社会や先生のエゴであり職務怠慢だが
個人個人と正面から向き合うことは先生にとってはとてつもない
エネルギーであることは間違いない
武田鉄矢さんの金八先生に当時中学生だった私は感動したものだ
それでも、「こんな先生はいない」とも思っていた 現実味は感じなかった
確かに日本では幻だったかもしれないが、映画の中の生徒も先生もひたすら
人間らしいリアルさにあふれている
それが、メキシコという国のリアルさも相まって、静かに闘うメキシコの先生の
子供たちへの愛情と、個々の生徒の抱える「現実」から打ちのめされるリアルに
見ている我々は感情を揺さぶられる
ただ、全員の生徒を救う事は出来ないこともリアルだが映画の中では
救われない生徒にも、「救い」が描かれていて涙が溢れながらも心が救われた
「誰がボスかを判らせてただ従わせればいい」
「あなたにその本はまだ必要ないでしょ」
「テスト対策の勉強だけ効率よくすればいいんだ」
私達の周りにあふれる、子供たちを「殺す」言葉にあふれる中
「君たちには無限のポテンシャルがある」
「宇宙飛行士にだって、哲学者にだって、彼女の夢を支える無二の男にだってなれる」
死んだ目の子供たちの目に光が輝く言葉がそれらをはじき返す力になっていく

彼女の名前が刻まれた小舟を、校長先生と一緒に海原に押し出すシーンが好きだ
生まれたばかりの末っ子の面倒を見るために試験を受けに行けない子供の目には
ちゃんと光が残っていることを描いているシーンが好きだ
ずっと、学校の外から、不思議そうに校庭の生徒の様子を見つめている子供が
最後に門の前に立って中をのぞいているシーンが好きだ
そして私が一番好きなのは、校長先生だったりする

いい映画だった

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椿六十郎

4.5ゴミ山さえもが美しい。

2024年12月22日
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pen

4.0学びの力と人の可能性、そして社会の壁

2024年12月22日
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『型破りな教室』は、子どもたちが持つ無限の可能性を描きながらも、社会の壁がもたらす現実の厳しさを強烈に突きつける映画でした。
観終わった後、頭の中で矛盾した感情が渦を巻き、すぐには言葉にできない余韻が残ります。
希望と絶望、喜びと悲しみと怒り、これらが同時に押し寄せ、深い問いを投げかけてくる映画です。

主人公の教師が実践する教育スタイルは「問いを起点に学びを引き出す」というものでした。生徒の知的好奇心や内なる意欲を刺激し、彼ら自身に思考し、学ぶ方法を見つけさせるスタイルです。
ティーチングではなく、コーチング。既存のカリキュラムを無視し、教科書に頼らない型破りな方法による子供たちの劇的変化は、既存の教育システムを明確に否定しています。

そのアプローチによって、子どもたちは学びの喜びを知り、好奇心が目覚め、才能が花開いきます。そして自分の未来に無限の可能性を感じるようになります。
しかし、それを許さない現実が立ちはだかります。貧困や教育の価値を知らない親たち、麻薬取引など治安の悪い地域環境。その中で、学ぶ力や秘めた可能性ではどうにもならない「社会の壁」が、子どもたちの未来を奪おうとします。

映画の最後に引用されるアインシュタインの言葉――「私の学びを妨げる唯一のものは、私が受けた学校教育である」――は、まさにこの映画のテーマを象徴しています。
教育システムが可能性発揮を邪魔せずに、引き出しサポートするものになるにはどうすべきか。この問いは、映画の舞台であるメキシコだけではなく、私たち自身の社会にも当てはまるものです。

『型破りな教室』は、学びの力の無限の可能性を信じる一方で、それを阻む社会の現実を赤裸々に描き出した作品です。その矛盾が、私たちに「では、どうするのか」と問いかけてきます。そして、観終わった後も頭の中で問いが残り続ける。そんな映画でした。

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nonta
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