劇場公開日 2024年1月12日

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「きょうだい児の苦悩」弟は僕のヒーロー kinako-catさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5きょうだい児の苦悩

2024年1月12日
PCから投稿

ダウン症とは、21番目の染色体が通常2本のところ3本になっている先天性の染色体異常を言う。ダウン症候群の人は特徴のある顔立ちをしており、全体的に平坦な顔貌、厚い唇、大きな舌、そして、つり上がった目などが共通している。
成長発達面では、筋力や言語発達の遅れがみられる事が多く、筋力が弱い傾向がある。

一般的には、無垢でいつもニコニコしている天使のような存在というイメージ。
けれど、生活を共にしている家族には“天使”じゃ片付けられない事も沢山あると思う。
兄弟で、多感な思春期であれば、好きな子を含めて周りにいいカッコしたいのは当然、という事で、つい、弟を排除してしまう嘘が大きくなってしまう主人公…
正直、鬱陶しい事も多い生活だろうから、誰もがそんな感情を持ってもおかしくない。
だから、彼の事を他人が非難しちゃいけない、と思った。

そして、間違いを犯してしまった彼を見守る両親がすごく素敵♬
この物語で、確かにひとつ、彼は大人になったよね。
見終わった後で、あの家族と一緒に抱き合えたような感覚をいただきました。

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kinako-cat