「見えないものが見える」梟 フクロウ ひなたんくさんの映画レビュー(感想・評価)
見えないものが見える
人の心はかくも弱く、強いのか。
そしてそれは人の行動の細部に現れ、視覚を必要とはしない。
そう思えた映画だった。
人の五感の中でも意識的に記憶に残るものを
インプットしやすい ”視覚”
キリスト教では視覚が五感の中で優劣をつけると一番重要とされる
それがない世界で、人はどのようにものを感じ取るのか。
主人公は盲人である特性を生かしつつ、
見えないけれども”見える”ものを基に、謎を解き明かし、
時に危険な橋を渡り、そして罪を着せられつつも
生き延びて、最後にその集大成ともいえる行動を行う。
全てが繋がり、最後をみた時に、
それが「幸せな答え」ではなくても
「納得のいく答え」になる映画だなと思った。
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