型破りな教室のレビュー・感想・評価
全152件中、41~60件目を表示
予想通り・その通りの内容ですが、そんなの関係ないくらいに─
ずーっと気になっていた作品でしたが、多分ああだろうとか恐らく型破りでも結構ありふれたものがたりじゃね?なんて酷い思いから、まぁ見逃しても─なんてことも感じ始めていましたが・・・
ようやく見ることができたわけですが、内容は、その通り!といったもの。でも、想像しないくらいに心に響きました。
理想と現実、そのせめぎ合いが実に素晴らしくて、まさに喜怒哀楽すべてを刺激される傑作ではないでしょうか。
あまりの内容の面白さに、その質とか演出とか、そんなテクニカルなところなんて全く気にならないくらいで、むしろ、周りから聞こえてくるあらゆる水音の方が気になったくらいに、見ている人みんなが作品に見入っていたような気がします。
こんなことを言うと元も子もないとは思いますが、この作品のこの内容ならば、映画という媒体でなくとも、テレビでも携帯でも、極論小説や漫画であっても、同じような感動を味わうことができるではないでしょうか。
自分の場合は、誘惑を遮断してくれる映画というこの閉鎖空間こそが最も集中して堪能できるので、この映画は最高です、ということになります。
メキシコの、治安最悪の地帯にある、小学校。 学力も最悪、やる気もな...
過激で型破り
メキシコの国内事情を背景に描かれる実話ベースのお話です。どうしようもないやるせなさを感じると同時に、子供たちの将来への希望も熱く伝わってくるお話です。
作品紹介を読んで気になった作品です。
メキシコの映画を観るのも初めて(多分)な事もあり
鑑賞してきました。・_・
お話はというと…。
◆アウトラインは
貧困と暴力、そして格差。
画面に映し出されるのは、メキシコという国の実態。
老婆の座った車椅子を押す少年。
近づいてきたバイクの少年が「隠れていろ」と言い
そのすぐ後を、手を縛られた男が車に繋がれて
どこかへと引き立てられていく。んー
日本なら、戦後の混乱期でも見ることのないような光景かも。
「MADMAX」の世界感を持った作品なのかと錯覚しかけた。
だが、メキシコでは良く見かける光景のようだ。@_@;
多くの子供は小学校を卒業すると働き始める。いや
かなりの割合で、小学校を卒業できない子供もいるらしい。
子供は家庭内の貴重な労働力になっているのだ。
明治、大正、そして昭和と。
戦前の日本の農村部なども、子供の立場は似たようなモノだった
のでしょう。しかし、この作品の時代は今から数十年前などでは
ない。2011年。
今からほんの10数年前に起きた実話がベースになっている。
◆あらすじ的な内容は
舞台となったのは、マタモロスというアメリカとの国境近くの町。
その町の小学校に、一人の教師がやってきます。
そこから始まる、教師と生徒たちとの交流のお話です。
教師の教え方は、恐らく「指導要領」とはかけ離れたモノです。
最初は当然、とまどう生徒たち。(それはそうかも ・_・;)
けれども、この教師が生徒に教えようとしているのは「考える力」
であったり「積極的な行動」だったりします。
この教師、校長先生をも巻き込みながら、時には強引に、時には
一歩下がりながらも自分の考える方法で子供たちに接して行くのです。
(この校長、好きです♡)
次第に「考える楽しさ」が分かってきて、画面に映る子供たちの姿に
「明るさ」が見えるようになっていくのが印象的でした。
けれども、順調に進んでいくばかりではなく… あら
・そんな教師を快く思わない「旧態依然」な教師たちの反発
・本来学ぶべき学習項目がほとんど進んでいない
・全国学力テストの「不正」への参加強要
・卒業後には現実が待ち受ける子供に「夢を見せるだけ」との反発
そして、天才女子生徒に仄かな恋心を寄せるようになった男子生徒。
彼には、不良組織に加わっている兄がいる。
自分も手伝い的な行動をしていたのだが、組織に入らないと伝えると
それを許さない不良組織の手が、その女子生徒に伸びてしまい…。
あああ…
◇
と、まあ
メキシコの抱える 光と闇、それを描きながら未来への希望をも描き
出した作品。ひと言で言えば、そんな作品に思えました。
単純に面白いとか悲しいとか、それだけの内容では無いです。
くすっと笑ってしまう場面も多々あるのですが、終始表面には出て
こない奥のほうで、何か穏やかならざるものを感じてしまう…。
複雑な感情が交錯しながらの鑑賞でした。 …・_・;;
けれど、 観て良かった。
それは間違いないです。
◇あれこれ(登場人物に寄せて)
■フアレス先生
迷える導師。
生徒を導きたい想いに溢れているが、時には自分も導かれたいヒト。
校長室に乗り込んで何を言うのかと思ったら
” 君は正しい と言って下さい ”
” …… ”
” 君は意味不明だ ”
うーん そうなりますよね。・_・;
■ルペ
悩める哲学者。
現実を見ながら未来への扉を探す君のコトだから
回り道したとしても、学びたい気持ち揺らがない。きっと。
産まれたばかりの妹を抱きかかえ見つめる表情には、家族
への愛が感じられるただけではありませんでした。
きっと数年先の進学と、それまでに学べることを模索して実践
し続けるのではないだろうか。そう思います。
■バロマ
優しき天才。
学びたい。けれど目立ちたくない。
父を見捨てるなど考えられない。
ならば夢を諦めることは…できる? できない?
手作りの望遠鏡を作りながら将来への夢を観ていた少女の前に
現れた一人の教師が、希望の扉を開くきっかけをくれました。
■ニコ
悲しき不良(…の予備軍)
” どうすれば女の子の気を引けるの?…センセイ ”
気を引くどころか、パロマの永遠の記憶として心にに残りました。
間違いなく、君はパロマのヒーローだ。
■チュチョ(校長センセ)
この人を忘れてはいけません。・_・
最初はアタマの固い、古い考えの先生かと思わせておいて
次第にフアレスの影響をうけ、自分も変わり始める人。
もしかしたらこの先生も昔は、熱き志を抱いていたのかも。
◇最後に
作品を通して振り返ったとき、印象に残っているのが
「 子供たちのキラキラした瞳と笑顔の表情」です。
ルペもパロマも、他の子供たちもみんな輝いてました。
この子たちの将来が、より良いものになりますように。
そう願わずにはいられません。
◇おまけ ・_・ あら?
フアレス先生の中の人(?)
” フアレス先生、巻き舌の発音を教えて下さい ”
” 来る作品が違うようだが、まあ良い …こーだ ”
「あいのうた」でも熱血指導の教師でした。・_・♪
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
観たあと、色んな思いが浮かんでくる映画
観てよかった。
過酷な家庭環境と、知を一方的に「伝達」される授業で、学びに対してやる気や意欲を奪れていた子どもたちが、新任熱血教師の探求的授業によって変わっていく。
日本の現状に重なるな。
最後、母親に乳児の世話のため学校を休ませられた子が結局登校できなかったのは残念。
でも彼女には公共図書館がある。
彼女が学校の図書室に本を探しに行って、空っぽな書架と司書のさんざんな態度にへこまず、そのあと公共図書館に行って、たくさんの本に出会い司書のレファレンスに助けられるシーンは、すごくよかった。
学びは学校だけじゃない。
彼女はきっとそうやって学び続けるだろう。
だって、先生から「可能性は誰にもある」と気づかせてもらえたから。
よき映画でした。
メキシコの厳しい現状
実話ベース&主演のエウヘニオ・デルベス(『コーダ あいのうた』の音楽教師役)が先生役という
ことが鑑賞動機です。
主人公フアレス先生と校長先生の関係性が徐々に熱い友情になっていくのが、すごく胸熱でした。
また、生徒のパロマ(実在の天才少女)、ニコ、ルペ、この3人にスポットを当てて
物語を進行させていき、この3人の学問への興味・向かい合おうとする姿勢が
フアレス先生との出会いによって変化していくところも、すごく胸熱でしたね。
ただ、メキシコという国の状態、それぞれの家庭環境、この国の文化、が、
なかなか教育・学問で素晴らしい成績をおさめたり、天才的な子どもがいても、
世に出ていくのが難しかったりするのでしょうね。
そういうことを思うとやるせなくなったりもしました。
でも、胸が熱くなる、すごく良い作品でした。
フアレス先生・校長先生をはじめ、子どもたちの俳優陣の演技も素晴らしくて、
良い映画を観たなあと、うれしく思いました。
こういう作品との出会いがあるから、映画鑑賞は楽しいですし、人生が豊になるように思いますね。
メキシコの土地の様子はリアルだが、肝心の教室内容は少しガッカリ
評判の良さに惹かれて鑑賞したが、教員としては期待はずれであった。教師は大勢の生徒を相手にすることに大変さがある。特にこの映画のような地域ならば、問題を抱える生徒は何人もいるはず。それなのに、全編を通して主人公教師が関わっていることが描かれるのは3人の生徒のみ!(そのうちの1人が全米1位をとったという実在の優秀な子。)また、描かれる授業内容が目新しくないのにもガッカリ。等差数列の合計を直ぐ出せた生徒を天才の証拠のように描いたり、生徒を惑星に見立てて自転させたり、どこでもやっていることでは?冒頭で、主人公が生徒の興味を引こうと投げかけても、生徒はキョトンとするばかり、という場面こそがリアルで、そんなにすぐ浮力の理解ができる子ども達になるか?
ただ、乾いたメキシコの風景には目を奪われた。これは一見の価値がある。
太った校長先生がだんだん味方になってくれるのは微笑ましい。子守でまた学校に行けなくなったルピはどうなったのか気になる。
国境沿いの学び舎。
実話を元にしたメキシコ発の意欲作。ギャングが蔓延り、銃声が鳴り響き、通学路には死体が転がっている。そんな日常を生きる子供達。実在する国境付近の小学校を舞台に学ぶことの意味やその価値、そしてメキシコという国を生きる子供達の置かれた環境など、色々と考えさせられました。
全国でも最低レベルの小学校に新しい先生が赴任してくる。そしてカリキュラムそっちのけのまさに型破りな授業が始まる。初めは警戒心MAXだった校長も巻き込んで、眠っていた子供達の好奇心が刺激されてゆく。これこそが学ぶことの本質なのだと思い知らされる。
まるでドキュメンタリーのような授業のシーン。演技を越えた子供達の自然体な姿がとても眩しい。一方で日本ならまだランドセルを背負っている年代の子供が銃を手に大人達の小間使いとして消費されていくというメキシコの現実。どこの国であっても、未来を生きる子供達から学ぶことを奪ってはならない。
傑作
大感動作でした。子どもたちの学びたいという気持ちを何より重視する事ができれば子どもたちの本来持つ可能性を引き出すことができる、と。教育を受けたことがある人、教育をする人、とにかくすべての人に見てほしい傑作です。「コーダ」でも教師役が素晴らしかった主演俳優がこちらでも(タイプはまったく違いますが)素晴らしい教師を演じています。
一点、思ったことです。教室の中で哲学に興味をもった少女が、家庭の都合で子守をせざるをえなくなります。この少女には少なくとも作中では救いはありません。しかし、この少女を描くことは製作者のメッセージを伝える点で大変重要だったのだろうと思います。
つまり、作品の中では素晴らしい教育の機会を得た子どもたちが描かれますが、実際にはこの哲学を志した少女のように、学びたいと思いながら家庭の事情で学べずにいる子どもがたくさんいる、ということです。「なんで親は自分で子育てできないのに子どもを作るのか」と親を責めることは簡単です。しかし親は親で働かなければ、子どもという稼ぎ手をつくらなければいけないという事情もあるでしょう。その課題こを、国がしっかり解決すべきことです。それを作り手は訴えたかったのだろうと思います。
小学校を覗いていた男の子が印象的
教育を受けることができる環境は誰もが持っているわけではない。
小学校を覗いていた男の子が印象的でした。彼は裸足で荷車を引いて服も砂埃だらけで、きっと働いているのでしょう。年齢は低学年くらい。覗いているだけで小学校の生徒ではない。学校の内側と外側の対比にもなっているのか、教育を受けること、学校に通うことができること自体が恵まれている側なのかもしれない。善き教師との出会いって、ほんとうに子どもの将来を左右するほど大切なことですね。子どもの笑顔にこちらも笑顔になりました。
25-008
熱血教師どらまだが、サッカーもラグビーもしない
アメリカとの国境に近いメキシコの貧民街で、最底辺小学校に赴任した教師が、全国学力テストもカリキュラムも無視して子供の「学びたい」という気持ちを喚起し、結果としてテスト結果を全国トップレベルに押しげたという実話に基づくお話です。
最底辺校 x 生徒は学習意欲ゼロ x 熱血教師 と言うと日本のドラマでは子供らをスポーツに導くか、勉強ならば東大を目指すというのが常道ですが、そうした目に見える結果ではなく「学びの喜びを感じさせる」を目的としていると言うのが本作のミソです。ただ、ここでの「最底辺校」と言うのは日本ドラマの「荒れた学校」などという生易しいものではなく、街で銃声がしても道端に死体が転がっていても日常の景色として人々が通り過ぎて行き、子供ら自身も犯罪に手を染める凄まじさなのです。
「三角関数が一体何の役に立つの?」という子供らの問いは、ノーベル賞受賞者に対して「それは何の役に立つのですか?」と問う貧困なる精神のマスコミにもそれは通じると思います。役に立とうが立つまいが「どこが面白いのですか?」を問い、「こんなに面白い」を解説する事が先生やマスコミに求められる務めなのだと思います。
教育が一番大事でしょうよ!!
アメリカとメキシコの国境の町、マタモロスの小学校で
子どもたちは麻薬や犯罪と隣り合わせの環境で育ち、
教育設備は不足、教員は意欲が無く、学力は国内最底辺。
そんな小学校に産休教師の代替えとして
赴任してきた教師ファレスは
今までと全く違う型破りな授業をすることで
生徒たちの中にある可能性を引き出し、
やがて全国トップの成績を上げるまでになったと言う
「実話」を元に制作された本作。
実話の重みと、教育の大事さがひしひしと伝わってくる。
年の初めに観るに相応しい映画だと思います。
映画館でぜひぜひ!!
で、月に8回程、映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
いや〜〜〜〜〜。
子供たちの可能性に賭ける映画ってうまく行けば、
大きなカタルシスなんだけど
そこへ行くまでのハラハラドキドキが切ないくらい辛い。
もうちょっとでうまく行くのに、もうちょっとで人生が開けるのに
親の無理解、世間の反応、悪い仲間等々、
第三者として観てると、もう切なくて歯がゆい〜〜
教育が何よりも一番大事でしょうよ!!
去年から「ホールド・オーバーズ」とか
「リトル・ダンサー」とか子供と教育の映画を観るたびに
子供の可能性を潰さない大人でいたいと強く思う。
私に子供はいないけど、それだからこそ、
教育現場の方々へ敬意を表したい。
良かった!
親ガチャに外れた子供達に希望を与えるべきか
「親ガチャ」という言葉を聞くようになって久しいが、この映画は親ガチャ、もっというと環境ガチャ、国ガチャにも外れた子供達と、その子供達にユニーク名授業で希望を与えようとする教師の話だ。
「デブとマッチョではデブの方が水に浮くのは何故か」
この一見シンプルな問いにわかりやすく答えられるのは大学生でもそう多くはないのでは無いだろうか。主人公の教師は非常にユニークな方法で生徒達に自ら考えさせるよう導いていく。期待もされず、未来もなく、ただテストの点さえ最低限とれればいいと言われて死んだような目をしていた生徒たちが生き生きしていくのは見ていてぐっとくるし、観客の学習意欲も刺激される。
インド映画の「スーパー30」とも似ているが、あちらは親がまだ子供に家族の分までしっかり勉強させようという意欲、よりよい未来を生きて欲しいという願いがあったのに対して、こちらの親たちはそろいもそろって子供達に「学習させる」意欲すらない。
麻薬や銃などの取引に関わる反社勢力を家族に持つ子供、
ゴミ拾いを生業にわずかなお金でその日暮らしをしている親の子供、
弟と妹の世話を任され長女がヤングケアラー状態なのに、さらに一人増やし学校に行かせず赤子の世話をさせようとしている親の子供、
彼らは親ガチャ、家族ガチャに恵まれず、希望も見いだせない生活をしている。主人公の教師は勉強さえすれば未来は開けると言い聞かせるが、果たしてやみくもに希望をみせるのは正しいことなのかという疑問も投げかけられる。個人の努力だけでは親ガチャ、環境ガチャを超えられない人もいるからだ。むやみに希望を与えて失望しても、教師はケアなんてしてくれない。生徒達の親も、おそらくは自身の親や環境に恵まれず人生を変えられなかった人たちなのだ(まあ、そもそも自分の子供にちゃんと勉強させられない環境で子供を作るなよ、と思うが・・・)
映画は事実を元にしたフィクションだが、そこでもすべての生徒が努力によって「報われる」わけではない。努力するスタートラインにすら立たせてもらえない生徒もいる。現実はもっとひどいかもしれない、しかし努力をした先にほんのわずかでも未来をつかめる子供もいて、やはり教師とは子供に希望を与えられる職業であって欲しいと思うのだ。
学びと成長の可能性と現実
「生徒から教えられた」と、きちんと言える先生が素晴らしい。
試験場での涙に貰い泣きしてしまった。
パーフェクトじゃなく、とても人間らしい先生。
だから余計に魅力的たった。
そんな素晴らしい先生の授業を私も受けてみたくなりました。
でも、こんなステキな先生に出会える子どもたちは一握りなんだろうな…。
やはり、産まれたばかりの妹弟の面倒をみるためや、貧困のために学校に通えなかったり、
犯罪に巻き込まれてしまったり、
全てが完璧なハッピーエンドではないところにリアルさを感じました。
いや、本当は、もっと、子どもたちにとって厳しく学び辛い現実なんだろうな…。
自分の恵まれていた子ども時代に感謝しつつ、
忘れていた学ぶことの大切さ楽しさを思い出していました。
子どもに関わる全ての大人に観て欲しい。
私自身、小学校時代の先生たちを一番覚えている。
1日、同じ先生と過ごすからだと思うけれど。
小学校6年間、通信簿の備考欄に、「授業中おしゃべりするのはやめましょう」と書かれる子どもだったので、先生にとっても面倒だったかも。
セルヒアみたいな先生に小学校時代に出会いたかったなー。
勉強は、本来面白いもの。
それを気づけるかどうかは、子ども自身の感受性にもよるが、親や教師などの周りの大人に負うところも大きい。
作中のギフテッドのパルマでさえ、背中を押すセルヒオや父親がいてこそ、その後の開花がある。
彼女にとってはクラスメイトのニコの存在も大きいだろうけれど。
大人が子どもへ伝えることは、「失敗してもいいよ」、「チャレンジすることに意味があるよ」、「どんどん自分を表現してみて」、「君たちには力があるよ」だ。
クラスで一番危ういニコでさえ、セルヒオにもらった言葉「生き方は自分で選ぶんだよ」に従って、最期自ら決断して命がけでパルマを守った。
驚くほど涙があふれた。
私、子育てをやりなおしたい…。
メキシコに比べれば、日本はとても恵まれた環境にある。
この映画、是非全国の小中学校で上映して欲しい。
教師にとっても、子どもにとっても、きっと何か得るものがある。
エンドロールを見て、実話に基づいているのか!と驚愕した。
なんてドラマテックなお話なの。
セルヒオに会いに、命がけでメキシコに行きたくなったよ。
ひとり旅で行くには少々ハードル高いけれど。
ラストのアインシュタインの言葉にクスリ。
「そう思うのは、あなたが天才だからだよ」とツッコミを入れました(*^^*)
全152件中、41~60件目を表示